UDCast 邦画に字幕を!

もともとはサンシャインシネマ徳島が対応という、ニュースに出たのでこちらに記事にしましたが、予定だったようです。。。 イオンシネマ徳島は対応しています。

2017/2/11~ 随時 最新上映情報はUDcastのサイトにて
http://udcast.net/workslistcat/movie/

UDcastとは?

映画・映像・放送等の「音声」をスマートフォンやタブレット端末に聞かせると、
字幕表示、音声ガイド再生等を行うことのできるアプリケーションです。
音声を解析する「フィンガープリント」又は、人間の耳には聞こえない
「音声電子透かし」によって、スマートフォン等のマイクで情報を認識し、
「日本語字幕」「外国語字幕」「手話」「音声ガイド」等のデータを完全同期可能です

↓詳しくはこちらより↓
http://udcast.net/

この記事について 北島シネマサンシャインとイオンシネマ徳島に問合せいたしました。

北島シネマサンシャイン 支配人高田様より 2017/05/26回答

UDCASTには音声により場面を紹介する機能と字幕を表示する機能の二つの機能を展開していく予定になっておりますが、字幕を表示するには専用の機械が必要であり、またその専用の機械がまだ高価な為、現段階では字幕表示の機能がそもそも作品には実装されておりません。(来年以降には実装されるかもしれないという未確定情報はあります)

ですので誠に申し訳ございませんがお客様のご要望の字幕表示は現段階では実施されておりません。また、専用の機械の劇場の貸し出しも実施しておりませんのでご了承くださいませ。
しかし、作品によってはシネマサンシャイン北島では期間により字幕付き上映を終日実施致しております。

2018/11/25 情報 北島シネマサンシャイン

 

イオンシネマ徳島 大井様 2017/05/27回答
お持ちのスマートフォンにて字幕をご覧いただけます。

 

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人工内耳の費用を助成

徳島市が、人工内耳装置の購入後5年を経過している人を対象に、30万円を上限に買い替えの費用の一部を助成するとの内容が、徳島新聞
(平成26年6月12日)の徳島市政だよりに掲載していました。
関係のある方は、ぜひ一度検討してみてください。

画像1

 

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緊急要請のFAXについて

事の発端は、PCで見ていたyahooニュースであった。「救急要請ファクス、気づかず15時間放置」この見出しに、聴覚障害者がらみの記事と直ぐに分った。

 「広島市消防局が5月、同市東区の聴覚障害者の男性が体調不良を訴えて送った救急要請のファクスを約15時間、放置していたことが分かった。勤務していた職員9人は、別の救急業務などに追われて気づかなかったという。男性は自然回復して命に別条はなかった。」

 たまたま自然回復をしたから良かったようなものの、命に直結する許しがたい由々しき問題である。直ぐにナシの会のHPの掲示板に投稿、皆さんに見てもらおうと思った。6月21日の事であった。

 掲示板のしんさんの一行が気になった。

 「そう言えば、徳島の消防局はFAXでの通報って可能なのでしょうか?」

 
徳島県ではどうなっているのだろう・・・?と思いはじめ、消防は市町村単位で管轄されている事を知っていたため、とりあえず徳島市と小松島市の消防本部にメールで状況の問い合わせをしてみた。

 2日後、小松島消防本部からメールで回答があった。(この内容は掲示板に記載済み)

 そして、その夜、聴覚障害者関係の方々が集まる会議があり、その場で更なる周知徹底を図るために、2つのFAX番号を記載したチラシが配布された。(下記に掲載)

 実に迅速な対応で、驚くばかりである。真摯に受け入れ、考え、対応するところは、実に素晴らしいと思う。

 次の日(3日後)午前10時28分、携帯に電話が入った。徳島市消防本部からだった。話しの内容は、問い合わせをしていた件に関する回答だった。

 「FAXでは24時間対応している。取り忘れなど無いように対応ができている。FAXの番号は徳島市の聴覚障害者は全員知っているので大丈夫。」・・・この様な内容であった。

