2009年7月例会レポート

7月18日(土)午後1時30分より、徳島県身体障害者交流プラザ2F会議室において、徳島県難聴者と支援者の会6月定例会が行われました。

 今回の定例会で承認事項がひとつ!今までは月に一度の集まりを「例会」と呼んでいましたが、会員の方より「毎月定期的に例会を行っているのだから、定例会とした方が良いのでは?」とのご意見を頂き、皆さんにお計りをしたところ、全員の賛同を頂けましたので、今後は「定例会」と表現させていただきます。

ナシの会定例会のスタートは、お約束の「一ヶ月の出来事」です。皆さん順番に前回の定例会から本日までにあった、印象に残っている事をお話頂きます。
この一ヶ月間には、ナシの会一泊研修がありましたので、参加して頂いた方は全員その話題となりました。

一ヶ月近く経ったにも関わらず、皆さんからは「本当に楽しかった」「ぜひもう一度行きたい」「あのゲームは良かった」「何でいつもナシの会はかぶり物?」 色々な報告がなされました。

ご参加頂けなかった皆さんからは、「聞こえが更に悪くなり、障害者手帳の等級が進んだ」「こうして皆さんにお会い出来るのがすごく楽しみ」「難聴者対応の便利グッズが、見切り発車で販売されていて、機能せず嫌な思いをした」「病院での対応がやはり不十分」など、色々なお話を伺うことが出来ました。

また、7月1日から受付申請が始まった「パーキングパーミット」も話題に上り、近くの市役所福祉課に申請に行ったが受け付けてもらえず、県庁や県民局、障害者相談支援センターなど限られた場所でなければ申請が出来ないため、もっと小回りの利く対応への改善要望もなされました。

(徳島県のパーキングパーミット関連)
http://www.pref.tokushima.jp/Generaladmin.nsf/topics/CA152C3B95AC0539492575D90022 89E7?opendocument

 参加者の半分以上が、一泊研修や神山の七夕祭り参加していない事もあり、PCを使って写真を中心とした報告が行われました。
ちょうど定例会の前(午前中)に、阿波市で行われている要約筆記者養成講座に、ナシの会の紹介や活動報告に行っており、その折に使用した内容を皆さんにもお見せをし、定例会でも報告させていただきました。

また、8月2日に応神町で行われます防災訓練にナシの会も参加をする事になり、その概要説明と参加者の呼びかけが行われました。

2日には、ナシの会関係者が総勢20名強で参加をする予定になっています。応神町の皆さんに、しっかり耳マークや難聴者の支援方法をアピールしてこようと思います。

来月の定例会(8月22日)の後に、会員の親睦を図る為ビアガーデンが予定されています。会員から「天候に左右されるので、どこかお店に変更した方が良いのでは?」とのご意見があり、その方向で計画をする事になりました。
ぜひ多くの皆さんのご参加をお待ちしています!

お酒あると言う事は・・・彼が来る!・・・彼がいると言う事は・・・かぶり物がある!! 
またこの夏も再現される、かぶラーntのオンステージ!
忘年会まで待てないエネルギッシュなステージをぜひ見に行きましょう!!  

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2009年6月例会レポート

6月20日(土)午後1時30分より、徳島県身体障害者交流プラザ2F会議室において、徳島県難聴者と支援者の会6月定例会が行われました。

 今回は新しいゲストが数名参加頂け、当初の予定では欠席者の連絡もあったので、人数が少ないのではと思っていましたが、急遽椅子の準備をして、いつも以上の出席者となりました。
 

 夢は想い続ければ必ず実現するもの・・・・今回の例会ではその様な一場面もあり、感動的な内容になりました。

 難聴者の会員の一人が、昔大変お世話になった要約筆記をして頂いていた方に、どうしてもお会いをしたいと想っていたのですが、現在は兵庫県に居るらしいとの情報のみで連絡先が分からず、諦めかけていました。
 前回(5月)の例会の時に、たまたま三ノ宮(兵庫県)の方から、要約筆記の現場見学や交流会をしたいと、数名の難聴者と支援者がナシの会の例会に来てくれました。

 そこで事情を話し、ぜひその要約筆記者を探して欲しいと依頼をし、この事をきっかけに、連絡をとる事ができ、今回の例会にその方が参加をして頂けるようになったのです。

 その方は、徳島県で行われた、第二回の要約筆記者要請講座受講生で、県内で活躍され、その後大分県、兵庫県と転居をしながらも、その土地その土地で難聴者支援の為の要約筆記活動を続けられ、大分県に転居の折には「要約筆記の女神が来県」の見出しで、新聞にも取り上げられたそうです。
 当時の要約筆記の活動内容や、阪神淡路大震災時の難聴者被災の様子もお話いただけました。
 「難聴者と支援者が一緒に協力をして会の運営しているのは、とても素晴らしいことです。私が望んでいた理想の形です。これからもぜひ頑張ってください」と、女神から激励の言葉を頂いて、閉会となりました。
 その他の会員の皆さんからは、会場が狭すぎるので、広い所を用意して欲しいとの要望があり、できるだけ対応したいと考えています。
 また、耳マークのロゴ入りTシャツやベストを作って欲しいとの要望もあり、会費の一部を使って製作する事にも賛同を頂けましたので、早急に調査をする事になりました。
 8月2日に市内で災害に対応した訓練が行われる予定で、その訓練に参加する方向で調整する事にもなりました。
 参加の方法は現在は未定ですが、耳マークの旗等の設置、耳マークのTシャツ又はゼッケンを付けた会員の参加、現場で要約筆記者からの情報提供を受けるデモなど、難聴者と耳マークの存在をアピールできればと考えています。
 本会の大きな活動のひとつとして、耳マークの啓発があります。
今回は県内の旅館やホテルにコンタクトをとり、耳マークの掲示をお願いするのと共に、緊急事態が発生した時にチャイムや電話では聞こえず、避難誘導が遅れる可能性がある事を理解していただき、視覚や振動により連絡が取れるアイテムの導入も合わせてお願いに行く事になりました。
 これについても良いご報告ができるように頑張ってみます。
週末ストレスから開放されていたFe記 

