次回定例会のご案内(2017年) | |
6月17日(土)研修室1で行われます。 時間は13時30分~16時です。 |
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幸子ⅢのDVD完成 (字幕付き)
DVDを無料配布しています。必要な方は下記のアドレスからご連絡をお願いします。
「幸子Ⅰ」、「幸子Ⅱ」「幸子Ⅲ」のダイジェスト版がご覧頂けます。
幸子Ⅰ | 幸子Ⅱ | 幸子Ⅲ | 幸子Ⅳ |
(5分間) | (15分間) | (15分間) | ( ) |
事の発端は、PCで見ていたyahooニュースであった。「救急要請ファクス、気づかず15時間放置」この見出しに、聴覚障害者がらみの記事と直ぐに分った。
「広島市消防局が5月、同市東区の聴覚障害者の男性が体調不良を訴えて送った救急要請のファクスを約15時間、放置していたことが分かった。勤務していた職員9人は、別の救急業務などに追われて気づかなかったという。男性は自然回復して命に別条はなかった。」
たまたま自然回復をしたから良かったようなものの、命に直結する許しがたい由々しき問題である。直ぐにナシの会のHPの掲示板に投稿、皆さんに見てもらおうと思った。6月21日の事であった。
掲示板のしんさんの一行が気になった。
「そう言えば、徳島の消防局はFAXでの通報って可能なのでしょうか?」
徳島県ではどうなっているのだろう・・・?と思いはじめ、消防は市町村単位で管轄されている事を知っていたため、とりあえず徳島市と小松島市の消防本部にメールで状況の問い合わせをしてみた。
2日後、小松島消防本部からメールで回答があった。(この内容は掲示板に記載済み)
そして、その夜、聴覚障害者関係の方々が集まる会議があり、その場で更なる周知徹底を図るために、2つのFAX番号を記載したチラシが配布された。(下記に掲載)
実に迅速な対応で、驚くばかりである。真摯に受け入れ、考え、対応するところは、実に素晴らしいと思う。
次の日(3日後)午前10時28分、携帯に電話が入った。徳島市消防本部からだった。話しの内容は、問い合わせをしていた件に関する回答だった。
「FAXでは24時間対応している。取り忘れなど無いように対応ができている。FAXの番号は徳島市の聴覚障害者は全員知っているので大丈夫。」・・・この様な内容であった。
その夜、徳島県聴覚障害者制度改革推進徳島本部の会議があった。ご存知の通りこの会は、徳島市内を中心に、聴覚障害者関係の9団体が集まり組織されている、聴覚障害者関係では一番大きな組織である。
そこで、消防本部につながる、緊急用のFAX番号を知っているのかを聞いてみた。・・・・誰も知らなかった。当事者が誰も知らない・・・しかし消防本部は当事者は全員知っていると・・・・。
大きな問題点が見えてきた。
早速、再度徳島市消防本部に現状報告。それと本会の会員でもある徳島市議のK先生へ連絡。
K先生から直ぐに連絡あり、「早急に対応します」
次の朝、徳島消防本部より連絡あり。「以前に障害者連合会に連絡をしたので、全員に伝わったと思った・・・」、いやはや・・・。
K先生から連絡あり。
「通信司令室室長から回答あり。H6年よりFAX通信開始。H22年徳島市身体障害者連合会にFAX用紙30枚配布。(これにて周知徹底と誤認)
同HPよりFAX用紙ダウンロード可能。FAX受信時、ベルとフラッシュが作動、手動で解除するまで鳴り続けるため、取り忘れは無い。
周知が不十分だった事を認め、障害福祉課と連携して、チラシの作成。緊急通報用紙及び確認用紙等を交流プラザ中心に、各団体を通して周知に努める」との回答を引き出す事ができました。(用紙下記掲載)
今回、緊急用のFAXの件であった。もしかすればFAX通信は古い対応で、今風でないのかもしれない。しかし一人でも利用者がいるかも知れない、この事により助かる命があるのかも知れないと考えれば、どのような些細な事でも整備しておく必要があると考える。
ただでさえ聴覚障害者のコミュニケーション環境、情報保障環境は低位に追いやられているのである。
今回の対応で分った事が!
「必要な事をちゃんと指摘すれば、皆さん前向きに考えてくれる!」である。
気が付いた事は、何でも言いましょう!!
