徳島・岡山・香川 難聴者交流会が行われました。

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交流会に参加したナシの会メンバー

今回は、倉敷の難聴協会と香川の難聴協会の交流会に乗っかるような形で参加させて頂きました。
自分を除くナシの会の8名は会長の運転する車により児島に到着しました。

自分は、土讃線で児島駅に早めに到着し、30分程でいつも見慣れた香川の協会のメンバーや倉敷の難聴協会の方達とも合流しました。

その後、会場にバスで移動しましたが、交流会まではまだ時間があり、周辺の散策に行く者や温泉に入る者さまざまでした。
ほどなくしてナシの会の皆も到着し、記念撮影をしたり、由加神社本宮に参拝に行きました。
お天気も良く、その神社からは金比羅山が見え、両参りをすることができ非常に幸運でした。

20101120_113時より交流会が始まりましたが、岡山・倉敷20名、香川19名、徳島9名で要約筆記者も含めれば総勢54名の大宴会さながらでした。
多くの皆さんの参加で、まさに、老若男女さまざまな方々との交流を行うことが出来ました。

久しぶりの再会であったり、自分と同じ様な聴力の難聴者、人工内耳の装用者など新しい出会いもあり、刺激を受けることができました。
僕も汽車で来ていたので、なんの心配をすることもなく気持ちよくお酒を飲んでいました・・・(それが後でエライことになるとはこのときは知る由もありませんでしたが。)

また、倉敷の難聴者協会の方で、背中に言葉を書いて当てるゲームを行いました。2文字や3文字の果物の名前などを背中に書いて端から端まで伝達して、最後の人が答えを言って、正解を当てるゲームです。

思うように伝えるのがなかなか難しく、中には最初の言葉が全然違った言葉に変わっているケースもありました。はじめの交流会の緊張がほぐれ、交流がさらに深まりました。皆でするゲームは楽しいものです。ナシの会でも参考になるなあと思いました。

引き続き、香川の協会の森田さんより、香川の地名にちなんだクイズがあり、県の鳥など、香川をもっと知ってもらおうというクイズでした。ただどちらも景品などがなかったのが残念でしたが・・・(笑)

その後は各協会の紹介の時間で、ナシの会からは我がFe会長脚本の「幸子」のDVDの紹介をし、倉敷・香川各協会へ配布させてもらったり、ナシの会の活動なども説明しました。

 そして、最後は・・・お決まりというか、恒例というか・・・(笑)、ただ、ナシの会にとっては恒例でも他の協会の皆さんにとっては、新鮮に映ったようで「徳島の催し物が一番盛り上がったよ。」とか「みんな阿波踊りが上手でした。」とか好評だったのが嬉しかったです。

最後は記念撮影をして別れましたが、どのような協会の性質であっても、会の一番の目的である難聴者同士の交流は、「ひとりぼっちの難聴者」をなくすことができるという意味で本当に価値があるものだと改めて感じました。

最後に、この交流会の開催にあたり、倉敷市中途失聴・難聴者協会の谷口会長、香川県中途失聴・難聴者協会の湯浅会長を始め、関係者の皆さんに大変お世話になり、この場をお借りして御礼を申し上げます。
ありがとうございました。

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演劇公演 「幸子」レポート

中途失聴者をテーマにした演劇     平成22年10月16日(土)アミコ シビックセンター4F
「幸子」公演が行われました 。

「幸子」のあらすじは省略し、芝居を見ているという前提でレポートを書きます。芝居を生で見た率直な感想と何日か経って感じた客観的な意見を併せて書いてみました。

まず、一つは難聴者の気持ちや心理、挙動が非常に良く表わされていることです。例えば、幸子が普通に話しているように見えるのに、工事の音が入れば、聞き取れない、悪口やオチや肝心なところが聞き取れていなかったりの部分はまさにその通りで、よく描かれていると思いました。