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2009年総会・5月例会レポート

200905165月16日(土)午後1時30分より、徳島県身体障害者交流プラザ2F会議室において、徳島県難聴者と支援者の会の総会が行われました。
会員数は25名(4月1日現在)となっていますが、総会の出席者は19名であり、会則に記載の過半数の出席をもって成立する規定を満たし、本総会は成立して始まりました。

開会のことばに引き続き会長あいさつの後、小西議長が選出をされ、議事が行われました。
議事の内容は
①平成20年度事業報告
②平成20年度決算報告
③平成20年度会計監査報告
④平成21年度役員改選
⑤平成21年度事業計画
⑥平成21年度予算
となっており、滞りなく議事は進行されました。
(下記に、平成20年度事業報告および平成21年度事業計画を記載しておきます。)

その他の議事では、会費の金額が少な過ぎるのでは?との指摘がありましたが、議論の結果、今年度は据え置きの年会費¥1000、10月以降の入会¥500となりました。
また、慶弔に伴う出金については、明確な金額設定をせず、事例が発生した時に役員の協議によって決定をする事になりました。
(下記に、平成20年度事業報告および平成21年度事業計画を記載しておきます。)
 その後、例会を行いました。 新しい参加者もきて頂き、会員登録もして頂きました。
恒例の、近況報告を皆さんひとり一人から話して頂き、興味深く聞かせて頂きました。
病院で内視鏡の検査を受けたときに麻酔を使用して、気が付いた時には検査が終わっていた方のお話には、参加者から検査方法の事前の説明は十分行われたのか?等の質問も出てきました。

要約筆記者の派遣が、障害の程度(等級)に関係なく、派遣してもらえるようになって喜んでいると言う嬉しい報告もあれば、非常に親しくしていた友人が突然亡くなり、落ち込んでいると言った悲しい報告もありました。

悲しい報告と言えば、要約筆記者としてお世話になっていた阿波女さんの突然の訃報も衝撃的な出来事でした。先月の例会には、一生懸命PCに向かって要約筆記をして頂いていた姿が目に浮かびました。

また、急性低音障害型感音難聴になって、難聴の方が絶えず感じている不快な感や聞こえの不自由さが少し理解することができた会員さんもいました。

20090516_1近況報告が終わった後で、ワイヤレス玄関チャイムの紹介がありました。特別な商品ではなく、一般的な量販店で売られている物で(¥2000程度)、押しボタンは玄関先に両面テープで取り付けるだけで、ワイヤレス(無線)で使用することができます。音(チャイムやメロディー)と光(小型のフラッシュ)で、来客を知ることができる価格の割には優れものです。

これをベースに、パトライト(赤色回転灯)が連動する方法を研究することになりました。次回の例会で発表予定です。

例会の後半には、兵庫県から要約筆記の勉強のため来県したグループが例会を覗きに来ていただけ、例会終了後には交流会を行い、色々な情報交換がなされました。

  20090516_2

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2009年4月例会レポート

4月18日(土)障害者交流プラザ2Fの会議室で4月の例会が行われました。

 例会では、先ず最初に皆さんからこの一ヶ月に起こった、近況報告を聞かせていただく事から始めるのが恒例となっていて、今回も同様にスタートしました。

 お話を頂ける皆さんからは、先月の例会を兼ねた徳島県防災センターで行いました、災害時における難聴者支援の意見交換会のことが話題に上がり、防災に関する意識の高さや、必要性を感じられている事が良く伝わってきました。

 また、4月5日に行われました、徳島公園でのお花見の感想も多くの方々からお伺いをする事ができ、楽しかった時間を思い出すと共に、準備等でご苦労を頂けました関係者の皆様に、改めてお礼を申し上げたいと思います。

 ナシの会では、5月の例会(5月16日)を総会として、前年度の会計報告や活動報告、今年度の活動計画や予算計画が行われる事となりました。
 また、総会に伴いまして、役員の選出や会則の見直し等も予定しておりますので、ご意見のおありになる方は、ぜひご発表頂きたいと思います。
 例会の中で、難聴者(身体障害者)に与えられている制度について意見が出されました。
先ず、色々な制度があることを、当事者の皆さんが知らない(情報を持っていない)事が一番の問題ではないのか?どうして誰も教えてくれないの?という意見が多く出されました。

 現実問題として、私達が知らない制度がたくさんあると思います。(支援や免除等)しかしこれは、誰も教えてくれるものではなく、自分から調べて利用したい人は利用する制度であり、積極的に教えてくれるものではありません。

 その様な制度やサービスを紹介してくれる所はありますが、やはりそこまで出かけていって自分で聞きに行くしか方法は無いようですね。

「あなたは難聴者ですから、これとこれとこれが利用する事ができます」と県や市町村が連絡をくれれば良いと思うのですが、残念ながら期待をする事はできません。

 皆さんが入手した情報を、ナシの会の例会やメール通して共有していく事が、一番の得策と思います。今後も本会はこの様な情報保障も続けて行きたいと思っています。

 例会の中で、レクを増やしたらどうか?というご意見も出てきました。
当初は、隔月で研修会・レクを行う予定でしたが、最近は研修会中心でちょっと硬い感じで進んでいましたので、今年度はレクを多いに取り込んで、楽しい例会に心がけたいと考えています。