ダメで元々、言わなければ一生無理!!
FAX緊急通報用紙がダウンロードできます。こちらをクリックしてください。
「知らせ太郎」を作りました。
「知らせ太郎」は、内蔵のマイクで音を感知し、ある一定の音量以上がマイクから入ってくると、赤い光が点滅します。
使い方は色々と考えられます。
例えば、携帯電話の近くに置けば、着信があれば点滅したり、クッキングタイマーの近くに置けば、時間がくれば点滅します。
また、家の電話の近くに置けば、かかってきた時やFAXの時に点滅します。
ドアチャイムの近くに置けば・・・・等々。
音がすれば反応して点滅を始める、ちょっとあれば便利なグッズと思います。
写真で見て頂ければお分かりのように、点滅する所は100均の自転車コーナーにあったLED点滅ライトを流用しました。なかなかの優れものです。
本体のケース(オレンジ色)は・・・・、お弁当箱!もちろんこれも100均です。3段で100円なので40円弱!(笑)
いかに安価で作れるか?これも大きな課題でした。結果は・・・・!
市販されている同じような製品の1割程度でした!
「知らせ太郎」に興味のある方はご連絡下さい。
①回路図送ります。
②プリント基板&部品用意できます。
③「知らせ太郎」を貸し出しできます。
④「知らせ太郎」作ります。
等など、ナシエレクトロ工房で対応させて頂きます。
お問合せは
まで
定例会で話題になった!
「振動式目覚まし時計について」
難聴者のみなさん、朝はどんなふうに起きていますか?
目覚まし時計が鳴っても分からないことがあるとか、家族に起こしてもらうという方もおいででしょう。
目覚ましなしでも毎朝決まった時間に目が覚めるという人でも「明日はいつもより1時間早く起きなくてはいけない」という時には不安があるのでは。
また、時計の設定より早く目が覚めるけれど、本当は目覚ましが作動するギリギリまで寝ていたいと思っている人もいるかもしれません。(それは私)
これは、振動式目覚まし時計をなぜか2つも持っているシンによる使い心地についてのレポートです。
まずはこちら。
東京信友というメーカーが発売していた「パンチングウォッチ」です。
あくまで主観にもとづくものですので、そのへんはご了解ください。
(現在は製造停止して、別のタイプの時計を発売しているようです)
7年前に約1万円で購入しました。
利点は何より使い方が簡単なことです。
赤い針を起きたい時間に合わせてアラームボタンをオン(手前に引く)にするだけです。
あとは腕時計をつけて寝ればOK。
普通の腕時計と同じくらいの重さなので、旅行にも持って行きやすいです。
欠点としては、寝ている間に無意識のうちアラームボタンをオフにしてしまうことでしょうか。(時計のせいではありませんね)
また夏場は汗をかくので時計を巻くのが気持ち悪いということがありました。
時計をしていた部分の皮膚がかぶれてしまったことも・・・。
電池交換も素人では難しいです。
取扱説明書を持って、ちゃんとした時計屋で交換してもらった方が良いかも。
時計用と目覚まし用に電池を2つ使っているようで、寿命は1,2年だそうです。
腕時計の方に不満が出てきたので、新しく買ったのがこちらの枕の下に置くタイプ。
自立コムというメーカーが発売しています。
時計の上にあるボタンで起きたい時間をセットし、横にあるスイッチを「振動」に合わせて、枕の下に置いて使います。
利点としてはまず間違いなく起きられることです。
振動が腕時計よりも強力で、これで起きられないという人はいないでしょう。
枕の下にあるので、無意識のうちに目覚ましを解除してしまうこともないと思います。
欠点としては、腕時計タイプより設定方法が若干ややこしいことです。
また枕を使わず寝る人や、寝相が悪くて朝起きると枕が足元という人には向いていません。
(そういう方には布団の下に敷くタイプもあるようです)
電池は単3アルカリ電池3本で、寿命は6~8ヶ月とのこと。腕時計より短いようです。
このレポートを読んで時計についてよく分かったから今すぐ買いたい(えーウソ~)という人はホームページから直接メーカーに注文するとよいでしょう。
実物を見てから決めたいという人には、補聴器店などで貸してもらえる場合もあるので問い合わせてみてはいかがでしょうか。
私はその2の時計を、トーシンという補聴器店で数日借りてから購入を決めました。
店には在庫がない場合もあるので、連絡なしに行くのはやめた方が無難です。
事前に役所の障害福祉課などで問い合わせてみてください。
支給要件は「聴覚障害2級(聴覚障害者のみの世帯及びこれに準ずる世帯で日常生活上必要と認められる世帯)の者」だそうです。
自治体によって給付するかどうかの基準が違うかもしれません。
受け付けてもらえるようでしたら、障害者手帳、印鑑、見積書、カタログなどを持って役所に行ってください。
私の場合は「聴覚障害者のみの世帯」ではありませんが、特に問題なく申請を受け付けてもらえました。
申請後2日で給付決定通知が届き、その2の振動式時計が自己負担1割(819円)で購入できました。
健聴者が1000円くらいで買える目覚まし時計が、難聴者用だとなぜ1万円もするんだろうという気もしますが、便利な道具や福祉制度をうまく活用してみましょう。
おしまい。
要約筆記が大きく変わろうとしていることをご存知でしょうか?