僕たちも肝心なところを聞き逃していることはよくあります。伝達事項などは神経を集中して「何時から?」「何日の予定?」「人数は?」と特によく聞こうとします。

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ひこばえによる字幕の情報保障がついています。

しかし、幸子さんは劇中では、「えっ?」って聞き返すことが少なかったように思います。多分演出上や時間的な都合もあり、省略したのかもしれません。普段はもっと「えっ?」と言って、聞き返すことがあると思います。劇中の会話でも聞き取れているような流れの中で、実は、聞き取れていないことも多かったのではないかと想像します。話のおおまかな部分は大体予測がついても、細かい部分はどうしても聞き逃しが発生してしまいます。

また、二つめとして、まさに私たちが取り組んできたさまざまな問題や、これからも最優先にしていくべき課題が盛り込まれていたことです。あれだけの短い芝居の時間に、それらが盛り込まれていてビックリしました。

幸子さんの職場の環境が変わり、みんなが「耳マーク」に興味を示し始め、それを認知してもらい、やがて事業所の受け入れ態勢が整い「耳マーク」の設置に至る。使用する私たち難聴者にとっても心強いマーク。それが耳マークです。劇中で、水戸黄門の印籠のごとく、「この耳マークが目に入らぬかぁ~」なんて台詞がありましたが、もっともっと社会に広く認知されて欲しいですよね。

次に要約筆記の問題です。「話言葉の2割しか書けないので、頭の中で要約してまとめて書く」という説明は要約筆記の基礎知識として、初めて聞く人にもわかってもらえたと思います。しかし「要約筆記したものは記録として残してはいけない!」極端な例で、もし裁判資料に使用されたりした場合はどうなるのか?」「そうなれば、要約筆記者のなり手がいなくなる」この部分は日頃から要約筆記者との連携を密にしているものにしか分からない部分です。

その他、難聴者をはじめ、現在の社会を取り巻く障害者の状況などが厳しい目で描かれており、現実問題として社会に投げかけていくべきだろうと思いました。

昨年末の例会で「幸子」の脚本を初めてみせてもらった時に「難聴者の心理をうまく書いて、これはよく出来ているなぁ~」と感心しましたが、さらに今回、実際の演劇を見て「これはすごいぞ!」と感動。会長の演技力も「どんなだけ千両役者やねん!」と思わずツッコミを入れたくなるぐらいでした。とにかく感動と感動を繰り返して鳥肌が立ちました。すかさず、息子さん達に「お父さんは天才やなぁ~」と言ってしまいました。

僕をはじめ観劇した難聴者の皆さんがそれぞれ自分達の経験したことや現在の自分にあてはまる部分が多々あったのではないかと思います。

会長の挨拶の中で、脚本をまとめるにあたって、ナシの会の中で思ったことや感じたこと、皆さんから聞いたことょまとめたものだとの話がありましたが、本当に一人一人の思いをよく描いているなぁ~と思いました。

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この度は”幸子”の公演へたくさんの方々に足を運んでいただき、本当にありがとうございました。

幸子役をさせていただいて、私自身も多くのことがとても勉強になりました。
中途失調、要約筆記、耳マークなど初めて聞く言葉や、聞いたことがあっても内容についてはほとんど知らない事が、台本には沢山盛り込まれていましたので、私も含め役者、スタッフ全員、まずそれらについて、作者のナシの会会長から教えていただくことから始めまりました。

演じる私達も難聴者の方々への理解の一歩が、そこから始まったように思います。この一歩を公演を観に来て下さる人達にも、経験していただけるよう、『幸子』を創っていったように感じます。

幸子役を演じるにあたっては、辛いことや悲しいことも沢山、経験してきたからこそ表現できる、明るく前向きな”幸子”像を自分なりに想像しつつ、難聴者の方々の気持ちを少しでも代弁できる”幸子”役でありたいと思いながら演じていました。

難聴者の皆様が、どう感じて、観て頂けるか、少々不安もありましたが、公演の感想等々の中で、幸子と自分を重ね合わせて観て下さった方もいらしたようで、少しでも、通じるところがあったかと思うと、とっても嬉しく思いました。

今回この『幸子』で、幸子役に出会えて、本当に素晴らしい経験ができたと思っていますし、私自身の大きな心の財産になりました。

ホームページの感想も、読ませていただき、皆さんの沢山のさまざまな感想から、私の方こそ、大きな感動をいたたき、本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。ありがとうございました。

公演は一度でしたが、幸子はDVDにもなります。もっと多くの方々に知っていただきたいという想いは、公演を終えた後、私の中でも大きくなっています!