 その夜、徳島県聴覚障害者制度改革推進徳島本部の会議があった。ご存知の通りこの会は、徳島市内を中心に、聴覚障害者関係の9団体が集まり組織されている、聴覚障害者関係では一番大きな組織である。

 そこで、消防本部につながる、緊急用のFAX番号を知っているのかを聞いてみた。・・・・誰も知らなかった。当事者が誰も知らない・・・しかし消防本部は当事者は全員知っていると・・・・。

大きな問題点が見えてきた。

 早速、再度徳島市消防本部に現状報告。それと本会の会員でもある徳島市議のK先生へ連絡。
K先生から直ぐに連絡あり、「早急に対応します」

 次の朝、徳島消防本部より連絡あり。「以前に障害者連合会に連絡をしたので、全員に伝わったと思った・・・」、いやはや・・・。

K先生から連絡あり。
 「通信司令室室長から回答あり。H6年よりFAX通信開始。H22年徳島市身体障害者連合会にFAX用紙30枚配布。(これにて周知徹底と誤認) 

 同HPよりFAX用紙ダウンロード可能。FAX受信時、ベルとフラッシュが作動、手動で解除するまで鳴り続けるため、取り忘れは無い。

 周知が不十分だった事を認め、障害福祉課と連携して、チラシの作成。緊急通報用紙及び確認用紙等を交流プラザ中心に、各団体を通して周知に努める」との回答を引き出す事ができました。(用紙下記掲載)

 今回、緊急用のFAXの件であった。もしかすればFAX通信は古い対応で、今風でないのかもしれない。しかし一人でも利用者がいるかも知れない、この事により助かる命があるのかも知れないと考えれば、どのような些細な事でも整備しておく必要があると考える。

ただでさえ聴覚障害者のコミュニケーション環境、情報保障環境は低位に追いやられているのである。

今回の対応で分った事が!

「必要な事をちゃんと指摘すれば、皆さん前向きに考えてくれる!」である。

気が付いた事は、何でも言いましょう!!

ダメで元々、言わなければ一生無理!!

FAX緊急通報用紙がダウンロードできます。こちらをクリックしてください。

h25002008左の用紙に記入して、FAXを送ります。 消防本部が受け取りを確認したら、右の用紙が送られてきます。

h25002009
申し入れをした次の日に、小松島市消防本部が対応して配布したチラシ。迅速なご対応に感謝。

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「知らせ太郎」制作しました!

20120101_2

 

20120101_3「知らせ太郎」を作りました。

「知らせ太郎」は、内蔵のマイクで音を感知し、ある一定の音量以上がマイクから入ってくると、赤い光が点滅します。

使い方は色々と考えられます。

 例えば、携帯電話の近くに置けば、着信があれば点滅したり、クッキングタイマーの近くに置けば、時間がくれば点滅します。
 また、家の電話の近くに置けば、かかってきた時やFAXの時に点滅します。
ドアチャイムの近くに置けば・・・・等々。

音がすれば反応して点滅を始める、ちょっとあれば便利なグッズと思います。

 写真で見て頂ければお分かりのように、点滅する所は100均の自転車コーナーにあったLED点滅ライトを流用しました。なかなかの優れものです。

 本体のケース(オレンジ色)は・・・・、お弁当箱!もちろんこれも100均です。3段で100円なので40円弱!(笑)

 いかに安価で作れるか?これも大きな課題でした。結果は・・・・!
市販されている同じような製品の1割程度でした!

「知らせ太郎」に興味のある方はご連絡下さい。

①回路図送ります。
②プリント基板&部品用意できます。
③「知らせ太郎」を貸し出しできます。
④「知らせ太郎」作ります。

等など、ナシエレクトロ工房で対応させて頂きます。

お問合せは
 まで

20120101_4

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定例会で話題になった!
「振動式目覚まし時計について」

難聴者のみなさん、朝はどんなふうに起きていますか?