という事で、早速6月の例会を、県南美波町阿部1泊研修しかも宿泊費ナシの会負担!というのを計画していますので、ぜひご参加下さい。

http://www.topics.or.jp/localNews/news/2009/04/2009_1239931753.html

ここの会長さんが、
「今まで何も良い事をしてきていないので、難聴者の皆さんにお役に立つことがあれば、ぜひお手伝いをしたい」  と仰っていただけています。

 今年度も引き続き、耳マークの普及啓発活動と要約筆記者養成の活動を中心に据えて、皆さんで協力しながら楽しく更なる難聴者福祉の発展を期待して閉会となりました。

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災害時における難聴者支援について  意見交換会開催

難聴者が訴える、難聴者のための支援体制

20090321

少し間違いがあるようですね。 住民・・・→難聴者
手話通訳者・・・→要約筆記者
まだまだ難聴者=手話通訳のイメージなのでしょうか?

3月21日午後1時半から北島町の県立防災センターで、「災害時における難聴者支援について」の意見交換会を行いました。

徳島県や鳴門市・徳島市・小松島市・阿南市等の行政担当者や、県議会・市議会関係者、各関係団体の方々60名以上がご参加頂き開催されました。
前半に行われた館内説明・見学・体験では、字幕やノートテイクの情報保障をつけながら地震時を想定した映画を観た後、地震体験、消化体験、煙体験をしました。

後半の「災害時における難聴者支援について」意見交換会では、徳島県の災害時における支援マニュアルの説明や県立防災センターの概要と役割、特に南海地震について説明がありました。

その後、被災地における難聴者の実態、全難聴の災害時支援対策紹介、難聴者が望む災害時支援対策紹介、難聴者のための災害に対する備え等について、過去の災害事例を紹介しながら説明をしました。

難聴者の皆様は、他の障害を持つ方々と比べ、非常に分かり難い障害と言われています。その為特に災害時に配慮をされない可能性を払拭する事ができません。
「耳マーク」をシンボルマークとして、災害時の支援方法を、難聴者自らが具体的に訴える事により、本当に自分達に適した支援対策やマニュアル作りが行われて行く事を期待して、今後もアピールして行きたい考えています。

当日報告された内容の一部を、掲載していますのでご覧下さい。

難聴者が望む災害時の支援方法
○ 災害が起きたとき、支援の中心や情報の発信源となる場所へ耳マークの掲示(旗やパネル)
○ 被災した難聴者が、現在の状況を聞ける人(場所)を明確に表示。人であれば、支援者は耳マークの腕章をつける。
○ 被災した難聴者も、耳マーク(腕章、プラカード等)を身につけ、難聴である事をアピールし、情報提供に配慮してもらう。
○ 支援できる分野ごとに色・マークを付けた帽子・ジャンバーを用意(難聴者用の支援者には耳マークを付ける等)
○ マイク・メガホンなどで放送することは視覚的にもわかるように行う。
○ 誘導中なども文字での案内。(なぜ誘導させているのか、どこを通ればよいのか)
○ 現在の水道・ガス・電気などライフラインの状況が避難場所やネットで視覚的に分かるように掲示。
○ 自分も筆記用具を携帯するが、セーフティ関係者は携帯。 
○ どの人が、どんな説明をして、どんな担当をしているのか腕章などで視覚的にもわかりやすく。
○ 災害時、避難所においては、難聴者が食料などの提供、医療などを受けられないことのないように、難聴者のための要望を受け付けてくれるスタッフを置く。(要約筆記者の配置がもっとものぞましい。)
○ 筆談用の用紙とペンなども各避難所に用意
○ 被災者の対応にあたる市町村の窓口には要約筆記ができる人を速やかに配置。
○ ホワイトボード(持ち運び可能なもの、マジック、要約筆記用の用紙)を用意。
○ 健聴者とは別に難聴者専用の掲示板の設置。
○ ボランティアスタッフへの、難聴者への対応の仕方、耳マークの周知等の教育
○ 今回の話会いをもとに、県の防災センターで難聴者のための防災マニュアルの編集をして、難聴者に配布してくれるよう検討してほしい。
○ 非常時の電子メール一斉送信システム構築
○ 避難所等での音声、・聴覚情報の併用を徹底
○ 県聴覚者災害対策本部の立ち上げ
○ 聴覚障害者用避難所へのFAX、字幕番組受信テレビ等の情報機器設置。
○ FM多重放送を活用した電光掲示(パパラビジョン等)を避難所等に設置。
○ 災害時に対応した、避難訓練等の計画の中に難聴者に対するプログラムを入れ、実際に訓練をして、自分の動きを確認する。
○ 事前に、緊急時の連絡網を複数回線つくり、定期的に運用してみる。(被害が小さければ身近な連絡網、大きければ被災地から離れた連絡網)
難聴者のための災害に対する備えについて
〈災害前の対策〉
1. 国や行政
○ 関係機関や地域住民と連携が図られた支援体制を整備する。
○ 情報、連絡がスムーズに伝わるような情報伝達網をつくる。
○ 災害支援の中核をなすボランティアの人々を育成する。
○ 難聴者でも自力で非難できるような、優しい環境作りを行う。
○ 小学校区程度の大きさで、地域や行政の人たちと連携して対応ができるように、支援システムを作っておく。(聴覚障害者がどれくらいの人数がいるかや、どこに避難すれば言いかを前もって決めるなど)
○ 聴覚障害者についての調査を行うとき、また災害時に支援者にその情報を提供するときは、個人情報を   取り扱うことになるので充分注意して行う。
○ 防災訓練を行う。
○ 防災訓練を行うときは、要約筆記者を交え、災害直後だけでなく、災害後のことも念頭に入れて訓練す    る。
○ 災害時にすぐに派遣できるように、要約筆記者の組織と連絡を取り合うようにする。
○ 災害時に使用すると予想される、専門的な用語説明等の処置(パンフレット等)