『幸子』のDVDが、これから、難聴者の方々への理解や支援のお手伝いの一助となっていくことを心から期待しています!

最後になりましたが、公演は、観て頂く観客の皆さまがあってこそ、そのメッセージが大きな力を持って伝わっていくものだと思っています。

『幸子』を観に来て下さった皆様、気にかけて下さった全ての方々に心から感謝の気持ちをお伝え出来ればと思います。

本当にありがとうございました。

村田幸子役・・・・・・・・・増岡香織

他の皆さんからも続々と感想が届いています。

◆「幸子の劇は、耳が聞こえないと言うだけで、差別されて、見ていて、身につまされました。私は働いて来て、そういう経験はないので、最後の幸子の活躍はすごいです。聞こえなくても、書いてくれたら、わかるとゆうことが、始めて劇を見て大勢の皆さんに理解して、貰うことも大事だと思いました。難聴者に寄り添って考えて会長もすごいと思いました。素晴らしい劇を有難うございました。」

◆「幸子の劇とても感動しました。幸子さんが以前勤めていた運送会社さんがとっても協力的だったところが特によかったです。脚本もよくかけていてわかりやすかったです。」

◆「演劇の持つ魔力にガーン(-□-)とやられましたぁ~要約筆記講座開くより、ずっと分かりやすくインパクト大ですね。受け入れ側の反応もリアルに胸に詰まされました。悪役の緊張感が舞台を引き締めていたですね。影の主役です。それにしても会長の何でもモノにするすごさには脱帽です。幸子の続編、恋愛から結婚までのステージを期待します。」

◆「前にストーリーは聞いていましたが、今晩の劇を見ていて自分の事が映し出されている思いに引き込まれて、長らく忘れていた涙が込み上げてきました。どれだけ年数を経ても命にしみ込んだ悲しいかった事が、真にせまった演技に、より思いが新たに蘇りました。如何に会長の私達への思いやりと理解の心遣いが、深く人権の尊敬を貫かれておられるかを涙を流しながら感謝の思いで一杯でした。この劇は今回だけで終わらずあらゆる場所で再演を御願いしたいです。」

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ビア・パーティー報告!

今年もやってしまった!! あの男もやってきた!!

夏恒例!H22年度

20100818恒例となりました8月、要約筆記者への感謝を込めたビア・パーティー!
今年も8月の定例会後、紺屋町の「ひいきや」というところで行われました。
幹事さんの配慮で、忘年会とビア・パーティーは毎回新しい場所で行われています。

6時開宴ですが、情報保障の準備があり5時30分入店。
会場が少しいびつな間取りのため、どこにスクリーンを置くのか?どこでPC入力をするのか? あれやこれやと相談をしながらセッティング完了。

今回の出席者は全員で17名、これも恒例になりました会費は「ナシの会ルール」、¥4000の飲み放題のコースで、余り飲まない人は¥3500、普通に飲む人は¥4000、好きなだけ飲む人は¥4500と、すべて自己申告制!!

これがいつも¥4000円平均で収まるので不思議!!もちろん今回も支払いには困りませんでした。

定刻の6時、会長の発声で「乾杯~」

3カ所のテーブルに別れていたので、最初はスロースタート・・・、アルコールがまわってくると心配ご無用、テーブルを入り乱れ話が盛り上がっていました。

一人会長のテーブルだけ、火が消えたような静かさ・・・、会長一人ぶつぶつ・・・
「何でやねん、なんで前に○○が座っとんじゃ!!、家と変わらんでぇ、ゆっくり飲めんぞ!!・・・」

お気の毒、これも会長の日頃の行いか!!