今まで、各県市町村が独自で特色を持って行ってきた要約筆記奉仕員の養成が廃止されます。
その代わり、今後難聴者への要約筆記を行う方々を「要約筆記者」と位置付ける事になります。
そして、ここで大切な考え方は、今までの「要約筆記奉仕員」と「要約筆記者」とは、全く別のものであるとの認識です。
極端な言い方をすれば、今まで要約筆記者を目指して、受講して得られた地位や資格は、全部無効になると言う事です。(救済措置はあります)
では、なぜこんな事をするのかが気になると思います。それは「要約筆記者の社会的地位の確保」です。
手話に関しては厚生労働省が定める、手話通訳技能認定試験(手話通訳士試験)等があり、「通訳者」としての地位が確立されていますが、要約筆記に関しては、まだそこまで至っていないのが現状です。
そこで今回、将来的に手話と同等の認定資格を目指す目的を含めつつ、全国的に統一したカリキュラムと精選した講義を整備し、受講生が同じ内容を受講する事により「要約筆記者」としての資質の向上と均一化を目指す動きとなった訳です。これにより、 「要約筆記通訳技能認定試験(要約筆記通訳士試験)」のような制度ができた時にも、対応できるものとなっているはずです。
今回予定されています要約筆記者養成に係るカリキュラムの内容は、受講時間80時間から90時間(推奨84時間)といった、今までの要約筆記奉仕員養成カリキュラムの52時間に比べて、非常に長く、内容が充実したものとなっています。
一例を上げれば「対人援助」や「要約筆記者のあり方」など、技術面の受講内容ばかりではなく、聴覚障害者の人権擁護の立場に立った要約筆記者のあり方、要約筆記者が目指す人間性など、要約筆記を通して、ひとりの聴覚障害者への支援者としてのあり方など、ヒューマンコミュニケーションの内容が充実している事が特徴です。
荒っぽい表現ですが、「要約筆記を通して、共に成長する要約筆記」へ移行すると考えられます。
それでは、今まで要約筆記奉仕員だった人はどうなるの?と言う問題が発生してくると思います。
それには、3つの対応が用意されています。
① 忘れて、新たに「要約筆記者」の養成講座を受講する。
② 「要約筆記奉仕員」から「要約筆記者」に変更する補講を受ける
② 名前だけの要約筆記奉仕員なら、捨てる。
この3つです。
①、②の内容は、現時点では明確に内容が決定していませんが、今年度中には指針が確定され、②の補講に関しては開催される可能性があります。
また、要約筆記者の養成と並行して、「要約筆記者養成講習の指導者の養成研修」と言うのも行われるようになりました。
簡単に言えば、「要約筆記者養成講習」の先生を育てる講習です。しかもこの講習は県が主体となって、必要経費(交通費・宿泊費)も県から支給されます。
言い換えれば、ここまで要約筆記の必要性が公の機関で認められてきたと言う事です。
要約筆記に関しましては、現在「激動期」を迎えていると言えます。
難聴当事者の皆さん、要約筆記に関心をお持ちの皆さん、ナシの会は今後とも平成の維新を注視しながら、より良いものとなるよう働きかけをして行きたいと考えていますので、ご協力をよろしくお願い致します。
ちょっと行ってきました。
大阪~奈良のお出かけレポート
ジリジリジリ・・・暑い~!! 真夏に逆戻りじゃ(泣)
9月19日の猛暑の中、奈良に行ってきました。
9月1日から半月、娘がニューヨークにダンスのレッスンに行って帰ってきたので、その自慢話を聞くためにのこのこと大阪へ。
19日朝目が覚める。 自慢話も昨夜耳にタコができるほど聞かされたので、どこか行かない?(逃げるように)
最近は携帯が充実しているので、どれどれ・・・ 堺に千利休屋敷跡があるのを見つけ、早速出かけることに。(9時30分)
あっという間に付近到着。
ん・・・?これ?
