徳島県議会議員 長尾哲見氏をかこんで

20080223

成20年2月23日(土)
徳島県障害者交流プラザ2Fの会議室において、徳島県難聴者と支援者の会例会が行われました。

今回は、徳島県議会議員の長尾哲見先生も御出席頂け、会員の皆さんの要望や意見を聞いて頂けました。

徳島の難聴者をどげんかせにゃいかん
(パクリました
)

こんな事を話合いました。

下記のような、徳島県における難聴者を取り巻く現状や、難聴当事者からの切実な要望が話し合われました。

①要約筆記者養成事業に関すること。
②福祉機器の差額請求の簡易化・対応機器の範囲拡大に関すること。
③耳マークの普及啓発活動に関すること。
④難聴者を取り巻く諸事情など

お知らせ

次回の例会は
3月22日(土)
徳島県障害者交流プラザ2F会議室
午後1時30分~
次回の例会にも長尾先生はご出席頂け、今回要望を致しました内容の動向や進捗状況をお知らせ頂ける予定となっています。

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20年前に耳マーク普及の為に奔走した女性がいた!

山下マサ子氏 現在は、財団法人徳島市身体障害者連合会理事、徳島市聴覚障害者会副会長)

徳島県難聴者と支援者の会では、活動の一環として、耳マークの普及に力を入れています。
その結果、長尾県会議員の絶大なるバックアップもあり、この度徳島県庁の受付をはじめ、公共機関の窓口、病院・銀行など主要な機関に耳マーク設置が実現の運びとなりました。

しかし、20年も昔に、難聴者の福祉や、難聴者の生活の向上のため、耳マーク設置に奔走した女性、山下マサ子氏がいました。
当時を思えば、今では考えられないような立ちはだかる大きな壁や、迫害の中での活動だったと思います。

当時の山下マサ子氏のご活躍を報道した朝日新聞の記事を掲載いたします。

なお、同女氏は、この度、徳島県難聴者と支援者の会の会員として、我々の活動にご参加頂け、ご指導を頂ける事になりました。

hoka_yama

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2007年忘年会レポート

成19年12月29日 レポート提出者:n.t

29日午前、年末ということで自宅の大掃除をした。
「こんなもんでウケるんかな・・・?」「外してシラけさせちゃったら、どうしよ・・・>0<」忘年会での余興のことを忘れるかのごとく、一心不乱に床を拭いた。

 まあいいや!
「人事を尽くして天命を待つ!」なんて言葉通りに、いざ出陣!!いざ徳島!!

 18時待ち合わせ場所のアクティへ。
周りには、男性を待っている女性や、合コンとかで、初顔合わせを楽しみにしているような若者がいっぱいいて、僕にも、きっと誰か、女性が来てくれるんだろうと思っていたのですが・・・
迎えにきてくれたのは、正月用のサッパリした頭で、いつもよりスッキリした顔をしているFeさんの姿が・・・ガッカリ!(ゴメン!Feさん)

18時過ぎ、忘年会会場へ到着!
そこには、いつもの「ホッ」とするメンバーの顔ぶれが。要約筆記からも3名程、いらっしゃっていて、普段は僕たちの後ろ、隅っこで黙々とPC要約筆記をしてくれているので、「素」の皆さんと面と向かって喋ることが出来たのも嬉しかったです!補聴器業者さんも、みんな、ゲスト参加ありがとう!

定刻より少し遅れて、忘年会が始まり、乾杯の音頭はマロンさんの方から!僕の記憶が確かならば、「今年一年お疲れ様でした!これからもよろしく!」みたいな感じだったかと。

その後、忘年会といえば、お楽しみ恒例のビンゴも同時進行しながら、次々に運ばれる料理と共に楽しみながら頂きました。
新鮮な刺身はおいしかったです!!!
「コロッケに入っていた、豆はなんぞや?」で盛り上がったのも、なんかほのぼのとしていて、楽しかったですよね。

もっとも、僕は会話より、やがて訪れるであろう、出番に向けて、緊張を解きほぐすべく、生中3杯目に突入していて、皆と楽しく話すところじゃなく「ドキドキ」していたのですが・・・(笑)

19時過ぎ、Feさんの合図で、ついに僕の出番。

そして僕の一世一代の余興が始まった・・・

「エイ!ヤー!ター!エンヤコ~ラ!ドッコイショ!」

まあ、こんな感じだったかと思うので、どんなことをやったか想像してみて下さいな・・・(笑)
でもそれなりにウケたような気がしました。

同じような趣旨のことを、少し前に職場でやったのですが、その時はシラケてしまったので、今回も不安だったのですが・・・「自信」が「確信」に変わりました。←注1

僕の余興はこんな条件が揃った時は、そこそこウケるのかなァ~。

① 要約筆記者がいること
② 最高のお客さんがいること
③ お酒があること(特に生中WWW)

我々に、「ペンと要約筆記とアルコールを!」って偉人の言葉があったなあ~そういや。←注2

余興の内容が知りたい方はn.tまで・・・

忘年会は続き、ビンゴで続々と景品が皆の元へ。

それにしても豪華景品ばかりやな!!!