目覚まし時計が鳴っても分からないことがあるとか、家族に起こしてもらうという方もおいででしょう。
目覚ましなしでも毎朝決まった時間に目が覚めるという人でも「明日はいつもより1時間早く起きなくてはいけない」という時には不安があるのでは。

また、時計の設定より早く目が覚めるけれど、本当は目覚ましが作動するギリギリまで寝ていたいと思っている人もいるかもしれません。(それは私)

これは、振動式目覚まし時計をなぜか2つも持っているシンによる使い心地についてのレポートです。

20120101その1 腕時計タイプ

まずはこちら。
東京信友というメーカーが発売していた「パンチングウォッチ」です。

あくまで主観にもとづくものですので、そのへんはご了解ください。

(現在は製造停止して、別のタイプの時計を発売しているようです)

7年前に約1万円で購入しました。
利点は何より使い方が簡単なことです。
赤い針を起きたい時間に合わせてアラームボタンをオン(手前に引く)にするだけです。
あとは腕時計をつけて寝ればOK。

普通の腕時計と同じくらいの重さなので、旅行にも持って行きやすいです。
欠点としては、寝ている間に無意識のうちアラームボタンをオフにしてしまうことでしょうか。(時計のせいではありませんね)
また夏場は汗をかくので時計を巻くのが気持ち悪いということがありました。
時計をしていた部分の皮膚がかぶれてしまったことも・・・。
電池交換も素人では難しいです。
取扱説明書を持って、ちゃんとした時計屋で交換してもらった方が良いかも。

時計用と目覚まし用に電池を2つ使っているようで、寿命は1,2年だそうです。  

 

20120101_1その2 枕の下に敷くタイプ

腕時計の方に不満が出てきたので、新しく買ったのがこちらの枕の下に置くタイプ。

自立コムというメーカーが発売しています。

 
同じメーカーから何種類も発売されていて、どれがよいのかさっぱり分からなかったので、一番小さい(と思った)のを買いました。

「ビブラ」という製品で、定価8190円です。
横11.8㎝ 縦7.1㎝ 厚さ2.7㎝なのですが、届いてみて意外と大きかったのでちょっとびっくり。
 
しかし枕の下に敷いて寝てもまったく違和感はありませんでした。

時計の上にあるボタンで起きたい時間をセットし、横にあるスイッチを「振動」に合わせて、枕の下に置いて使います。

利点としてはまず間違いなく起きられることです。
振動が腕時計よりも強力で、これで起きられないという人はいないでしょう。
枕の下にあるので、無意識のうちに目覚ましを解除してしまうこともないと思います。

欠点としては、腕時計タイプより設定方法が若干ややこしいことです。
また枕を使わず寝る人や、寝相が悪くて朝起きると枕が足元という人には向いていません。
(そういう方には布団の下に敷くタイプもあるようです)
電池は単3アルカリ電池3本で、寿命は6~8ヶ月とのこと。腕時計より短いようです。

*どこで買えるの?

このレポートを読んで時計についてよく分かったから今すぐ買いたい(えーウソ~)という人はホームページから直接メーカーに注文するとよいでしょう。

実物を見てから決めたいという人には、補聴器店などで貸してもらえる場合もあるので問い合わせてみてはいかがでしょうか。

私はその2の時計を、トーシンという補聴器店で数日借りてから購入を決めました。
店には在庫がない場合もあるので、連絡なしに行くのはやめた方が無難です。

「振動式目覚まし時計について」
定例会で話題になった! 
 