屋敷跡ちゃうやん、敷地あとやん(泣)
ねばって見ました!
見て見てしました!3分経過。
まだ10時。しゃぁない!ちょっと奈良まで行こうと言うことになって高速で40分。
当初の目的は「西大寺」。テレビのニュースでもお馴染みの、直径40センチ以上もある大きな茶碗でお茶を飲む、あのお寺です。
お寺に向かう途中、「奈良に来たのだからやっぱり奈良公園で鹿にせんべいだろう」と言う意見に心揺れて、まず奈良公園へ。
鹿がいっぱ、人もいっぱ、ひろい~・・・、歩くの疲れる・・・。
ちゅう、駐車場一回1000円。どう考えても10分位しかおらんのに・・・、
車中からの見学にしよう、楽やし涼しいし、1000円要らんし・・・、と言うことで車でぐるぐる。
見終わったし、さぁ西大寺へ!
あれ何?!何かすごいもんがあるぞ~!、いこいこ!と言うことになり、またもや寄り道!
世界遺産/特別史跡 平城京跡でした。ここが昨年テレビで盛んにコマーシャルをしていた「せんとくん」の所かと立ち寄る事に。
広大な敷地に、朱雀門(すざくもん)、平城宮跡資料館、大極殿、遺構展示館、東院庭園の建物があります。広い!広大です!その証拠に、平城京跡の敷地の中に電車が通っていて、踏切で車が止められるんです。
施設の至る所に、ボランティアガイドの皆さんがいて、色々な話が聞けます。
お薦めのポイントは?のお返事が、
「¥500円要りますが「平城京歴史館」が良いですよ」とのこと。
あれっ?散策マップに入ってないんですけど・・・信じてGo!!
これが大正解!!
「入場チケットをお求め下さい」
「あの~、障害者手帳があるんですが」
「それならお二人様無料です。どうぞ」(なんと障害者に優しい平城京(710年))
入った所にある大きなスクリーンでは「古代のアジアと日本の歴史」と言う平城京遷都のお 話が、せんとくんと司馬達等(しばたっと)、粟田真人(あわたのまひと)の楽しいアニメで放映されていました。
これが何と、全て字幕付き!! なかなかやるな平城京!
次に進むと今度はテレビで「平城京のくらしと文化」が放映されています。
太安万侶(おおのやすまろ)、山上憶良(やまのうえのおくら)、行基(ぎょうき)の三人がそれぞれの立場から国内外との交流で賑わう平城京の暮らしと文化を伝えている、なかなか興味深い内容でした。
次に「遣唐使シアター」に入ります。中では「波濤を越えて~遣唐使の航海~」と言うアニメが放映されていて、遣唐使たちが命がけで大海を渡って運んだ物が奈良時代の日本の国づくりや文化の発展を支えた内容が3面ワイドスクリーンで迫力満点で流れていました。
鑑真和尚が日本に来る事になった経緯や、阿倍仲麻呂がついぞ日本の土を踏む事ができなかった話しなど、感動的なシーンがたくさんあるお話で、ついつい見入ってしまいました。
次に入ったのが「平安京VRシアター」 平城京始まりの都と言うタイトルで、在りし日の平城京の姿を最新のバーチャルリアリティーを駆使して再現をしたものです
上映にあたり、諸注意を話してくれたお姉さんは、なんと手話を使いながら説明をしてくれました。何と聴覚障害者に配慮された施設でしょう!!
目の前に広がる5枚のスクリーンに映し出される映像は、圧巻そのものです。
通訳として平城京に留まった外国使節団の一員の回想物語。朱雀門や大極殿を案内する粟田真人や若者との対話、元旦の儀式の様子など平城京の姿を、実に見事に再現していました。
上映が終わり、出口に向かうと先ほど手話で説明をしていたお姉さんがお見送り。
思わず声をかけて記念撮影。
「下手ですができるだけ聴覚障害者の皆様にも楽しんで頂ける様に配慮をしています」何とありがたいお言葉!!