前略・父ちゃん
「僕の乗った船は、タイタニック号でもなくて、沈みかけの船でもなくて、豪華客船『アンテナ号』でした。(笑)」

 もっともっと、書きたいのですが、これ以上書くと、来年になってしまうので、まとめて書きますね。
(^^)他にはこんなことがありました。

① 僕の変装道具(うさぎの耳)で女性陣の皆さんに、バニーガールに変身してもらい、誰が一番  似合っているかそんなんやりました。写真を撮っているので、その審査結果は後日改めて。
② 景品の一つ、「10秒間だけ録音出来るボイスレコーダー」の話題をしていて、僕の考えた夫  婦間でのやり取り。

妻「あなた忙しいけど頑張って!」
夫「いつもありがとうな!」
妻「あなたもね・・・」

こんな使い方で、交換日記みたく、録音しあってみてはいかがですか?って提案してみたのですが、却下され・・・

「亭主元気で留守がいい!」ですって。

お~い!こんなこと言ったのは誰ですか?・・・(笑)

③ あと忘れちゃいけない・・・会話が途切れかけてきた時に、マロン様の一言クイズがありました。
  これも盛り上がりましたよね。さすが、マロン様。「色んな、「引き出し」持ってますな~と一人で、  感心してました。

 今の難聴者を取り巻く環境や補聴器業界話などで、この会にとっても大事な話を皆が真剣に考えている時に、残念ながら終了時間となりました。

その後、忘年会も終わり、飲みすぎて、「オゥェ・・・気分が悪い~動けン」なんて言う輩も居らず、無事終了。←注3

ここからはFe様との二人だけの二次会です。そこからが肝心なところなのですが、どういうわけか思い出すことが出来ません・・・

21時以降の内容が知りたい方はFe様まで・・・

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第四回定例会 裏議事録

登場人物 プロフィール
オレンジナース=一生懸命徳島の難聴者の事や、将来の難聴者の事を考えて         いる真面目な人。おっちょこちょいな面も少しあり。

マロン=いつも元気で、周りの人をを明るくさせる人。またさまざまな武勇伝の持    ち主。本人いわく、間寛平に似ているらしい。

Fe=この会の主宰者。洋裁が趣味なのはまだ秘密。

kk=映画を見たり、花を育てるのが好きな人。pc只今勉強中。

hk=卓球が特技なこの会の母のような存在。

nt=将来物書き志望。何でも直ぐに文章にしてしまうHPの貢献度絶大!最年   少のホープ。
hana=歯の綺麗な要約筆記

徳島難聴者と支援者の会

(第四回定例会、裏・・・?議事録)
 
今回も面白おかしく文章にまとめてみました。
評判がイマイチなようですが、楽しみにしてくれている方も一部にはあるようなので、その方の為に書きたいと思いますので、広い心で読んで下さいな。
でも僕の想像(妄想?)による解釈で、微妙なニュアンスの違いや「私そんなこと言ってないわよ!」的なのもあるかも知れませんが・・・そこは、将来作家志望という事で、大目にみてもらって・・・どこからか「調子に乗るなよ!」なんて声が聞こえてきそうですが・・・(笑)

前回の参加者の他に今回からの参加者は・・・

hanaさん:
要約筆記者。芸能人は歯が命って言葉がありますが、HANAさんの歯はとても白くてキレイです。もちろん、HANAさんも、綺麗ですが・・・

kkさん:
『こないだのヒーローの映画を見た時は、字幕がなくても結構理解出来たんよ・・・』

nt:
『そうなんですか?僕もその映画は見たけど、やっぱり邦画って苦手やな・・・やっぱり字幕がついてた方がいいなぁ・・・字幕を見た上で、聞いたら喋っている内容は、確かにそう聞こえるけど、字幕がなかったら、多分こんな事喋っていたのかな?こんな内容だったのかな?といった感じで、憶測の部分がほとんどで、聞き取りに余計に疲れるし・・・話の核心部分は、まず聞き逃しているし・・・』

講演の中で、先生は、神様がこの障害を直してくれるならどうしますか?っていう究極の「if」の話があったと思いますが・・・先生の場合は、
「アイデンティティが確立しているから、今、この障害がなくなったら、私が私でなくなるので私は遠慮します」
このような趣旨の話があったかと思います。
僕の場合は、正直言って直して欲しいです。それによって、なにか他の障害や人生の苦難が訪れたとしても、難聴ではない自分で社会において「勝負」したかったです。それが、今だに障害の受容につながっていない原因かもしれませんが・・・で、kkさんのストラップにある「ハリー」に直してもらいたいですよ・・・www

hkさん:
『今日の講演は、いろんな状況が重なって聞き取りにくかったね。要約筆記のおかげで、ある程度理解は出来たけど、愛想笑いじゃなく、皆と同じように笑いたかったね。話の「オチ」や核心部分を聞いて、心から笑いたかったね・・・』