遅れる事20分、明日の要約筆記の打ち合わせに行かれていたメンバーが駆けつけてくれて、もう一度「乾杯~」

その時、あの男が動いた!!なにやら見た事のあるようなシールを持って!!
ナシの会宴会部長、ミスター タナ○! 万を期しての登場です!!

おやぁ~!今回はアシスタントと二人での登場か?・・・、

「定例会の報告」でも紹介をしましたが、今回は要約筆記者の息子さん2名も出席頂け、その内のお一人との、掛合漫才スタイルでの宴会進行です。

先ほど会ったばかりとは思えない、息のあった進行になかなかやるな~ぁ「腕上げたんとちゃうん!」

会長を見ると「何でやねん、なんで前に○○が・・・」  お気の毒・・・。

クイズを中心に余興が進められ、笑いの渦に巻き込まれていく・・・・、段々このあたりから怪しくなってきます。

ここで、めでたく中国から無事生還を果たした会長の小ネタです。(中国と言っても・・・島根とか鳥取の地方じゃなく、王(ワン)さんとか李(リーさん)の中国の国ね!)

会長の話はおおまかに、中国と日本の文化の違いに始まり、最近の中国のすさまじい勢いのGNPの伸び、また日本の電化製品を買い求める富裕層の中国人の話で、皆さん感心しながら耳を傾けています。

ところが知らぬ間に、なぜかトイレの話になり・・・トイレの前に立った男性の持ち物は○センチとか○メートルみたいな下ネタの話になったような記憶が・・・当然、強制終了となり、会長すごすごと退散で、シールをいっぱい貼られていました。(←この文章はおおまかどころかかなりの改ざんです(笑))

(正確には、トイレをする時、便器の前に立たなくて、汚れてきたら段々後ろから用を足すと言う話しです(会長怒)
とっちにしても、シール一杯じゃ(泣))

こうなれば、もう内閣支持率と同じです。下がったものを上げるのは難しく、ヒソヒソと、相方と相談し、「これはすべってるんとちゃうかァ?低空飛行やない・・・」「いやァ~大丈夫大丈夫。今から一気に盛り上がるでしょ!加速して宇
宙まで飛んでいく勢いでしょ!」
そんな会話を交わしながら自信満々に続きを始めます。

最近テレビで流行っている「良く分かる政治ニュース」ではありませんが、真面目な政治や日本史の問題を学生時代に戻ったつもりで解いていってもらいました。

政治の問題「衆議院と参議院の数は?」

ヤジ「そんなん皆知っとるちゅうに!そんなん当たり前やン!」

日本史の問題「徳川吉宗の改革とは?」

ヤジ「なんでそもそも、その問題やねん!なんでそんなん出題すんの?ミスタータナ○はそれ知っとん?」

ミスター タナ○「いやいや、訳あって本を読んでて・・・コンドコソ・・・いやいやナイショナイショ」

その合間に、それぞれの会員さんからのクイズをいれつつ・・・と考えていましたが、なかなかスムーズに行かず、それどころか・・・必要以上に、「おでこ」やら「ほっぺた」やら、いろんなところに貼られたシールだけが増えていきます。

そんなこんなやり取りの中で、これはそろそろ、いつもの「アレ」の出番やな・・・と密かに考えていました。もちろん「アレ」とは、ナシの会のメンバーなら一度は目にしたことがある「アレ」なのです。

今日は、若い新人もいるし、とりあえずこれでなんとかなるかなァ~と思って、出したところで・・・長尾先生・岸本先生のご到着です。
ここは一つ、空気が和むまで、この伝家の宝刀は温存しておいた方がよろしいな・・・と判断し、もうしばらく間をいれようかということになりました。

いつでも抜ける準備をしていた伝家の宝刀でしたが、今回はサヤに入れたままにしてしまいました。
いつかの為にまた懐にしまい込みました。(またみんなが忘れた頃に・・・出るかも!!!(その時までお楽しみに)

そんな楽しい夜も8時30分までで、2次会へ行く人は会長と共に、おとなしく帰る人はそのまま帰宅し、恒例の夏の宴が終わりました。(もちろん、ミスタータナ○はおとなしく帰りました。

