ちょっと行ってきました。
大阪~奈良のお出かけレポート
ジリジリジリ・・・暑い~!! 真夏に逆戻りじゃ(泣)
9月19日の猛暑の中、奈良に行ってきました。
9月1日から半月、娘がニューヨークにダンスのレッスンに行って帰ってきたので、その自慢話を聞くためにのこのこと大阪へ。
19日朝目が覚める。 自慢話も昨夜耳にタコができるほど聞かされたので、どこか行かない?(逃げるように)
最近は携帯が充実しているので、どれどれ・・・ 堺に千利休屋敷跡があるのを見つけ、早速出かけることに。(9時30分)
あっという間に付近到着。
ん・・・?これ?
屋敷跡ちゃうやん、敷地あとやん(泣)
ねばって見ました!
見て見てしました!3分経過。
まだ10時。しゃぁない!ちょっと奈良まで行こうと言うことになって高速で40分。
当初の目的は「西大寺」。テレビのニュースでもお馴染みの、直径40センチ以上もある大きな茶碗でお茶を飲む、あのお寺です。
お寺に向かう途中、「奈良に来たのだからやっぱり奈良公園で鹿にせんべいだろう」と言う意見に心揺れて、まず奈良公園へ。
鹿がいっぱ、人もいっぱ、ひろい~・・・、歩くの疲れる・・・。
ちゅう、駐車場一回1000円。どう考えても10分位しかおらんのに・・・、
車中からの見学にしよう、楽やし涼しいし、1000円要らんし・・・、と言うことで車でぐるぐる。
見終わったし、さぁ西大寺へ!
あれ何?!何かすごいもんがあるぞ~!、いこいこ!と言うことになり、またもや寄り道!
世界遺産/特別史跡 平城京跡でした。ここが昨年テレビで盛んにコマーシャルをしていた「せんとくん」の所かと立ち寄る事に。
広大な敷地に、朱雀門(すざくもん)、平城宮跡資料館、大極殿、遺構展示館、東院庭園の建物があります。広い!広大です!その証拠に、平城京跡の敷地の中に電車が通っていて、踏切で車が止められるんです。
施設の至る所に、ボランティアガイドの皆さんがいて、色々な話が聞けます。
お薦めのポイントは?のお返事が、
「¥500円要りますが「平城京歴史館」が良いですよ」とのこと。
あれっ?散策マップに入ってないんですけど・・・信じてGo!!
これが大正解!!
「入場チケットをお求め下さい」
「あの~、障害者手帳があるんですが」
「それならお二人様無料です。どうぞ」(なんと障害者に優しい平城京(710年))
入った所にある大きなスクリーンでは「古代のアジアと日本の歴史」と言う平城京遷都のお 話が、せんとくんと司馬達等(しばたっと)、粟田真人(あわたのまひと)の楽しいアニメで放映されていました。
これが何と、全て字幕付き!! なかなかやるな平城京!
次に進むと今度はテレビで「平城京のくらしと文化」が放映されています。
太安万侶(おおのやすまろ)、山上憶良(やまのうえのおくら)、行基(ぎょうき)の三人がそれぞれの立場から国内外との交流で賑わう平城京の暮らしと文化を伝えている、なかなか興味深い内容でした。
次に「遣唐使シアター」に入ります。中では「波濤を越えて~遣唐使の航海~」と言うアニメが放映されていて、遣唐使たちが命がけで大海を渡って運んだ物が奈良時代の日本の国づくりや文化の発展を支えた内容が3面ワイドスクリーンで迫力満点で流れていました。
鑑真和尚が日本に来る事になった経緯や、阿倍仲麻呂がついぞ日本の土を踏む事ができなかった話しなど、感動的なシーンがたくさんあるお話で、ついつい見入ってしまいました。
次に入ったのが「平安京VRシアター」 平城京始まりの都と言うタイトルで、在りし日の平城京の姿を最新のバーチャルリアリティーを駆使して再現をしたものです
上映にあたり、諸注意を話してくれたお姉さんは、なんと手話を使いながら説明をしてくれました。何と聴覚障害者に配慮された施設でしょう!!
目の前に広がる5枚のスクリーンに映し出される映像は、圧巻そのものです。
通訳として平城京に留まった外国使節団の一員の回想物語。朱雀門や大極殿を案内する粟田真人や若者との対話、元旦の儀式の様子など平城京の姿を、実に見事に再現していました。
上映が終わり、出口に向かうと先ほど手話で説明をしていたお姉さんがお見送り。
思わず声をかけて記念撮影。
「下手ですができるだけ聴覚障害者の皆様にも楽しんで頂ける様に配慮をしています」何とありがたいお言葉!!
昼食の時刻をだいぶ超過しているので、急いで昼食を食べ、いよいよ当初の目的の西大寺へ。
西大寺の由緒は次のようです。
称徳天皇の勅願により、常騰を開基として天平神護元年(765)に創建されました。当時は広大な寺域に多数の堂塔が建ち並び、東大寺と共に栄えていましたが、承和13年(846)以後数多の火災にあい、創建当時の建物はほとんど焼失しました。鎌倉時代に叡尊により復興されましたが、戦国時代には再び火災で焼失しました。現在残っている本堂(重文)、愛染堂(重文)、四王堂(重文)などは江戸時代中期に建てられたものです。叡尊が始めた「大茶盛」の寺としても有名です。(西大寺HPより)
「大茶盛」メモ
毎年1・4・10月に行われる。直径30センチ以上、重さ6~7キロの大茶碗と長さ35センチの茶筅でお茶を立て、参拝客にふるまわれる。叡尊が西大寺の鎮守八幡宮に茶を奉納し、お下がりの茶を参詣人にふるまったのが起源とされる。
入場料は大人が¥400でした。
「あの~、障害者手帳があるのですが・・・」
「見せてもらわな、分からん」(そりゃそうやけど、感じ悪~)
「一人だけ半額」
(感じ悪いぞ西大寺)
本堂を見学するも、寄付した人の名前が書かれた燈籠を並べているだけか~。
あっ、ちょっと何かあるみたいなので見学。釈迦如来立像を始め、数種類の立像や座像が・・・、ちょっと物足りない感じもしましたが、まぁこんなもんかと見学を切り上げ、帰路につくことにしました。
ちょっと遠いけど平城京歴史館はお薦めのスポットです、旬が大幅に過ぎていますが、世界遺産/特別史跡 平城京跡レポートでした。
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