居合わせた、難聴のメンバー皆がうなずく・・・

hanaさん:
『そうですね・・・ある人が学校のノートテーク授業を受けていた時に、要約筆記者(以下:ヨ者)の方にこういったそうです・・・』

『授業の内容なんかは、教科書に書いてあるから、極端な話、書かなくてもいいけど・・・でも、皆が笑っている時は、どんな話題で笑っているのか、知りたい!他の話題よりも、それが一番知りたい!』

nt:
『その気持ちにものすごく共感できました。健聴者と同じような情報を得て、その中で自分にとって有益な情報やそうでない情報を、自分自身で考えて、取り入れたい思いがあるのではないでしょうか?その為には、イイ事も悪い事も含めて、情報を保障して欲しいなと思います。
で、それを解消する為に、こんな事はどうでしょう?皆の爆笑を誘ったり、失笑したり、また下ネタ等のセリフや会話を必ずカバーするヨ者を置いたら・・・そのヨ者は、普段は他の事は聞き流し、パソコンとにらめっこしながら、待機していて、そのセリフが出た時には、出来るだけ早く、タイムリーに難聴者や聾者に伝えるために・・・キーを叩きだすってのは・・・いかが?

その最も重要な役目はhanaさんを任命いたしますので・・・笑』

nt:
『いい講演でしたね・・・制度の説明など、為にもなったし、先生の半生や話の内容も面白かったし・・・』

オレンジナースさん:
『先生の話の中であった本持ってるよ。あの本また貸してあげるわね。』

nt:
『なんか、借りてばっかで、恐縮なんですが・・・ていうかすごい本好きですよね?前に行った講演とかの本を大抵持ってるし、それこそ、映画「ヒーロー」のあのシーンじゃないですか?キムタクがバーのマスターに無理難題の注文をしても、いつも持っているよっていう・・・』

nt:
『山口先生の講演よかったですよね。あの本はないですよね?』

オレンジナースさん:
『あるわよ・・・』

nt:
『谷口先生の本はないですよね?』

オレンジナースさん:
『あるわよ・・・』

nt:
『まるでドラえもんのポケットじゃないですか・・・(笑)でも、これからもいろんな本を貸して下さいな。』

二ヶ月前にこのような内容を書いて投稿しましたが・・・

「僕も乗りかかった船なので、頑張りたいなぁ~と密かに思いはじめました。
今はこの船もイカダのように不安定で壊れやすいものだと思うけど、徐々に漕ぎ出して、みんなで知恵をつけたり、勇気を分け合ったりして、頑張りましょうね。やがて豪華客船のようにいろいろな人に乗ってもらったり、向こうから乗りたいって思われるような船(会)にしていきたいですね・・・。
でも、タイタニック号はやめましょう・・・(笑)」

二か月たって、ちょっと考え方が変わりました。

「もし沈んだとしても、一生懸命頑張っていたなら、必ず分かってくれる人が居るんじゃないでしょうか?それがたとえ、今じゃなくても、皆には理解されなくても・・・この活動があって、それが未来の難聴者の情報保障に一役買っていたんだなって、いずれ認められるようになるかもしれないですよね。タイタニック号だって未だに、その財宝を求めて、その価値が見出されていますよね。大事な事は失敗するのを恐れることじゃなくて、今出来ることを一生懸命頑張るってことですよね!」

講演の中で、イの一番に先生に質問して、理解してそして学びました。

そんなわけでFeさん、忙しすぎる時や燃えつき症候群に陥ってしまい、主宰者として苦しい時もあるかもしれませんが、一緒に頑張りましょう。

僕もオレンジナースさんではありませんが、本が少し好きなので、そこで読んだことのある本の言葉です。

「苦しいこともあるだろう 言い度いこともあるだろう 

不満なこともあるだろう 腹の立つこともあるだろう 

泣き度いこともあるだろう 

これらをじっとこらえてゆくのが 男の修行である」

by山本五十六連合艦隊司令官

あっ、そうそう、皆さんよく遠くからわざわざ来てくれて「ありがとう」って仰いますけどね、僕の中ではそう思っていないし、考え事するのに独りでドライブするのって結構いいんですよ・・・

「エッ?何を考えるのかって!」

裏議事録の内容の事に決まってるでしょ・・・

話の大枠はこの「考える時間」でほぼ決まってるから・・・(笑)

        完

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第18回 第15回全国中途失聴者・難聴者福祉大会in岡山に参加して