宴会の度に、女性に抱きついただの?床で寝ていただの?ありもしない噂をたてられているようなので、しばしの間は、おとなしくおとなしく・・・(笑)ということだそうです。

要約筆記の皆さんには、日頃の感謝をしつつ、楽しんで頂けたでしょうか?
(それにしても、要約筆記者の息子さん2名とも、身長も高くて都会的で、賢くて、気遣いの出来るナイスな男前ですね・・・感心感心)

あっ!そういや、一つ最後に思い出した!三段とか八段とか腹がなんとかかんとか、言ってたなァ~そういや。
あの後、帰宅してこっぴどく怒られたんちゃうかなァ。ねェ~相方の○○くん・・・   終

(今回は前半会長、後半ミスタータナ○が書きました・・・、会長が酔って覚えていな~いなんて泣きが入ったのかは定かではありません)

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「耳の日」の活動報告

20100303耳の日の記念行事として、今年も徳島駅前で、耳マークの啓発活動を行ってきました。
今回は、聴覚障害児・者をもつ親の会の皆さんと一緒に、総勢16名のメンバーで活動を行いました。

午前11時、500枚用意した耳マークの啓発と理解を呼びかけるチラシを、道行く人たちに配ると共に、拡声器を使って、難聴者への理解と配慮を呼びかけました。

当日は、NHKのテレビの取材や毎日新聞の取材も入り、活動の内容は、夕方のテレビニュースでも流れ幅広く県民の皆様にアピールできたと思っています。

チラシ配布中に、「是非一緒に活動をしたい」とおっしゃって頂けるお2人の方があり、定例会のご案内をさせて頂いたなど、嬉しいハプニングもありました。

「このマーク見た事がある」と言われる方も段々と増えてきて、少しずつ耳マークが皆様に認知され始めた事が伺えます。

20100303_1チラシ配布と同時に、難聴当事者の方が使用できる「耳マークカード」の配布も行い、用意していたカードも全て配布する事ができました。

風は少し強かったですが、お天気にも恵まれ、今年も良い活動ができたと喜んでいます。

ご協力を頂きました皆様、本当にありがとうございました。

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小松島市立江町  防災訓練に参加

20100228小松島市で初めて行われる防災訓練が、立江小学校グランドで行われました。

午前11時から始まった訓練には、町民の皆様がたくさん参加をして、充実した内容でした。

 ナシの会からも耳マークの啓発の為、関係者7名で参加をしてきました。

訓練の冒頭、今回の訓練を企画運営して頂けました小松島市議会議員の池渕氏のご配慮で、ご参加頂きました皆様の前で、ナシの会の挨拶の時間を作って頂き、耳マークや災害時の難聴者への配慮、対応の仕方等を説明してきました。

皆さんも真剣に話の内容を聞いて頂き、非常に良かったと感謝しています。

今までにも、徳島市の防災訓練には3箇所参加をさせて頂きましたが、挨拶や説明をする機会に恵まれませんでしたので、本当に今回は良かったと思っています。

20100228_1訓練は、地元消防団の放水訓練から始まり、消火器の実践訓練、非常食の炊き出し、備蓄非常設備や用具の説明があり、備えられている内容を知る事ができました。

また、災害時用の保管備品の希望調査があり、ナシの会から「耳マークの旗」を要望した所、ご理解を示して頂け、全分団へ保管できるように取り組んで頂けるとのご回答を頂きました。

これにより、災害時の難聴者への情報保障がスムーズに行えるのではないかと、非常に期待が持てました。

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また、昨年小松島市で行われました要約筆記者養成講座の修了生が要約筆記者として初めて参加をして頂け、非常に上手な要約筆記で難聴者への情報保障をして頂けました。
地元の要約筆記者の誕生に、嬉しく思いながら今後益々の活躍を期待しています。