2. 個人
○ 近所の人に、災害時に何が起きたかや、避難場所を知らせてもらうようにしておく。
○ 防災グッズの中に以下のものを入れておくようにする。
○ ワンセグ携帯(これは袋に入れず、常に持っていけるようにしておく)
○ 見えるラジオ(文字がテロップで流れるラジオ)
○ 予備の補聴器(以前使っていたものを手入れしておく)
○ 充電器や電池
○ 筆談用のメモ、ボールペン、マグネット版
○ 耳マーク(カード、腕章、ハンカチ等)
○ 自分たちが災害時に弱者になることを自覚、認識しておくこと。
○ 災害時用のメーリングリストをいくつか作っておく。

〈災害時の対策〉
1. 国や行政
○ 震源地や、地震時の津波の情報など最低限のことをすぐに字幕放送や文字放送で流すようにする。
○ 速やかに、要約筆記の団体を安全を確保しつつ、被災地へ派遣する。
○ 臨時的に手話ニュースや字幕ニュースを増やす。どんな簡単なことでも、走り書きでもいいので伝える。
○ 地震などの災害は体感できるが、津波や原発事故などはニュースを見るまでは分からないので、こういう災害のときは、しっかりとテロップや字幕放送を流す。
○ 難しい用語(臨界や中性子など)は説明が分かるように文字で伝える。(危険さが分からずに原発事故のときに外に出た災害弱者が大勢いた。)
○ ライフラインの支援情報は聴覚障害者にもしっかり伝わるように、掲示板にいつどこに来るかをあらかじめ掲示しておくと同時に、聴覚障害者に伝える担当の人を決めておく。
○ 聴覚障害者に対して支援活動を行うときは、ゆっくり、はっきり、口を見せて、絵も混ぜながらコミュニケーションをとるようにする。
○ 臨時的に聴覚障害者でも使用可能な公衆電話を取り付ける。
  
2. 個人
○ 耳マークをつけてはっきりと、自分が聴覚障害者であることを示す。
○ 災害時、自分の普段の避難場所や、連絡の取り方などを近所の人に伝える。
○ なるべく一人で行動せず、耳マークをつけている人たちと一緒に行動すると一、情報を聞き逃しても他の人から伝わってくるので安心できる。
○ 聴覚障害者宅のドアをたたいたが反応がなく諦めたこともある人がいる。実際    
  は家の中に被災者がいた。自分の生存を知らせる簡易式のボタン式発信機などを持っておくと、このようなことに対応できる。
○ 聴覚障害者が、別々に何度も何度も、支援者の人たちに説明を求めに行けば、支援する側に負担がかか り、ひいては自分たちにも負担がいくようになる。自分が障害者だからといって、何でもかんでも支援者たちに 頼らない。ある程度のことは自分たち仲間内で処理できるようにする。

ひとつの災害後はひとつの災害前である。災害の処理が終わりある程度落ち着いたら、被災地が中心となり話し合いを行い、問題点や不満をどんどん挙げて、解決することが大切である。

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2009年2月の例会レポート

2月28日(土)、午後1時30 分から4時30分まで、障害者交流プラザ2F会議室で本会の例会が行われました。

今回は、新しい方が3名参加をしていただけ、段々と人数も増えてきました。2Fの会議室は本来18名収容の会議室ですが、そこに無理やり椅子を運び入れ、最近は対応する事が多くなってきました。 会員さんが増えていく事は、本当に嬉しい事と思います。

今回の例会は、通常と少し違って、先にNPO法人文字情報支援ひこばえ、大平会長の講演を聞き、その後、近況報告、議事へと進んでいきました。
(大平会長の講演内容は、下記に掲載しています。)

この近況報告は、毎回楽しみにしている時間です。今回も色々なお話をお伺いする事ができました。
遠い所から来て頂いている若手のホープは風邪をひいていたり、仕事が忙しかったとか。徳島駅前を中心にユニバーサルデザインの調査を行ったとか、郵便局に耳マークを設置してもらった、住んでる所が皆さんから遠いと思われているが、実は25分で徳島市内まで来れる!
病院で遭遇した難聴者に優しくない場面の報告や、銀行での対応が最近良くなった、始めて来たが良い雰囲気で今後も参加したい、など色々なお話をお伺いする事ができました。

「この会に参加した時は、聞こえを気にすることなく話をしたり、話を聞いたり出来るのでホッとする」と言うお話がありました。嬉しいご意見の反面、日々の生活の中では苦労されたり、絶えずストレスを感じている事を改めて認識をしました。

議事では、3月3日耳の日の活動を、徳島駅前でのチラシ配りと耳マークの啓発活動に決定しました。(HPの記事を見てください)

また、3月21日県防災センターで行われる、災害時の難聴者支援の会議については、出来るだけ多くの方々に参加を呼びかける事となりました。

NPO法人文字情報支援ひこばえ、大平会長の講演内容

要 約 筆 記 の 話  
平成21年2月28日 難聴者と支援者の会例会にて 

こんにちは。ひこばえの大平です。

 今日の例会で要約筆記の話をしてもらえないかと会長さんから言われましたので、例会の貴重な時間を40分ほどいただいて要約筆記にまつわる話をさせていただきます。
よろしくお願いします。

 さて今もスクリーンに次々と文字が出ています。文字表示は聞こえる・聞こえないにかかわらずよくわかり、このごろでは日常生活で文字で表されるものが少しずつ増えているような気がします。