平成20年11月1日・2日、全国中途失聴者・難聴者福祉大会に参加してきました。この大会は、前身の全国難聴者福祉大会からこの大会名へと名前が変わってから、第15回目の大会であり、また開催地としても、昭和35年難聴学級生誕の地である岡山県での開催ということもあり、それにふさわしい素晴らしい大会でした。
僕自身も以前から興味がありましたし、いつもお世話になっている香川県難聴協会のメンバーも多数参加されるということで、一緒に楽しく、参加してきました。
また、第1回目のコラムにもありますが、山口県で行われたスポーツ交流会で、全国の難聴者の集まりに初めて参加した時に出会った難聴仲間にも久しぶりの再会を果たし、交流を深めることも目的の一つでした。

【第1日目】
初日は、午後からの開催であったので、お昼前に岡山駅で香川のメンバーと合流して、一緒に食事などしました。香川からは今回、15人?ぐらいで、岡山県へは、近いこともあり、多くのメンバーが参加されていたようでした。
会議では、テーマごとに分科会を設け、各分科会に分かれて、それぞれの難聴者自身が今、興味のある分野の会議に参加しました。
僕の参加したのは、「若者達の未来予想図」と題しての第4分科会でした。夢をかなえるために、聞こえの問題とどう向き合い、どう乗り越えていくかという内容と、若い人の目標の一つである、結婚をテーマに、そこで起りうるさまざまな問題を取り上げて、その解決方法や問題を参加者で話し合っていく内容でした。

【第1日目の夜】
会議終了後は、お待ちかねの交流会でした。僕たちは大会主催の懇親会とは別で、他県の青年部の方から段取りして頂いたホテルで泊まり、そこでの交流会に参加しました。(値段も、お安かったので良かったです。)
30数名の皆さんと、飲みながら、仕事の話とか、恋愛や趣味の話、また協会活動の話などなど、いろんな話を語り合いました。
そこでの交流は久しぶりの友人であったり、新しく知り合った難聴者でもあったりですが、夜遅くまで、楽しく酒を酌み交わすことができ、さまざまな出会いが今回もまた出来ました。
僕は、ちなみに携帯型筆談器COBOなどで書きまくりながら、「ナシの会」の宣伝や報告もしておきました。

【第2日目】
第2日目は、朝9時30分から行われ、メインの会場のブースにはパソコンや携帯電話など難聴関連ITの活用方法や、難聴関連グッズ、補聴器メーカーによる新型補聴器の展示もありました。耳マークの使用実績も掲示されていました。(全難聴のHPにある通りですが)
全体会議では、改めて開会式を行い、昨日の各分科会の報告や、高岡正理事長の基調報告や春山満氏による記念講演も行われ、大会宣言にて幕を閉じました。

【分科会のまとめ】
第1日目の、第4分科会では、ある難聴者の体験談を通して、10年前の自分は聞こえなくて出来なかった、あきらめてしまった問題があったが、10年経った今ではどうか?これからやってみたいことや夢を語ってくれました。また結婚をテーマに、難聴者同士の結婚の場合、相手の両親とのコミュニケーション手段や反対された時、式場での情報保障を披露宴でつけることに対して反対があったら・・・などについて、活発な意見がありました。
両親とのコミュニケーション手段については、実際、猛反対されて、半ば駆け落ち気味に家を出たとの体験もありました。子供もできた今は、もう認めてくれているとのことですが、時間が解決してくれることもあり、あせらずゆっくりと時間をかけて解決に向けて頑張っていければとのアドバイスなどがありました。
式場での情報保障についても、過去に実績のある式場であるとか、事前に打ち合わせを充分にしておくことも重要な要素としてあげられました。
その後、それぞれの参加者から、自分の夢を語りました。
福祉大学に進むので障害者福祉の勉強をしたい・・・、難聴者でつくる介護者の会を作りたい・・・、地元の青年部を復活させたい・・・、などなどです。
その他、各分科会の報告、第1分科会(これからの難聴者(児)教育のあり方)、第2分科会(人工内耳で輝く人生)、第3分科会(世界の難聴者は今)、第5分科会(JDF地域フォーラム)がありました。

【高岡正理事長の基調報告】
1、 日本政府が署名した国連の障害者の権利条約の批准のための検討について(この権利条約の内容をこれからの社会参加や就労支援、政見放送や通信、教育の問題に反映させていくことを要求していること)
2、 地域福祉再編成の中で、難聴者への社会の理解と支援施策の要求
3、 障害者自立支援法の見直しにより、要約筆記者派遣事業の市町村移行に伴う後退と地域格差の中で全ての市町村における事業実施と広域派遣、団体派遣実施と派遣範囲の拡大