もう一人のベテラン要約筆記者は、イラストを入れながらの要約筆記に、難聴者からも非常に良く分かるとの感想を頂、流石の実力発揮に感心をさせられました。

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料理教室&定例会

201002202月20日、交流プラザにおいて、料理教室と定例会が行われました。

今月は、年間行事計画にそって、料理教室を開催しました。

当初は、調理室の使用が難しい状態でしたが、5日前に急遽使用可能になり、慌しい準備となりました。

料理教室の講師には、交流プラザで料理教室を担当して頂いています管理栄養士の牛田ふみ先生が急なお願いにも関わらず、快諾を頂き、教えて頂ける事になりました。
明るくて素敵な先生で、最後の定例会まで参加をして頂け、難聴者へのご理解を頂く事ができました。

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材料の買出しから準備、全てを先生が引き受けて頂けたので、大助かり!調理実習中の手際の良さやポイントを得たアドバイスに、皆さん大変喜んでいました。
特に藤ずしの完成には、思わず拍手が起こるほど!
ちょっとしたひと手間やアイディアが料理教室ならではの良い所です。

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料理の完成後は、皆さんで試食会。楽しい雰囲気の中、会話が弾みます。
調理を始め、試食終了まで約2時間の料理教室が無事終了しました。

引き続き定例会を行いました。
3月3日耳の日の「耳マーク」啓発活動のお知らせや、防災訓練の参加呼びかけなどの事務連絡の後、今までの活動を写真で紹介した編集DVDを全員で鑑賞して、料理教室&定例会を終了しました。

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香川県中途失聴難聴者協会との交流会

平成21年11月15日(日)
今回の交流会は、香川県中途失聴難聴者協会と徳島県難聴者と支援者の会(ナシの会)との交流ということで、構想は約1年前より下見は7月と10月の2回行い、入念な下準備の元で行われ、香川32名・ナシの会14名の総勢46名の皆さんに参加して頂きました。
(要約筆記者の皆さんや途中参加者含む)

11月15日
早朝5:00
カタカタとパソコンのキーボードを叩くntさんが居た・・・。

9:00
予定通りの時刻に交流プラザへ集合。そこで、Fe 会長の車に乗り、ナシの会のメンバー8名でドッグセンターへ向かう。

9:20
最初の交流場所である藍住町のボランティアドッグセンターに到着。
要約筆記者の皆さんも既に到着しており、あとは香川県からの到着を待つのみ・・・のはずだった。

しかし、香川県の方からはバスがまだ到着しておらず、高速道路のバス停留所での待ち合わせのトラブルなどあったようで、少し慌てるも程なくしてバスも無事到着。
香川県の難聴協会のS会長やナシの会Fe会長の挨拶の後、交流会の始まり。
(それにしても、香川県の皆さんは要約筆記者、子供達も含めて32名もの参加で多いこと多いこと!)

スタッフからの説明の後、実際の訓練を見学しました。
盲導犬は良く知られていますが、ここでは聴導犬と介助犬の育成、訓練をおこなっています。
ドッグが、スタッフと一緒に付いて歩き、その声に反応したり、ブザー音に反応したりなどの訓練の成果を見せて頂きました。

来客があり、チャイムがなった時にその音に反応して、聴覚障害者である飼い主に知らせてくれたり、携帯電話の音に反応したりなど、我々にとっても、非常に興味深い部分がたくさんありました。手話(サイン)などもいくつか覚えていて、ふせたり、立ち止まったりなどの動作も指示通りに出来ているのを見て「ボクよりかしこいな~」と言う人も。利口な犬の行動に皆さん感心していました。自分の家の犬も訓練により聴導犬になるのか、などいくつかの質問も経て終了。

20091115
11:00
藍染め体験施設の藍の館に到着
ここでは到着後、料金の支払いや染め物の受け渡しなどの面で多少スムーズにいきませんでしたが、どんな模様に仕上がるか、ワクワク、ドキドキしながらの藍染め体験が始まりました。スタッフのてきぱきとした説明と要約筆記のサポートにより、約30分ほどでハンカチやバンダナなど「世界で一つだけの私の作品」が染め上がりました。

香川の方も、藍染め体験ははじめてという人も多くいて、いい経験になったと言われました。
時間があれば、徳島の藍の歴史の展示など、ゆっくり見て回ってもらおうと思っていましたが、残念ながら時間なく、記念撮影をして終了。