 マクドナルドやモスバーガーなどでは、ずっと前から商品の写真と名前が印刷された注文案内がカウンターごとに置かれているので指し示すだけで注文できます。

 先日、派遣先の待合室で患者さんの話が聞こえてきました。
「先生がチョウオンパをとるって言うけん、腹かと思うたら胸だってなぁ」
超音波を腸音波と思った患者さん。
先生も書いてあげればよかったのに、と思いました。

 また、昨年末に流行語大賞となった「アラサー・アラフォー」ですがこれを私の夫は「あらかたサーティ・あらかたフォーティ」の略だと思い込んでいたらしいのです。
この場合は文字で表してもわからないので、言葉の意味を理解していなければこんな勘違いとなってしまいます。

 要約筆記はご存知のように、話の内容をその場で要約して伝えることで、話し言葉をそのまま書いたりパソコンで打ったりすることではありません。
 話す速さは、書いたり打ったりする速さよりも数倍も速いけれど要約すれば内容は伝えられます。

 とはいえ要約筆記で「笑い」をその場で伝えるのは、今のところ不可能に近いです。
すみません。
 要約筆記の性質上、話し終わりと書き終わり、パソコンの場合は話し終わりとスクリーンに表示されるまでにどうしても時間差が生まれます。
 この時間差をいかに縮めるかが「同時性」でそのための工夫や練習を重ねていますが残念ながらまだ・・・です。
 笑いにはその上に、話し手の声音や表情、間(ま)といったものまでも含まれます。

会議や講演、教育の場といった内容が重視される場面では要約筆記が広まってきました。

 落語や漫才など表現が大切な場面ではその場で、というよりビデオやDVDなどで映像とともに字幕つきで楽しんだ方が面白いということになります。

 では話す速さと書いたり打ったりする速さはどれくらい違うのかと言うと1分間に何字書けるか、打てるか。 ふつうに話す速さ 1分間に約300~350字 ふつうに書く速さ 1分間に約60~70字 ふつうに打つ速さ 1分間に約120~180字 (漢字かなまじり文での平均速度)
ただしミスタッチがないこと。
 頭の中で整理した上で打つなら、 このくらいがもっともよい数。
200字以上打つ人は、ほとんどいない。 ということは話し言葉をすべて入力できる人は、 まずいないということになる。

 手書きなら1分間に60~70字、と言われてもピンと来ないと思います。
それで実際に自分は1分間にどれくらい書けるのか、ここで書いてみませんか。
これは要約筆記の講座の定番メニューです。お弁当には玉子焼きといった具合の定番です。

書く文字は今からスクリーンに出してもらいます。

  ナシの例会2月終わり

10文字あります。
漢字、カタカナ、数字が混じっています。これを1行の終わりの「り」まで書くと、続けずに次の行にまた「ナシの・・・」と書く。
これを繰り返して何行も書いてください。

  ナシの例会2月終わり
  ナシの例会2月終わり
  ナシの例会2月終わり
  ナシの例会2月終わり

1分間を計ります。
1分が来ると要約筆記のみなさんが肩をたたいて合図しますのでペンを置いてください。

小学4年生の子どもたちに、これをやってもらったことがあります。大人と同じくらいの速さでした。おどろきました。子どもだから書くのが遅いということはないのですね。

話し言葉との速さの違い→ 内容はすべて伝えたい→ 要約

要約筆記者は、こんなふうに要約する勉強をしています。


「もう何年ぐらいお住まいですか」 「そうですね、引っ越してきたのは娘が生まれた年でしたから、かれこれ20年近くになりますか」
   
 →「何年お住まい?」
  「20年近く」

 →「何年お住まい?」
  「娘が生まれた年だから、かれこれ20年」

このように要約筆記者は、聞いたことをひたすら頭の中でまとめて、書いたり入力しています。
その間は無愛想で無表情です。あるいは何事もないような涼しい顔だったり。
でも要約筆記者は心の中でレスリングしています。
何と格闘しているかというと、話の速さと文字にできる速さとのはざまで、伝えたいのに話に追いつけないというジレンマです。
逆に要約筆記者にとって、まれに「話が見える」という時があります。
知っている話、または好きな分野の話はわりとスムーズにまとめていけるものです。
こんな時は頭も指先もよく仕事をしてくれます。
だから要約筆記者は事前情報を探したり集めたりして派遣に臨みます。
このごろはインターネットで講演録などが見られるのでとても便利です。
私も以前、講演のノートテイクの時、前もって講演録を読んでいたらたまたまそれと同じ内容の講演で、とてもよく「話が見えた」ことがあります。

そんなこんな要約筆記者の気持ちを表した川柳を5つ紹介します。

 要約という短くて重きもの正確に書いたつもりが意味不明
 浮かびこぬ文字にひま取りしり切れトンボ
 読みやすく書けてにっこり新人さん
 パソコンに全力集中家事手抜き

パソコンの普及で、急速にパソコン要約筆記が広まっていますがパソコン要約筆記は要約筆記の歴史の上にあります。
速記式とかリアルタイムの字幕入力に関わる人は、目の前に聴覚障害の人がいません。
厚生労働省のカリキュラムに関係なく仕事をしています。

パソコンは講演会や会合などでは、手書きと比べて情報量が多く、均質な文字で読み疲れがないと言われます。
一方で、大学の講義などでの化学式や数式には向いていません。
でも今は向いていませんが、そのうちにパソコンノートテイク用に数式を得意とするソフトが
当たり前に使われるようになるかもしれません。

日本語の文は漢字かなまじりで成るため、パソコンは思いもよらない変換をしてくれます。

では最後に
「笑ってください 誤変換」

☆ 縦覧謝辞券(どんな券?)
⇒ 銃乱射事件

☆ 次官が会っていいね

  (接待? ワイロ?)
⇒ 時間があっていいね

☆ 縮小パレード見に行くぞ!
  (予算がなくなったの?)
⇒ 祝勝パレード見に行くぞ!