昼食の時刻をだいぶ超過しているので、急いで昼食を食べ、いよいよ当初の目的の西大寺へ。
西大寺の由緒は次のようです。
称徳天皇の勅願により、常騰を開基として天平神護元年(765)に創建されました。当時は広大な寺域に多数の堂塔が建ち並び、東大寺と共に栄えていましたが、承和13年(846)以後数多の火災にあい、創建当時の建物はほとんど焼失しました。鎌倉時代に叡尊により復興されましたが、戦国時代には再び火災で焼失しました。現在残っている本堂(重文)、愛染堂(重文)、四王堂(重文)などは江戸時代中期に建てられたものです。叡尊が始めた「大茶盛」の寺としても有名です。(西大寺HPより)
「大茶盛」メモ
毎年1・4・10月に行われる。直径30センチ以上、重さ6~7キロの大茶碗と長さ35センチの茶筅でお茶を立て、参拝客にふるまわれる。叡尊が西大寺の鎮守八幡宮に茶を奉納し、お下がりの茶を参詣人にふるまったのが起源とされる。
入場料は大人が¥400でした。
「あの~、障害者手帳があるのですが・・・」
「見せてもらわな、分からん」(そりゃそうやけど、感じ悪~)
「一人だけ半額」
(感じ悪いぞ西大寺)
本堂を見学するも、寄付した人の名前が書かれた燈籠を並べているだけか~。
あっ、ちょっと何かあるみたいなので見学。釈迦如来立像を始め、数種類の立像や座像が・・・、ちょっと物足りない感じもしましたが、まぁこんなもんかと見学を切り上げ、帰路につくことにしました。
ちょっと遠いけど平城京歴史館はお薦めのスポットです、旬が大幅に過ぎていますが、世界遺産/特別史跡 平城京跡レポートでした。
暑い盛りの8月20日、ナシの会定例会終了後に要約筆記者慰労会(ビアパーティー)兼、宿泊研修(おしゃべり会)を月見が丘海浜公園で開催しました。
いつもの定例会は15時まで。
参加者の中には、大きな荷物を抱えての方もいました。いつもと同じように、この1ヶ月であったことを話し合い、その後、要約筆記事業が今、過度期に当たり熱いこと。情報アクセス・コミュニケーションの権利を保障する法制度の実現を求める要望書の署名活動が最終になり、本日集めた650筆と今晩持参してくれる 60筆で、目標の7200筆に達するということで、皆で徳島県の本部に持参することになりました。(といっても、3階から2階に持っていくだけですが(^^ゞ)
バンガローには、皆が待っています。気持ちが褪せるばかりです。歩きながらでは、ますます説明が聞こえません。諦めて、「健聴者に説明を」となってしまいました。
あちこちで、子供たちの楽しむ声も聞こえています。(聞こえていないけど、きっとそうでしょう。)大人たちもBBQの準備に大忙しです。(他の団体ですが)今回、私たちは、お話を楽しみたいので、BBQを止めました。
泊まる人は、2段ベットの寝具の準備、入浴を済ませて、最後まで会話を楽しみました。寝心地は、家にあるよりずっと良くて快適に眠ることが出来ました。
翌朝は、パンとコーヒー、フルーツを食べながら、昨日から続くお話をまだ足りずにしていました。9時過ぎに鍵を返して帰途に付きました。
お腹が痛くなった人がいましたが、大丈夫でしょうか? →(大丈夫です!その後2時間睡眠を取ったら、完全復活しました。お騒がせ致しましたm(__)m)
平成23年5月8日(日)フレア徳島におきまして、全要研四国ブロック総会・学習会が行われ、その中で、NPO法人全国要約筆記問題研究会(以後全要研)副理事・事務局長の山岡千恵子さんの
今後の要約筆記事業について
~要約筆記者養成カリキュラムの通知を受けて~
と言う内容の講演会が行われ参加してきました。
参加者は、四国各地で現在要約筆記に携わっている方々が中心で、その他行政関係の方、難聴当事者の方、支援者の方などが参加をしておられました。