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12:15
「魚大将」到着
今回の交流会で、いくつか心配していたことがありましたが、その中の一つが昼食でした。多くのメニューを個人個人がおのおの頼んでしまった場合、「誰がどの料理を注文したか?」また「どの料理が来てないか?」など対応しきれない部分が出て、予定時間をオーバーすることを心配していたのです。

そんな懸念もあったので、メニューを2~3種類に絞ってその中から選んでもらったらというアドバイスも事前に頂いていたのですが、ふたを開けてみれば「海鮮丼」「寿司定食」「天丼」「さしみ定食」「天ぷら定食」「唐揚げ定食」「寿司1貫」など出るわ出るわ・・・(笑)

実は前日に直接お店に行き、現時点での注文を連絡し人数や料理について最終確認を行っていたのですが、それでも不安になりこれは間違いなく、「誰が注文したかについてうまくいかずやばいな~」と感じ、食券を慌てて作り出したのです。

これが早朝5:00よりパソコン作業していた真相です・・・(笑)

(香川県の担当のUさんの方でも考えていたみたいで、事前に連絡をしていた訳でもないのに、同じような食券をつくっていたのには思わず、ふき出してしまいましたが・・・)
他にも大勢、お客さんがいらっしゃった関係もあり、到着後すぐに料理が並ぶといった訳にはいきませんでしたが、この際、魚大将の仲居にでもなったつもりで、頑張りました。

その甲斐あってか料理もおいしく、予定の時間には出ることができたのでよかったです。

13:40
阿波踊り会館到着
14時からの団体予約を既に入れていたので、スムーズにホールでの阿波踊り公演を楽しむことができました。男踊りや女踊りの説明や阿波踊りの歴史の説明が踊りの合間に入りましたが、事前に説明の用紙を頂いていたので、それも見てもらいながら、楽しんでいただきました。
最後には総出で踊り、楽しい思い出も出来ました。

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福祉バスの関係上、17時には香川県へ帰る予定があるので、15時には出発ということで、お土産を購入する時間も充分に取れなかったのですが、なんとか無事終えることが出来ました。

以上すべての場所でバタバタとして、余裕を持ったスケジュールとは行かず、交流するには時間がなかったのですが、初めての合同行事にしてはうまくいったのではないかと思います。
今回、各所で立ち寄らせて頂いたスタッフの皆さん、香川県中途失聴難聴者協会の皆さん、要約筆記の皆さんお世話になりました。
また、当日は何かと至らない面もあったかと思いますが、皆さんのご協力のおかげで楽しく終えることが出来ました。ありがとうございました。

P.S.香川担当Uさんお疲れ様でした。また一緒に組んで何かやりましょうね。

レポート nt

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内町地区防災訓練に参加

平成21年度 徳島市民総合防災訓練(内町地区)に参加しました。

20091108_1平成21年11月8日(日)徳島市内町小学校のグラウンド、体育館、校舎等を利用して、総合防災訓練が行われました。
ナシの会としては、2度目の防災訓練参加となりました。
訓練の内容は、8月に行われました応神町の訓練とほぼ同じ内容で、多くの市民の皆さんが真剣に取り組まれていました。

本会の参加者は、要約筆記者の皆さんに同行していただき、耳マークのゼッケンを付けて各訓練場での説明を聞きながら参加をさせて頂きました。

近くにいた参加者の皆さんから「あのマークは耳が不自由な人のマークなんやなぁ」「今回は耳が不自由な人も参加してくれとんやなぁ」など、色々な反応を聞く事ができました。

当初の目的のひとつでもあるように、耳マークの普及には成果が見られたと思います。
地道に普及活動を行う事により、市民の活動の中に、耳マークの掲示や難聴者の参加が普通に行われる事が定着して行けばと思います。

8月の応神町の参加では、色々な訓練会場を足早に見学して回った為、それぞれの概要しか理解できませんでしたが、今回は応急処置の訓練に時間をかけ、ゆっくりと見学した為内容が良く理解でき、大変有意義でした。