【春山満氏の講演】
今の病気になって家族と一緒に歩んで来られたことや、介護ビジネスの会社を立ち上げてから今に至る経緯の話などがありました。
春山さんだからこそ感じることや分かることがあり、それが、今の医療や福祉の矛盾点や不備などに対する訴えとなり、そのことが会社に対する熱意と福祉機器の開発に対する情熱となっていることを聞きました。
今、僕たちが、持っているものや、出来ることは、些細なことであるけれど、手が動き、足で歩き、口で喋れる事、そのことは、実は、幸せなことなのだということを話の中で、改めて認識させられました。
「やがて足が動かなくなり車いすになるのなら、車いすになる前に僕の車いすを押してくれる社員を雇えればいいんだ。やがて手も動かなくなり握力もゼロになるのなら、字が書けなくなる前に僕の手の代わりをしてくれる会社というチームがつくれればいいんだ」と、残っている機能を120パーセント使うことで、必ず生き残れると、信じて生き抜いて来たそうです。
春山さんが、もう首から下は動くことのない体になった今、「もう一度、息子とキャッチボールをしたい・・・」「もう一度、妻をこの手で抱きしめてあげたい・・・」と夢を語っていた時には、多くの方が、涙をこぼして聞き入っていました。
心が強く気持ちが強い、こうだと決めたらそれに向かって突き進む決断力などもあると思いましたが、力強い講演内容は本当に勉強になりました。
「あたり前の幸せの有難さ」について、充分に考えることができました。

【感じたこと】
初めての参加でありましたが、いろいろな面で大変勉強になり、いい刺激にもなりました。
会議の中であったことの10分の1の内容も報告することが出来てはいませんが、その中で、印象に残った言葉や発言です。
・今はPCや携帯電話の普及などにより、わざわざ集まらなくてもよいが、聞こえない悩みは面と向かって話さないと、解決出来ないこと。そして、自分が聞こえないということを認めないのではなくて、自分が聞こえないという運命を受け止めて、協会の活動に参加して欲しいこと。
・現状を変えていくには、行政に何かを変えてもらうという姿勢なのではなく、行政を変えるのは自分達なのだということ。

もっともっと、ありましたが、数多くありすぎて・・・
でも、結局は、自分達が、障害の受容をしていく課程の中で、いろいろなアイデアやいろいろな方法を教えてもらったりしても、変わるためのキッカケにしかない、変わるのは自分なのだということです。
ただ、それには、人それぞれのスピードもありますし、自分なりのペースもあります。ゆっくりと自分なりのペースを保ちつつ、自分の地域で出来る範囲ではありますが、現状の改善に向けて地道に頑張っていきたいとは思いました。
もし、仮に行き詰まったとしても、自分たちの傍には、あんなに多くの同じ難聴者が、いるのだから、どれほど心強いことか!
今後、頑張っていく為の糧になりました。
岡山県の協会の皆さんをはじめ、この全国大会に携わったすべての皆さんに感謝をしたいと思います。
ありがとうございました。

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第22回 要約筆記を始めて…③

また前回の続きです。長くてごめんなさい。

 要約筆記を始めてみて、分かった事の1つに、
「喋っている人の言葉を聞き漏らさないよう、全神経を集中させて、
そして瞬時に要約し、瞬時に打ち込み、その動作をしながら話を聞きつつ、次の
要約を頭の中でまとめる」
という事がいかに大変か、いかに疲れるか、という事でした。

 要約筆記は主に何人かで、交代をしながら、休憩を入れながらします。
私は最初、「なんでそんな、ちょくちょく休憩を入れるんだろう?」と思ってい
ました。
 というのも私は、何時間メールを打とうが、何時間チャットをしようが、手も目
も全然疲れないからです。
年齢的なものや個人差もあるかもしれませんが、そういえばインターネットが流行しだした頃は、チャットが面白くてたまらなくて、ぶっ続けで12時間も友達とチャットしていた事もあります。それでも手は全然疲れませんでした。

しかし!!しかしですね!!
要約筆記になると、全然話が違ってきますっ!!
なんとなく打つのではなく、「正しく、分かりやすく、速く」を意識しながら打つ要約筆記は、本当に疲れます。

 私の場合、手は疲れないんですが、とにかく全神経を集中して要約して打つとい
うのは、「脳」がものすごく疲れるものです。毎回、終わる時には思わず「ホッ」とします。

 それでも、「こんな私でも人の役に立てる」という大きな嬉しさ。
そして、新人で足を引っ張ってばかりの私を、「入会してくれたおかげで助かってるよ」とおっしゃってくれる、親切なベテランさん達。
この2つが、私を支えてくれています。

 それから私は、耳は健常ですが、実は、「話についていけない事の淋しさ、もどかしさ」がよく分かるんです。

 以前、海外に長期滞在していた事があり、英語圏だったのですが、英語が分からなくて「コミュニケーションの難しさ」を身をもって経験しました。
 今では、日常会話程度はなんとか分かるのですが、それでも、例えばネイティブ同士が早口で何かの話をしている時、ふいに「あなたはどう思う?」と聞かれたりしたら、「えっ…(゜□゜;)(やべぇ…)」となりますし、
TVも十分にはついていけません。ニュースなんて全然ダメです。
十分に分かるのは、子供用番組のみ…。あっ、ニモとか大好きです(笑)