☆ ナイス茄子入り(どんな料理?)
⇒ ナイスな推理

☆ 備えあれば売れ伊那市
  (市を売るって?)
⇒ 備えあれば憂いなし

☆ はっと離散と
⇒ 服部さんと

☆ 娘の乳 (えっ?)
⇒ 娘の父

☆ アント匂いの木
  (どんな木?)
⇒ アントニオ猪木

☆ アップだ運
  (運気は上昇だって?)
⇒ アップダウン

☆ ブラ印度タッチ
  (印度風?)
⇒ ブラインドタッチ

とりとめのない話となってしまいましたが、ご清聴ありがとうございました。
何かご質問やご意見はございませんか。
ともに活動していく上で、ぜひ聞かせていただいて勉強したいと思います。  

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H20 暴 忘年会 裏 レポート

20101213今回十二月十三日の難聴者と支援者の会の忘年会は、例会後の午後六時三十分より、総勢十八名の参加で行われました。昨年同様に、「Fe会長主催の豪華景品盛りだくさんビンゴゲーム!」と、「大丈夫かいな?と思わず言いたくなるnt君の余興」の二本立てで行いました。
その内容をインタビュー形式で振り返りたいと思います

忘年会一問一答

Q「ビンゴゲームは盛り上がりましたか?」

Aさん「着席と同時に、みんなの手元には、ビンゴカードが配られ手際良く、ビンゴが行われました。豪華景品を横でチラチラ見ながら、何が当たるのか?とワクワクドキドキのビンゴ大会でした。数字が出る度に、
Feさん『二十二才の別れのニジュウニ~』とか、『誰の年齢だか?私の歳?のジュウハチ~』みたいなノリで盛り上がりました。

結果、一番最初に当たったのが、ntさんだったのですが、そういえば、ntさんこんなこと言ってましたよ・・・

nt「運がいいなぁ~、でもこの運は大晦日の年末ジャンボ宝くじに残しておきたかったなぁ~www」

Q「ntさんの余興はどんな内容でしたか?」

Bさん「紙芝居形式の、台詞を読みながらの余興です。それに書いてあることは、ダジャレだったり、ジョークだったり、ちょっと、お寒いような内容でした。例えば、こんなことです。

「ntさんの地元、三好市には、最近妖怪が新たな観光の目玉としてスポットライトを浴びているんですね?」
「そうなんですよ!マンガに出てくる『こなきじじい』は大歩危小歩危の秘境から生まれた妖怪だと言われています・・・」
「だったら、うかつに近づかない方がいいね・・・」
「えっ?なんで?」
「だって~妖怪だけに・・・」
「なんか用かい?」

20101213_1

Bさん「・・・いや、私はね、豪華景品が当たるビンゴだけが楽しみだったので(笑)」

Q「雰囲気はどうでしたか?」

Cさん「とても、オシャレな店で、また立派な面々ばかりで、ntさんでしたっけ?あの方が、紙芝居みたいなことをする雰囲気ではなかったんじゃないかなぁ~(笑)」

Q「ntさん、やってみてどうでしたか?」

nt「そうですね・・・今年も忘年会での余興を!是非!ということで、おだてられて、やってみたのですが、人数も多くなり、はたして皆さんを楽しませることができたかどうかは疑問です。一年前から、準備していたのですが、悩みに悩んで、結局出来たのは、二日前でした。昨年同様、みんなに分かりやすくをコンセプトに、紙に大きく字をプリントしてセリフを読む形式にしましたが、これは好評だったようです。また、忘年会の席ということで、許してもらえるんじゃないかと思い、しょうもないことも書いてみたんですが、皆さんの失笑を買ったようです。トホホ・・・・来年は、誰か一緒にやってね!」

20101213_2Q「なんかエピソードはありますか?」
Dさん「某身障会の会長さんが率先してうさぎの耳かざりをつけてくれましたよ。かわいかったですよね。難聴啓発の劇をこしらえようなんて盛り上がったりして、脚本はもちろんntさんで!なんてね。最後に、みんなで手話コーラスをして、心が一つになって楽しかったですね。」

Q「他のみなさんの感想は?」

Eさん「分かりやすかったです。楽しませてくれてありがとう」
Fさん「聞こえない人に配慮した心温まる楽しい出し物でしたよ」
Gさん「忘年会盛り上げてくれてありがとう。みんな楽しみに期待してるので来年もよろしく」
Hさん「妖怪は出てくるわ!世界のナベアツでしたっけ?エドはるみ?山本高広?お笑い芸人オンパレートで良かったです」

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Q「では、ntさん、最後に何か一言」

nt「ナースさんが、掲示板にも書いてありますが、難聴者は宴会のような場所が本当に苦手です。ザワザワした場所でもあり、聞き取りにくいので、面白くないのです。でも、この会の忘年会では、書いてくれることで、お互いが書くことで、思う存分、心から楽しめることが出来ました。それが、他の会との大きな違いだと思います。まさに難聴者の心の部分をカバーしてくれる会だと思っています。ありがとうございました