なおこれらの時計は、自治体によって聴覚障害者用日常生活用具「屋内信号装置」の給付対象品になるそうです。

事前に役所の障害福祉課などで問い合わせてみてください。
支給要件は「聴覚障害2級(聴覚障害者のみの世帯及びこれに準ずる世帯で日常生活上必要と認められる世帯)の者」だそうです。
自治体によって給付するかどうかの基準が違うかもしれません。

受け付けてもらえるようでしたら、障害者手帳、印鑑、見積書、カタログなどを持って役所に行ってください。
私の場合は「聴覚障害者のみの世帯」ではありませんが、特に問題なく申請を受け付けてもらえました。

申請後2日で給付決定通知が届き、その2の振動式時計が自己負担1割(819円)で購入できました。

健聴者が1000円くらいで買える目覚まし時計が、難聴者用だとなぜ1万円もするんだろうという気もしますが、便利な道具や福祉制度をうまく活用してみましょう。

おしまい。  

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要約筆記! 平成維新!!

要約筆記が大きく変わろうとしていることをご存知でしょうか?

 今まで、各県市町村が独自で特色を持って行ってきた要約筆記奉仕員の養成が廃止されます。
その代わり、今後難聴者への要約筆記を行う方々を「要約筆記者」と位置付ける事になります。

 そして、ここで大切な考え方は、今までの「要約筆記奉仕員」と「要約筆記者」とは、全く別のものであるとの認識です。

 極端な言い方をすれば、今まで要約筆記者を目指して、受講して得られた地位や資格は、全部無効になると言う事です。(救済措置はあります)

 では、なぜこんな事をするのかが気になると思います。それは「要約筆記者の社会的地位の確保」です。

 手話に関しては厚生労働省が定める、手話通訳技能認定試験(手話通訳士試験)等があり、「通訳者」としての地位が確立されていますが、要約筆記に関しては、まだそこまで至っていないのが現状です。

 そこで今回、将来的に手話と同等の認定資格を目指す目的を含めつつ、全国的に統一したカリキュラムと精選した講義を整備し、受講生が同じ内容を受講する事により「要約筆記者」としての資質の向上と均一化を目指す動きとなった訳です。これにより、 「要約筆記通訳技能認定試験(要約筆記通訳士試験)」のような制度ができた時にも、対応できるものとなっているはずです。

 今回予定されています要約筆記者養成に係るカリキュラムの内容は、受講時間80時間から90時間(推奨84時間)といった、今までの要約筆記奉仕員養成カリキュラムの52時間に比べて、非常に長く、内容が充実したものとなっています。

 一例を上げれば「対人援助」や「要約筆記者のあり方」など、技術面の受講内容ばかりではなく、聴覚障害者の人権擁護の立場に立った要約筆記者のあり方、要約筆記者が目指す人間性など、要約筆記を通して、ひとりの聴覚障害者への支援者としてのあり方など、ヒューマンコミュニケーションの内容が充実している事が特徴です。

 荒っぽい表現ですが、「要約筆記を通して、共に成長する要約筆記」へ移行すると考えられます。

 それでは、今まで要約筆記奉仕員だった人はどうなるの?と言う問題が発生してくると思います。
それには、3つの対応が用意されています。

① 忘れて、新たに「要約筆記者」の養成講座を受講する。
② 「要約筆記奉仕員」から「要約筆記者」に変更する補講を受ける
② 名前だけの要約筆記奉仕員なら、捨てる。
この3つです。

①、②の内容は、現時点では明確に内容が決定していませんが、今年度中には指針が確定され、②の補講に関しては開催される可能性があります。

 また、要約筆記者の養成と並行して、「要約筆記者養成講習の指導者の養成研修」と言うのも行われるようになりました。

 簡単に言えば、「要約筆記者養成講習」の先生を育てる講習です。しかもこの講習は県が主体となって、必要経費(交通費・宿泊費)も県から支給されます。

 言い換えれば、ここまで要約筆記の必要性が公の機関で認められてきたと言う事です。

 要約筆記に関しましては、現在「激動期」を迎えていると言えます。
難聴当事者の皆さん、要約筆記に関心をお持ちの皆さん、ナシの会は今後とも平成の維新を注視しながら、より良いものとなるよう働きかけをして行きたいと考えていますので、ご協力をよろしくお願い致します。  