先ず講師の山岡さんから、要約筆記に関する現在までの変遷がお話され、今後要約筆記はどのような方向へ向かっていくのが良いのかと言う内容で、個人の意見も含めながらお話しがありました。
1985年、要約筆記奉仕員派遣事業がスタートし、1999年に要約筆記奉仕員を養成するためのカリキュラムが整備、2000年に社会福祉法の中で難聴者支援として手話通訳者の位置づけが行われ、手話の中に要約筆記も含まれるとの答申、2005年に障害者自立支援法の制定に伴い市町村においてコミュニケーション支援事業として行わなければならない事業となり現在まで行われている・・・。
しかし現状は、難聴者が望む内容とは大きく乖離しているため、現状に即した方法を模索しながら、2024年に改正される総合福祉法(仮称)の中に、より現状に即した内容で盛り込まれるよう、全要研、全難聴の協力のもと現在、要約筆記者養成のカリキュラムの研究、要約筆記者を養成する為の指導者養成カリキュラムの研究、及び教材等の検討が行われているとのお話しがありました。
今後の要約筆記の流れとしては、今まで行われてきた「要約筆記奉仕員」の養成は廃止し、「要約筆記者」の養成へと一元化をし、資質の向上と公平性を保つ方向へ完全移行の考えのようです。
ただし、今まで現場で頑張ってこられた「要約筆記奉仕員」の皆さんへの「要約筆記者」への登録も、幾重にも対応を考えていて(補習や講習、今までの読替等)、充分な対応が行われるそうです。
「要約筆記者」の一元化により、身分の安定化はもとより法的な支援、カリキュラムの検討充実により、下記に記した要約筆記者が目指す5つの項目の早期実現につながると考えられます。
○ 社会福祉の理念を理解している
○ 通訳者としての理念を理解している
○ 要約筆記技術で、通訳できる
○ 対人支援に係わる者として、自己育成ができる
○ 聴覚障害者の権利擁護の観点から、通訳ができる
また、今後は各地元において、指導者の育成にも力を注ぐ方針であり、「要約筆記者指導者養成事業」を行い、東日本及び西日本に大別して各都道府県から4名程度の参加者を募り、50時間を3日間、それを3クール行う行事が計画中のようである。(参加費、交通費は無料の方向で検討中)
それに向けて指導者用のテキストの作成が行われ、できれば今年度からスタートさせたいと言う意向のようです。
最後に、全要研として、今後どのように要約筆記に係わっていくのかを、個人的な意見を加えながらお話しがありました。
○ 指導者養成への協力・・・ 今までの要約筆記活動で蓄積されたノウハウをもとに、既養成者 への「要約筆記者」移行への働きかけ
○要約筆記事業推進の要望・・・各支部の要望や活動の後押し
○文字情報支援と難聴者との協働・・・社会変革性を持つ公益事業の構築
をあげられ、講演の最初に東日本大震災で全要研が行う支援方法として、「息の長い支援活動」「直接的な支援活動だけではなく、社会的な支援活動」を述べられていましたが、今後の方針にも合致したお話しで、講演を締めくくられました。
難聴なんて問題なし!!
ナシの会の、お○さん達が行く、GWプチお楽しみ会!!
こんな感じで約半日、皆さんで楽しく時間を過ごしました。
午前10時30分
いつもお世話になっている障害者交流プラザに集合。
予定時刻より2分遅れで会長の車が到着。
この車で皆さんと一緒に移動します。安全運転で行きましょう!!
(事故したら後が怖~い!、普段でも怖いんだから・・・)
「ちょっと遅いんちゃうん~!」
「すみませんm(__)m、道が混んでたものですから・・・」
「私ら、待ちくたびれたわ~!!」
「す、すみません~m(__)m・・・」
(出た~!!しつこく罵れ他人の失敗、笑って誤魔化せ自分の失敗・・・)
たった2分やん(~_~;)
皆さんを車に乗せて、一路鳴門方面へ!
先ず最初に、ランチを食べに行きます。
予約時間が11時30分・・・、しかし皆さんには黙っとこ!