 例えば、みんなでTVを見ていて、みんなが笑っているのに自分だけ分からなくて、
「あーでも自分だけしらけてたら、なんか場の雰囲気を壊すよなぁ…。まぁ適当
に笑っておくか…」と、
分かってないのにヘラヘラと笑って分かってるフリをしてごまかす、なんていうのは日常茶飯事でした。

「ごめん、今なんて言ったの?何が面白かったの?」と気楽に聞ける相手ならいいのですが、大抵の場合、どうしても遠慮してしまうんですよね。
いくら気楽な相手でも、あまりにも質問しすぎると悪いなーって思いますし。
だって、その人がTVを楽しめなくなるから…。

 映画館でも、周りがドッと笑っていても私だけ「しーん」、みたいな…。
あと、誰かと話してて、何度言ってもらってもどうしても分からない時なんか、
「あーもう、なんで分からないの?」と呆れられたり。

このHPのコラムの、「第16回 難聴者の心理について① 」を読ませていただきましたが、
「まさにその通り!!!」と言いたくなるような事が書かれています。
少し抜粋させていただきます。

>相手の「面倒くさい」と思わせる表情や「イライラしている」ような仕草などを察知し、
>聞き返すことに臆病になったり、億劫にもなるのです。

うんうんっ!!!ほんとにそう!!!(>_<)

>自分と相手の二人だけの会話の場合だと、まず、聞き取りやすい状況であることがありますが、

>自分が聞こえていなければ、あるいは分かっていなければ、会話が進みません。なので、
>分が主となり、相手と会話を進めているなかで「エッ?」と聞き返さざるを得ないのですが、
>複数での会話の場合は、そうはしない、そこまではしない心理があります。

分かるっ、すっごい分かるっ!!!(゜□゜)

>そして、最終的には、自分を納得させるのです。
>「雑談程度については、聞こえなくても、差し支えないよな・・・」と。

そうっ!!そうなんですっ!!!本当にその通り!!!
「あ~今この人が話してる内容って、多分どうでもいい事だよな…いっか…テキトーに流しておけば」と、流したりしてしまうんですっ!!!

>これが、仕事の場合だと、そのような姿勢では、業務内容に差し支えるので、
>配慮を求めたり、態度を改めないといけませんし、聞こえるまでというより、
>分かるまで理解するまで、コミュニケーションをきちんと、とらなければなりません。

わあ~ん(T□T)すごい分かる!!!
海外で働いた経験があるのですが、電話なんかだとホントに何度も聞き直したりして、
業務内容に差し支えのないように努力していました。

>人によれば、女性の声質、いわゆる、高音だけが、聞き取りやすいとか、低音高音を問わず、
>全体的にもっと大きく喋ってもらわなければ聞き取りにくい人もいるわけで、
>一概にいかないところが、また難しいところです。

これもすごい分かりますっ!!!
○○さんが話してる事はさっぱり分からないのに、△△さんに同じ事をもう1回繰り返して言ってもらったらなぜか分かる、という事が私もあります。

とまあ、耳の話とは別になってしまいますが、
不自由さ、もどかしさは私はすごく分かるつもりです。
だからこそ、難聴者や中途失聴の人達に、私は1つでも多くの情報をお伝えしたい!と思っています。
そして、1人でも多くの方のお役に立てる事が出来るなら、そんなに嬉しい事はないと思います。

ダラダラと長いコラムですみませんでした。読んでいただいた方、お疲れさまでした。

要約筆記を始めたばかりの仲間の方々、この文章を使って「そぎ落とし」の練習をして下さい!
(笑)

                                           阿波女より

 

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第21回 要約筆記を始めて…②

前回からの続きです。 

 その後、とうとう要約筆記養成講座(初級)が終わり、修了証書ももらいました。

今回の講座では、手書きの練習だけでした。PCと手書きの要約筆記では、与えられる情報の量が全く違います。
手書きは、PCに比べるとどうしても書ける量が少なくなるからです。なので、講習では、
「いかに不必要な所を省くか、どこまで省くか」などを習いました。
「そぎ落とし」の方法はPCでの要約筆記でも、とても役に立っています。
PCは手書きと比べると、たくさん打てるので、より細かい所まで打てますが、やはり「そぎ落とし」の基本的な考え方は同じだからです。

とはいえ、修了式の時、「授業が終わったからって、実際にバリバリ活躍なんて出来るんだろうか…」
という気持ちがありました。他の受講生の方達も同じような事を言っていました。
「習うより慣れろ」との言葉を信じるしかないのかなぁ…と思っていました。 

 講座修了後、早速、何件かの要約筆記派遣のお誘いを受け、1メンバーとして出向きました。
まず最初に派遣された所は、とある大きいホールで、とてつもなく大規模な講演会でした。