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難聴者の世界を広げる耳マーク・要約筆記

テーマ 「難聴者の世界を広げる耳マ講師 荒川 清美氏

20090117_1
社団法人 全日本難聴者・中途失聴者団体連合会 理事 要約筆記部長
特定非営利活動法人 名古屋難聴者・中途失聴者支援協会 理事
要約筆記等研究連絡会「まごのて」代表  ーク・要約筆記」 

 

皆さんこんにちは。
社団法人 全日本難聴者・中途失聴者団体連合会 理事の荒川です、どうぞよろしくお願い致します。

 先ず、スライドを見ていただいて、その後で耳マークとは何か?なぜ耳マークが必要なのかについてお話をしたいと思います。

(スライドを見る)

 耳マークの運動がはじめって30年以上経ちました。徳島でもこの運動が実を結んできましたね。
それでは耳マークの現状と課題について考えて行きましょう。

 耳マークは名古屋から生まれました。難聴者は一人では行動することが難しく、家族や友人と一緒でなければ行動する事ができない場合が多いのです。そこで、難聴者が一人で病院や公共施設等へ出かけるにはどうすれば良いのかを考えた時、耳マークが生まれました。

 この耳マークを見せる事によって、相手に難聴である事を理解してもらい、対応してもらう事ができるようになるのでは?と考えたのが耳マークです。耳マークは、耳の形で音が入る様子を表しています。プロが考えたデザインなので、とても好評ですね。

 聞こえない人と言っても、色々な人がいます。例えば高い音や女性の声が聞き取り難い人、低い男性の声なら分かる人などまちまちです。また、聞こえないけど話ができる人、私は生まれつき耳が聞こえませんが、訓練によって話ができるようになった人など様々です。

 話ができるために、本当は聞こえるのでは?と難聴者は誤解を受けやすいのです。聞こえないと言う事がどういうことなのかを、色々な所で説明をしてきたが、まだまだ十分ではありません。

 皆さんもいつも悲しい想いをしながら、深い悲しみを持っていると思います。
テレビやメディアの関係で、聞こえない人のコミュニケーション手段は、手話しかないと思っている人も結構います。
社会の皆さんと、もっともっとコミュニケーションをとりたいと思っているのに、手話が出来ない難聴者には、近寄ってきてくれない現実があります。

 しかし難聴者の皆さんは、ゆっくりはっきり喋る、口の動きで言葉を読み取る、補聴器で聞き取るなど色々なコミュニケーション手段を使っているので、それを認め合う事が大切なのです。

 ヘレンケラーの有名な言葉があります。「見えない人は物を遠ざけるけれど、聞こえない人は人を遠ざける」と言う言葉です。一人で生活をするなら、難聴者は不自由はありませんが、社会の中で生活をすると言うことは、人と人とのふれあいなので、聞こえない人には、色々な不自由があります。

 難聴者は病院等で、待たされる事が良くあります。呼ばれても聞こえないからです。看護婦さんが出てくるたびに、顔をじっと見て、自分が呼ばれていないか、必死で理解しようとします。体調が悪いので病院に行っているのに、そこで余計に疲れてしまいます。その結果、もう病院へは行きたくないと思ってしまいます。
 その後、診察券に耳マークが付き、銀行の通帳に耳マークが付くようになって、やっと安心して出かける事ができるようになりました。

 聴覚障害者は話ができないと言うイメージがありますが、難聴者は話ができる場合が少なくありません。そして、コミュニケーションを取りたい為に、一生懸命相手と話をします。しかし聞こえていないのです、この事を理解してもらう必要があります。
また、耳マークには、聞こえないので、書いて情報を伝えてくださいという意味もあります。