僕が一番最初に、裏議事録なるものを書いたのは、平成十九年の九月のことでした。そのときのメンバーはたったの六人程度でしたが、そのときに書いたことは、
「今はこの会もイカダのように不安定で壊れやすいものだと思うけど、徐々に漕ぎ出して、みんなで知恵をつけたり、勇気を分け合ったりして、頑張りましょうね。やがて豪華客船のようにいろいろな人に乗ってもらったり、向こうから乗りたいって思われるような船(会)にしていきたいですね・・・。」
そして、二か月たって、
「もし沈んだとしても、一生懸命頑張っていたなら、必ず分かってくれる人が居るんじゃないでしょうか?それがたとえ、今じゃなくても、皆には理解されなくても・・・この活動があって、それが未来の難聴者の情報保障に一役買っていたんだなって、いずれ認められるようになるかもしれないですよね。タイタニック号だって未だに、その財宝を求めて、その価値が見出されていますよね。大事な事は失敗するのを恐れることじゃなくて、今出来ることを一生懸命頑張るってことですよね!」

そして今、思うことは、これだけ多くの方に忘年会に参加して頂いて、たったの一年ちょっとで、こんなに会が成長するとは夢にも思いませんでした。
この会はやがて、難聴者の未来のあるべき姿への道筋と共に、若者の活力となるべく会に成長していくことでしょう・・・タイタニック号が今も人々の胸の中で、未来へ向かって進んでいるように。

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2008年11月例会レポート

11月15日(土)障害者交流プラザ2Fの会議室で例会が行われました。

予定開始時刻は、通常通り午後1時30分からでしたが、最近お目見えしましたPSPを使った文字情報保障システムのセッティングに手間取り、10分遅れのスタートでした。

 PCを含め、要約筆記のための準備は、結構大変な作業であり、毎回お願いしています要約筆記サークルの皆様には、感謝感謝です。

 私たちは開催時刻に合わせて参加をしますが、要約筆記をされる皆様は、ずっと早い時間から来て頂き、準備をして頂いています。しかも会場のセッティングからしていただけているようで、申し訳なく思っています。

通常通り、最近の一ヶ月間にあったことを、近況報告と題して全員の皆さんからお話を頂きました。
話題は、HPでもお知らせをしています、徳島市で開催をされています要約筆記者養成講座関係のお話が多く、関心度の高さを伺う事ができました。
 要約筆記者養成講座もまもなく終了をします。これから多くの要約筆記者が、本会も含めて色々なところでご活躍される事を願ってやみません。

 神山町からお越しの方からは、地元で開催されたイベントに、要約筆記が付き、多くの方の理解と有用性を実感できた内容のお話があり、要約筆記の必要性を改めて感じさせられました。

 今月上旬にあった未来フェスタに参加出展した話題もあり、その時会場に来られた方のエピソードや、PSPシステムの有用性も話題となりました。

 「最近になって初めて銀行へ行った」というお話には、難聴者の実態が伺え、まだまだ生活をしていく上において、バリアがあり、改善しなければならないところが数多く残されている思いがしました。
 銀行に関しては、県内で多くの支店を持つ2銀行に、耳マーク設置のための話し合いが決定しており、実現に向けて頑張りたいと思っています。
 
 本会の設立当初から、活動の中心となってきました耳マークに話題が移り、助成金で製作をしたカードやポスター、シラシの配布に関する話し合いがもたれました。

 先ず、会員の皆様が身近なところから草の根的に、設置していただけるところを探すこと、一人でも二人でも多くの人の目に触れる状況を作ることで、段々と耳マークの認知が進むため、みんなで協力をすることになりました。
 今後本会でも、窓口に置く案内札を、完成した形に仕上げ、必要な箇所にプレゼントする事も了承いただけましたので、ぜひ皆さんも申し込んで頂きたいと思います。

 難聴者ご本人が持つ、名刺サイズのカードは結構好評で、未来フェスタ会場でも多くの方から依頼があり差し上げました。このカードを利用して少しでも行動範囲が広がり、多くの方とコミュニケーションができる事を期待しています。
そして少しでも多く、差し出された耳マークの意味を理解し、対応していただける所が増えていく事を期待しています。

 いよいよ来月は年末12月です、12月と言えば忘年会!という事でn.tさんのオンステージの時期でもあります。
一年間練りに練ったネタ満載、万全の準備が整っている・・・・らしいです(笑)

という事で、12月13日(土)に、次回の例会を夕方まで開き、その後場所を変更して忘年会を行う事が決定しました。数多くの会員さんのご参加をお待ちしています。
 日頃お話できない事や、日頃見えない一面も色々見えてくることでしょう。大いに盛り上がりたいと思っています。

どんなネタを見ることができるのか?ワクワク想像しながら、今月の例会レポートおしまい!

Fe  

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2008年10月例会レポート

2008101810月18日(土)障害者交流プラザ3Fの調理実習室で、料理教室を開催しました。

予定開始時刻は、通常通り午後1時30分から・・・・、1時10分に調理室到着。

えっ!みんな来てる?お前ちょっと遅いんちゃうん目線!。時刻確認やっぱり1時10分、みんなどんだけ楽しみにしてたん・・・、それともよっぽどお腹空いとん?・・・という感じで、10分前に開始しました。

時間厳守でお越し頂けました3名の方、すみません。あなた方が遅いのではなく、我々がフライングでした。

今回の講師は、後藤尚美さんです。若くて美人で素敵な先生でした。掲載の写真にも写っていますので、探してみてください。(ウォーリーを探せか!)
今回作った料理は、「かぼちゃスープ」「しめじの炊き込みご飯」「アメリカンドックミニミニ」「豆腐ドーナツ」「さつまいもケーキ」の5品です。

日頃料理とは無縁の男性軍も、奮闘しました!ごぼうを担当したある男性は、泥付きをそのままをスラーサーでささがき(?)途中で同じ班の女性から「皮をむいて洗ってから」とご注意!・・・、大丈夫かぁ~。