 内容も政治がらみの事がほとんどで、難しい言葉もたくさん出てきて、「ウギャー!!絶対無理!!」と心の中で叫びながら、必死でPCの画面を見つめていました。

 簡単な言葉ならサッと打てるのですが、それでも緊張して手がなかなか動かなかったり、
「何!?今なんて言うたん!?○○政策って何!?」と、さっぱり講演の内容について行けず、ベテランさん達にたくさんフォローしていただきました。
ベテランさん達ってほんとにすごい…と思いました。

 司会者の方が丁寧な言葉で長く話した事を、簡潔に分かりやすく要約されているのを見て
「おおー!!すごいっ、そうか、そうやって訳せばいいのかあ」と勉強になりました。
なんとかその日は終わり、「あぁーほんまに私はこんな事やってていいのだろうか。
迷惑かけるだけなんじゃないだろうか」と少し思いました。

 それでも、後片付けをしていた時に、傍聴者の何人かの方達が、
「すごいねー、あんな事が出来るなんて」と言ってくださったりしました。
もちろん、その時も私は心の中で「いえっ、すごいのはこちらのベテランさん達でございますっ。私は違いますっ」などと思っていたのですが、
その時チラッと聞こえたのが、
「話をまとめて文字として表示してくれると、分かりやすいね」という健常者の意見でした。 

なるほど。
そういえば私も、「要約筆記要請講座」で、講師の方が喋っている内容が難しい時、
もしくは人前で話すのが苦手な講師の方の時、スクリーンの方を見て「ふむふむ」と理解していたのを思い出しました。

 要約筆記は、難聴者・中途失聴の方、お年寄りの方達だけでなく、色んな人に役立つものなんだなーと感じました。 

 その後も、私は色々な所へ派遣させてもらい、いつも心に「初心者マーク」を貼って、
毎回緊張しながら要約しています。
あ~あ、「耳マーク」みたいに、「要約筆記者初心者マーク」もあったらいいのに(笑)
「要約筆記者初心者でございますっ。不具合な点がございましたら何卒ご勘弁をっ」みたいな(笑)

 でもやっぱり、要約筆記者として出向く場合は、パソコンの前に座ったら、新人だろうと、自分もプロの意識を持って望まねばいけませんね。

 なぜなら、スクリーンを見ている難聴者の方達にとっては、要約している人がベテランであろうが新人であろうが、関係ないからです。 
今でも、要約筆記の予定の前日はいつも「あーどうしよう、大丈夫かなぁ」と心配になっています。

 でも、所属している団体の方達がほんとに皆さん親切な方ばかりで、こんな私にも優しい言葉をかけてくださっているので、続けられています。
それも、要約筆記を続けていくうちでの、大事な事なのかも…と思います。

「要約筆記を始めて…③」へ続きます。
                                     阿波女

 

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第20回 要約筆記を始めて…①

 皆さん、はじめまして。
私は「要約筆記」の団体に加入しているものです。ここでは「阿波女」と名乗らせていただきます。
 2008年の秋、私は「要約筆記」と出会いました。きっかけは、NPO法人の要約筆記団体に所属している知り合いから、「こんなボランティアをやってるんだけど、あなたもやってみない?」と誘われた事です。
 ボランティア自体には昔から興味はあったのですが、「ヨウヤクヒッキ?何それ?」という感じでした。要約筆記の「ヨ」も聞いた事がなかったのです。
 知人にザッと話を聞いたところ、
「講演など色んな場所へ行き、話している事を自分なりに要約し、手書きやパソコンで難聴者や中途失聴の人達に伝える」という事でした。
知人は、「最近はパソコンが主流になってきているんだけど、パソコンに堪能な人が少ないの。私もタッチタイピングは出来ないし、打つのはすごく遅いし。あなたならタイピングが速いし、向いていると思って」と言っていました。
 それを聞いた時、厚かましくも、瞬時に私は、
「おーっ、そんなのがあるんだ!面白そう!やりたいやりたい!私でも役に立てるんだったら是非やってみたい!」と思いました。
 私はパソコンについての知識は最低限しかありませんが、文章を打つのは昔から大好きで、「速打ち」だけは自信があったからです。
 その後、彼女の所属する団体の、PC要約筆記の様子を何度か見学させてもらいました。
小学校の体育館での講演会、手話講座などなど…。
「こ、これは私には無理かもしれない」というのが素直な感想でした。
だって、講演会で前で喋っている人のスピードは速いし、要約している人の事なんか待ってはくれないし(当たり前ですが)、しかも、なんだかすごく難しい内容の話をしているし、知らない専門用語とかも出てくるし!
そして、なんといっても、「長い話を短く簡単にまとめて要約する」という事の難しさを目の当たりにしたからです。
 涼しい顔をしてタイピングをしていたベテランさん達を見て、私は「ポカーン(゜□゜)」としていました。
「打つスピード」が速いにこしたことはないけれど、それよりも重要な事は、「より分かりやすく、正確に、簡潔にまとめる事」だと分かったんです。 それまで私は、「打つのは速いからなんとかなるだろう」などと、大きな勘違いをしていました。
「ガーン…。打つスピード云々よりも、まとめるセンスの方がよっぽど重要なんだ。これは私には向いていないかもしれない。私は、速く打つしか脳がないのに…。」