 全難聴は、阪神大震災のときに補聴器を無くした人達に、補聴器を提供する活動をしました。
石川県の震災には、全難聴の本部の人達も駆けつけました。その時、被災現場で聞こえないために、救援物資を受け取れないでいる難聴者がたくさんいることを目の当たりにしました。

 この時に難聴者を救ってくれるのが耳マークです。しかしまだまだ公共機関にさえ普及されていない現実がありますので、普及活動が大切と思います。

 耳マークの普及は以前と比べれば非常に広がっていると思います、しかしその為に、上司に言われたから内容も知らずに置いている所も少なくありません。
 以前、郵便局に耳マークの設置をお願いに行った時、「置く場所が無い・聴覚障害者が来た事が無い」と言って断られました。
「あなただっていつかは聞こえなくなるのよ」と怒ったこともありました。

 今は、ぎすぎすしている社会だけど、お互いが優しい気持ちを持って、障害者ももっともっと社会に出て、聞こえない事は不自由だけど、皆さんからの配慮を頂いて楽しく生活をしていますとアッピールする事が大切です。

 耳マークを普及する時に、難聴者の不自由さを社会にアピールする事も大切ですが、難聴者への配慮に感謝する事も忘れてはいけません。

 耳マークの著作権は全難聴にあります。これは乱用や不本意な使用を避けるためです。
皆さん、耳マークをおおいに普及して欲しいと思いますが、その時には全難聴へ申請をしてください。
耳マークは全難聴の団体のマークでも、難聴者のマークでもありません。耳マークは社会と難聴者の間において配慮を求めるマークです。
もしも耳マークが難聴者のマークであれば、病院や銀行、公共機関に置く必要はありません。

 難聴者は聞こえないことを知られるのが嫌と感じている人が多く、認めたくないと感じています。 また、皆から哀れな眼で見られたくないなど、聞こえない事に負い目を持っている人がたくさんいます。
聞こえないから、周りの人に迷惑をかけていないか?と、自分の心に負い目を感じているのです。

 色々な所へ出掛けて行っても、みんなが何を言っているのか分からない、でも話がしたい、聞きたい。そこで、周りの人に「今なんと言ったの?」と聞けばその人が話しの輪に入れなくてムッとされる。これは親子でも同じです。テレビを見ている時に「今何を言ったの?」と聞いても「待ってて、後で説明するからね」と言われる。終わった後では、忘れてしまい意味がありません。
 一番身近な家族にさえ配慮されていない場合があり、どこにいても苦しい思いをしています。

 難聴者の中には、自分がここにいると迷惑をかけてしまうのかなぁ、と思っている人もいますが、理解者は必ずいます。難聴者の安心感のためにも、耳マークの普及は必要です。

 耳マークができて30年以上経ちます。この間耳マークの普及活動は地味ではありましたが、続いてきました。難聴者のみなさんは、この耳マークが必要であるという事は認識しています。時には耳マーク普及活動を忘れて、他の活動に目を向ける事もありますが、難聴者にとって耳マークは必要なものなので、今でも普及活動は生き続けています。耳マークは難聴者の宝物なのです。

 5月から始まる、裁判員制度の裁判員が耳マークを知らない、おまけに要約筆記すら知らない、分かっているのは、聞こえないと言えば「手話」だけなのです。だからこそ難聴者の皆さん、頑張って耳マークを広めましょう!