また遅れたら何言われるか分りませんので・・・。
車の中が
「飯食わせ~♪、早よ食わせ~♪」の大合唱にならないように、シ~~!。
予定より少し早く「ルネッサンス リゾート ナルト」に到着しました。
先ず最初に、本日の必要経費の集金です・・・、ドキドキ・・、
皆さんお金出してくれるんかいな・・・
「出世払い!」なんて、もう可能性の無い事言う人おらんかいなぁ(ドキドキ)
「あの~、一人¥3000です」
「はい、どうぞ・・はい、どうぞ・・・はい・・・」
「ありゃ、すんなり集金完了!!」
しかし何で皆さんは、太った太ったと言いながら一杯食べるのでしょうか?・・・・。
とりあえずは全種類を完食!!しかも残さず!!恐るべし、お○さんパワー!!
えっ!!これからケーキ類?
不適な笑み!!
「ケーキは別腹じゃ~!!」
(その太いお腹が、まだ別にあるの?・・・クワバラクワバラ)
全員で、口を開けたら食べた物が見える位になりながら、
1時間15分のランチタイム終了!!
オープンキッチンでは阿波野菜や旬魚の天麩羅・焼魚など目の前で作ってくれる出来立てアツアツ料理や、刺身コーナーでは鳴門鯛やかつおの新鮮な魚、その他、煮物・蒸物・うどんにサラダ・・・好きな物を好きなだけ!!
「海が見えるところに替えて!」
「6名様のテーブルがありませんで・・・」
「二つ並べて!」
「あっ・・・はい・・・」
リゾートホテルの飲物は少々高め。コーヒー・紅茶は¥700!
6名で¥4200・・・、高いお値段を取り戻すかのように、次から次へと弾丸トーク。
難聴者は声が大きいと言われていますが、その方々が更にヒートアップ!!周りの皆さんの顔がだんだんと・・・・、うっわぁ~睨んでる・・・。
1時15分。皆さんそろそろ出かけますか・・・。
「ありがとうございます。 え~と、お会計は・・・」
「あっ、この無料チケット6枚でよろしく!」
食い逃げならぬ、飲み逃げ状態!! 文句言って、騒いで踏み倒し!!
お○さん、最強!!
「トイレ行きましょう」
(何も取って来るなよ~(叫))
会場には高齢者の方も大勢来ていましたので、多くの方に字幕は有効だったと思います。私も気が付けば字幕を追っていました。そのため聞き漏らした所も確認できたし、聞き間違えた所も訂正をする事ができました。字幕は難聴者だけではなく、健聴者にも非常に有効な支援だと、改めて感じました。
2時間9分の映画も、あっと言う間に終わってしまい、楽しい時間を過ごす事ができました。
「ひこばえ」のみなさんは、夕方からの上映があるため挨拶を済ませて帰路につく事となりました。
夕食もどこかのバイキングに行ったんちゃうんかいな(@_@;)
GWの真っ最中、3日の午後に娘の「お歌の発表会」があると言うことで、渋滞がどんな酷いことになっているか恐る恐る大阪まで出かけました。
ナビで見ていると、いつも気になる場所があります。「須磨離宮公園って、どんな所?一度行ってみたいなぁ」と言うことで、渋滞を上手くパスしたので行ってみる事になり、須磨ICを降りました。駐車場は直ぐです。
駐車場はいっぱいあるのになかなか入れません。障害者は入場無料で、駐車場代500円のみでした。緑に囲まれた坂道を抜けると、そこは、見たことはないけどベルサイユ宮殿のようでした。
霧がかかっていて、いつもは見える海を見ることは出来ませんでしたが、レストランからはマリーアントワネットの気分でゴージャスな庭を眺めることが出来ました。
食事もリーズナブルでおいしかったです。がんもを梅で煮たと言うことでしたが、すっぱい匂いで、一瞬腐っていると勘違いしました。
庭園には、梅の実が沢山実っていました。それで煮たのかも。レストランの2階では、蝶々の展示会もありました。昔、追っかけた蝶々がたくさん出迎えてくれました。珍しい蝶々もあり、久しぶりに童心に返りました。
須磨離宮の生い立ちは、現在の天皇陛下、今上天皇のご成婚記念に整備が始まったそうで、私たちと丁度同じ年齢でした。季節の草花がいたるところに咲いており、今はボタンが見ごろでした。春には桜、夏には紫陽花や睡蓮、秋にはもみじ、冬には梅がいっぱいになるようで、何度も訪れたい公園になりました。
また皆さんも、関西に行くことがあれば、少し寄り道してみませんか?