 ちょうどその頃、徳島市が開催する「要約筆記養成講座(初級)」が始まるとの事で(しかも無料♪)、知人に「まず、その講座を受けて基礎知識をつけてから、実際に活躍したら?」と言われました。
 毎週2回の講座でした。回によって、内容も講師も違いましたが、実際に難聴者の方や身体に障害を持っておられる方のお話も聞けたり、とても充実した内容の講座でした。
それに、お友達も出来ました♪(^▽^)
 その講座は「OHP・OHCでの手書き要約筆記の養成講座」でした。
毎回、要約筆記での情報保障がついていました。OHP・OHCでの手書きでした。
最初、「なんで要約筆記の養成講座やのに、いちいち要約筆記を付けるん?」と思っていたのですが、途中から、実は受講者の中には難聴者・中途失聴の方もいらっしゃるという事に気付きました。
そう、「難聴者と支援の会」の会員の方々です。
 なぜ分からなかったかというと、中途失聴の方は見た目では全然分からなかったからです。
補聴器をつけていてもよく見ないと分からないし、人工内耳の方だったら、見た目では絶対分かりません。
喋りが堪能な方も多く、「え?ほんまに聞こえが悪いん?」と思った事もありました。
そして授業中、その人達を盗み見したところ、スクリーンを見ながら頷いたりしていました。
「そっか、こんな風にリアルタイムで難聴者の人達は情報を得ているんだ」と感じました。
「要約筆記者を育てるには、難聴者の助け無しにはありえない」という事を実感しました。
同時に、私も、講師の方の話を聞きながら、スクリーンをチラチラと見ていました。
「なるほど~、ああやってリアルタイムで話を短くまとめていくんだ」と思いました。
 しかし、毎回私が思った事は、「こんな難しいこと、私は出来ん!ていうか無理!」でした。
なにをかくそう、私は「ど」が付くほど字が下手で、書くスピードも遅いし、しかも、いただいた教科書もなんだか難しい事がいっぱい書かれているし、「ああ~っ絶対無理っ!(>□<)」と思っていました。
 情報保障として、要約筆記をする事の責任感を考えると、頭の回転が非常~~に遅い私には向いてないんじゃないだろうか…と、不安でいっぱいになりました。
入るなら、知人と同じ団体に、とは思っていたのですが、「やっぱり断ろうかな…」とも考えていました。
 そんな矢先、もう少しで要約筆記養成講座が終わるという頃、「今までは見学だけだったけど、今回は実際に打ってみない?」と例の団体の方からのお誘いがありました。
その時の派遣先は、アットホームな雰囲気で、傍聴者も少人数で日常会話も多い内容だったので、初心者の私でも出来るかもしれない…という事で、誘っていただけたのかもしれません。
 しかし!今まで何回か、PCでの要約筆記を見学させていただいていたとはいえ、実際に自分が打つとなると、頭が真っ白になって、「うわーーー!今なんて言うたん!?ていうか今の日本語何!?そんな言葉知らんよ~!!」
という感じで、思いきりパニックになっていました。
途中で、キーボードの上で数分間、手がピタッと止まったまま動かなくなった事を今でも覚えています。
 でも、なんとか自分を落ち着かせて、ベテランさん達に助けられながら、自分が出来る範囲で頑張って打ってみました。すると、なんだかすごく充実した気分になったんです。
その時は、難聴者の方が少人数だったので、ご本人の前に表示用PCを置いていて、スクリーンは使わなかったのですが、最初にそのご本人が PCを見て、「すっごく分かりやすいです!」とこちらを向いて嬉しそうにおっしゃってくださいました。
私は思わずそれを聞いてニヤけてしまいました(笑)

 そして、終わった後には、本当にありがとうございましたとお礼の言葉を何度もいただいて、私は心の中で、「いえっ、私はただの新人でございますっ、ちゃんと要約していたのはこちらのベテランの方々ですっ」と思っていたものの、それでも間近で、ご本人に「リアルタイムで会話についていけるのがとても嬉しかった」と喜んでいただけたのがすごくすごく嬉しくて…。ほわ~んとした気分になりました。

 ベテランさんからも「頑張ったね」とのお言葉をいただいて、なんだかその日は晴れ晴れとした気分で、「あー、こんな私でも誰かの役に立てるんだー」と嬉しくなり、要約筆記をこれからも続けていこうかな、と思いました。

                                           阿波女

 

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