 裁判員制度における要約筆記にも問題があります。要約筆記は、当然話の内容を要約して筆記しますが、裁判の時は要約してはいけません。話したままを書かなければなりません。要約すれば、筆記者の考えが入ってしまうからです。この事については、全要研と一緒に最高裁判所と交渉を続けています。

 皆さんは、今後耳マークをどのような活動に続けて行けば良いと考えていますか?
色々な所に置いてもらう?・・・、そうではなくて、耳マークを置かなくても良い社会になってほしいと思っています。
 誰に言っても快く筆談で応じてもらえる、そんな社会作りです。
耳マークカードを見せれば、「あっ、それならこちらへ」と言われるのは嫌です。耳マークがあるところへ、わざわざ行かなくても良い社会を作りたいと思っています。

 最近は、耳マークが色々な所へ多く置かれて来ましたので、これからは難聴者の皆さんが色々なお店に出掛けていって、直接コミュニケーションをとって欲しいと思います。
 そして、どのような筆談の方法が、私たち難聴者に伝わり易いのかを教えてあげて欲しいのです。
本やインターネットで仕入れた情報だけで、難聴者と対応するときは大きな声で話す、口を大きく開けて話すだけが、効果的なコミュニケーション手段ではないことを、実践を通して教えてあげて欲しいと思います。

 筆談が長時間になれば、嫌がられる時もあります。特に話せる難聴者は、相手に筆談を要求して、自分は言葉で応えてしまいます。相手に要求するばかりでは嫌がられても仕方がありません。相手が書いてくれたら、自分も書く。相手が書き終わるのを待って、言葉で応える。事前に質問をメモで用意して、説明をしてもらうなど、相手の事を考えたコミュニケーションの方法は何なのかを、難聴者どうしで話し合って欲しいと思います。 そして、社会の皆さんが快く対応してくれる方法を考えて欲しいのです。

 気持ちの良い難聴者が来たら、次も頑張ってコミュニケーションをしようと言う気持ちになってもらえるはずです。
難聴者はコミュニケーションが下手だから、相手に要求ばかりしてしまいがちですが、それでは理解してもらえないと思います。

これからも、次のことをお願いしたいと思っています。
一つ目は、せっかく耳マークが設置されていても、いつしか隅に追いやられて、無くなってしまう場合があります。その様な時には、「このマークは私たちにとって大切なマークで、必要です」と説明をして、正しい所に設置するように言って下さい。
二つ目は、公共の窓口等において、コミュニケーションに配慮をして欲しいと要求してください。その為にも、地元の難聴者と協力をして、どうすれば良いコミュニケーションができるのかを、難聴者と一緒に勉強して欲しい、と申し入れをしてください。申し入れが来た時には、協力するのが地元の難聴者の仕事ですよ。

 耳マークが現在のように広がってきたのは、私の力ではありません。もう他界をした先輩方をはじめ、多くの人達の力を合わせた結果です。耳マーク普及啓発活動にご尽力を頂いた全ての人達に感謝をこめて、ありがとうと申し上げて、講演を終了したいと思います。本日は本当にありがとうございました。  

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皆さん知っていましたか?

聴覚障害者の皆さんには、色々なサービスや税制面での減税措置がある事を知っていますか?

大いに活用して 制度充実のために貢献しましょう。

■福祉のサービスが受けられる
   行政の福祉窓口  徳島市  徳島県  
    障害者手帳  
    要約筆記サービス  
    聴覚障害者施設(プラザ、字幕ビデオ)  
    補装具(補聴器、字幕デコーダ、お知らせランプetc)  
■税金が軽減される。
    市民・県民税  
    相続税・贈与税  
    自動車取得税・(軽)自動車税  
    障害者控除  
■年金が支給される。
    障害者基礎年金  
    障害者厚生年金  
■費用が安くなる。
    国民健康保険料  
    医療補助  
    高速道料金(ETC)半額  
    航空運賃  
    旅客運賃  
    NHK受信料  
    郵便料金  
    映画館(本人と介護者1名 \1000)  
   利用料(ロープウェイ・プール・美術館・動物園など)
   携帯電話(基本料金半額)
上記の内容は一般的なものであり、手帳等級により変わります。生活環境により、サービスを受けられない場合もあります。
詳しくは関係機関や主催者にお問合せ下さい。徳島県難聴者と支援者の会にお申し出頂けましたら、調査も致します。
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