炊き込みご飯作りま~す!お米を洗って、具材もたっぷり入れたし、調味料も入れたし・・・後は炊くだけ!・・・ん?水入れてないよ! 6合のお米に具材と100cc程度の調味料だけで炊くところでした・・・。炊き込み干しご飯じゃ! どんだけ水入れたらええん?分からん!しゃぁないんで、一度全部具材を取り出して、お水を入れなおして事なきを得ました。(ふぅ~)

焦げ臭い~!!さつまいもケーキが燃えてる!オーブンで焼く・・・、ここまでは順調だったのですが、生地を置く場所が違いました。一番下(火から遠い)に置くところを、一番上に置いてオーブン開始!(燃~えろよ燃えろ~よ・・・オーブン内キャンプファイヤ)

20081018_1

ぐゎ~!ひゃ~!! なんじゃ!今度は何しでかしたんじゃ! か、かぼちゃスープが!
かぼちゃを包丁で小さく切って、スープにするため、更にそれをミキサーにかけて液体状に仕上げていきます。スイッチ、オン! ギヤ~! ふ、ふたがしてない!!ミキサーから吹き出す黄色い液体かぼちゃスープ、まさに吹き上がる火山の如く、辺りを我がもの顔に覆い尽くすかぼちゃスープ!

やっぱりナシの会のメンバー、やってくれると思っていましたが、期待通り!

そんなこんな珍事が有りながらも、どうにか終盤。アメリカンドックミニミニに取りかかった方、あなたですよ! アメリカンドックはフランクフルトに串を刺して作るのは常識で、それのミニミニ版で、ウインナーに爪楊枝を刺して衣を付けて揚げる事位は、容易に想像がつくのでは・・・・、ウインナーにフォーク刺して何するん?!そのまま衣付けてフォーク事揚げるン?料理名考えてや!

おっ!今つまみ食いした人がいましたね。見ましたですぞ!!もうちょっとで試食会が始まりますから・・・・、耳マークではお世話になりました。

あんなこんな、ガヤガヤ色々ありましたが、どうにか5時前に無事終了!
自分たちで作った料理を頂きながら、楽しい時間を過ごすことができました。総勢18名のたくさんのご参加、ありがとう御座いました。

調理に、要約筆記にと、ひこばえの皆さん、本当にお世話になりました。今回は新人さんもお越し頂け、これからもぜひよろしくお願い致します。

わざわざお土産としてスダチをお届け頂きました神山のIさん、ありがとう御座いました。

今年も又さつまいものお土産をご用意頂けましたTさん、ありがとう御座いました。

解散後、一部の会員さんは神山で行われたハンセン病の人権劇(字幕付き)を観劇に行きました。

これにて10月の例会レポート、おしまい。  Fe

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2008年9月例会レポート

9月19日(土)ナシの会の定例会が行われました。今月は研修会を行う為、会場をいつもの会議室からひと回り大きな研修室1に変更して行いました。

研修内容は、補聴器メーカー(フォナック)さんにおこし頂き、FM補聴器の説明を中心に行われました。
補聴器に限らず、最近の商品は日進月歩でその性能が向上し、一昔前の物と比べると、雲泥の差があるものもあります。

今回紹介をして頂きましたFM補聴器も、随分と改良を加えられ、難聴者の聞こえを取り戻す道具として、有効な部分が沢山あったように思います。
例えば、両耳に補聴器を掛けた場合、片方の補聴器を調整(音量など)すれば、それに連動して、反対側の補聴器も自動で調整されたり、その機能を利用して、片側には音量だけのツマミ、もう片方には音質だけのツマミにすることができ、小型化ができるなど、随分と進化したものもあるようです。

また、マイクの指向性を変化さすことができ、音を拾う方向を変えることにより、話をしている人の声をより鮮明に、周りの雑音をより押させる事が出来るようになっている物もあるそうです。

参加した会員の皆さんにも実際に装着して頂き、FM補聴器の性能を実際に体験して頂きました。
とても良く聞こえた方もおいでになりましたし、あまり効果を感じられなかった方もいましたが、自分にあった補聴器をうまく使いこなすためのデータにはなったと思います。

FM補聴器は、簡単に表現すれば、放送局とラジオの構成で、マイクで拾った音をFM電波で飛ばし、耳に掛けたラジオで聞く仕組みです。もともとFMの電波(周波数変調)はAMの電波(振幅変調)に比べ、高音質に適していますので、その特徴をうまく使っていると思います。
ただ、マイクで声を拾うために、話し手にマイクを持ってもらう(近づける)必要があります。ということは複数の方と、同時に会話する時には不向きのようです。複数の話し手の中央にマイクを置く方法で、対応可能とされていますが、充分音を拾えないと懸念されます。皆で歌を歌う時に、1本のマイクで拾ったら、誰の声も充分に入っていないのと同じで、音の強さは距離の二乗に反比例をして小さくなっていく為仕方ありません。

しかし、講演会や教室での授業など、話し手が一人の場合は、絶えず安定した音質と音量で聞く事ができ、非常に期待が持てると思います。

普通の補聴器は、耳元に届いた音を、大きく増幅して耳で聞かせるため、四方八方どこから来た音でも、耳元に届いた音なら同じ音とします、しかしFM補聴器はマイクで拾った音だけを聞かせるため(マイクに増幅作用は無い)、音を拾う守備範囲が異なっています。
両方を上手く使いこなせは、聞こえを取り戻す良い手段になると思います。

研修会終了後は、短時間ではありましたが、通常の例会のように皆さんの今月一ヶ月の出来事をお聞きし、終了となりました。
新しいお二人の参加も頂け、実りのある研修会となりました。

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