AEDの操作の仕方も丁寧に説明され、正常に動いている心臓や、止まってしまった心臓の場合、AED自体が状況を測定して、作動しない事を初めて知る事ができました。「正常な心臓に、もし間違ってAEDを使ってしまったら、余計に悪いのでは?」の心配には、本体が動作しないと言う答えです。

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医師によるトリアージ(負傷者の重傷度による順位付)も、負傷者役の市民の皆さんの迫真の演技で、臨場感溢れた訓練となり、皆さん真剣に取り組んでおられました。
骨折や止血の応急処置法も医師の指導のもと、参加者全員で三角巾を使った実習が行われ、状況に合わせた処置方法が勉強されました。

実際の災害時には、難聴者を含めた障害者、高齢者等は更に不利な状況に立たされる懸念があります。最低限の身を守る方法を身に付け、災害弱者の効果的な支援方法を難聴者側からもアピールする必要性を感じました。

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小松島市要約筆記者養成講座が終了

小松島市要約筆記者養成講座が終了
新しく4名の要約筆記者が誕生しました!
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(修了証書を手にした受講生の皆さん。
左から、卯月ケイ子さん、前川和子さん、西川裕子さん、片岡由夏里さん)
第一期生誕生
 平成21年9月11日(金)から、小松島市で要約筆記者を養成する講座(基礎過程)が開催され、10月23日(金)、全過程を修了した4名の皆さんに、小松島市介護福祉課の芳賀さんより修了証書が手渡されました。
受講生の皆さんは、特定非営利活動法人文字情報支援ひこばえのメンバーが中心となり講師陣を勤める32時間の講習を終了し、今後要約筆記者として、難聴者の支援に期待がよせられています。

県内では難聴者への情報保障で要約筆記者の必要性が強く認識されはじめ、徳島市、阿波市等でも養成講座が開講されました。

小松島市での開講は、市単独で行う養成講座としては始めての開講で、今回修了された皆様は、小松島市要約筆記者養成講座としては、第一期の修了生となりました。

今回の養成講座には、当初7名の参加申し込みがあり始まりましたが、受講日が長期に渡るため日程の都合がつかなくなったり、仕事の関係でどうしても参加できなくなったりと、途中で断念を余儀なくされた方々もおいでになりました。

閉講式には、難聴者の皆さんも参加をして頂け、新しい要約筆記者への期待や要約筆記者のあり方等のお話がなされました。

今後修了生の皆様には、地元を中心に活動を続けられ、要約筆記の技術の向上と、難聴者との交流に期待したいと思います。

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20091023_2最後に閉講式参加の皆さんで記念撮影をしました。
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懇親会が行われました!

8月恒例になりましたビア交流会ですが、今回は、日頃お世話になっている要約筆記の皆さんへ感謝を込めてということで、懇親会も含めて行いました。

8月定例会が終了後、18時より始まり、お酒や料理もすすみ、程なくして出し物がスタート。
まず始めに、テレビ番組でやってるサイコロトークのノリで、ジャンケンで負けた人がプライベートトークをするゲームを行いました。18人も居るので、まさか負けまいと思っていたら、見事に最後に残ってしまって、yaさんと僕の二人が前に出てサイコロトークをする羽目になってしまいました。振って出た題目が二人とも、「自慢話」だったのですが、yaさんはさりげなく昔、代表に選ばれたそんな自慢をしてサッと終わったのですが、僕はというと、そんな自慢出来ることなんてありゃしませんし、しばし沈黙の後・・・何の話しだっけ(笑)

次に行われた、yaさんのマジックはさすがです。僕がみたのは、昨年のレクの時以来だったのですが、あの時もホントに良く出来ていたのですが、マジックのレパートリーがまた多いこと!多いこと!マジシャンもビックリの・・・。次々に繰り出されるマジックに感嘆の声があちこちから漏れていました。あの、飲み物をスカーフ?の中に入れて消えるマジックのネタを教えて欲しいなァ~。それぐらいうまく出来てましたね。

そして、いよいよ3番目は僕の番。これについては後で話します。

20090829

最後のトリは、要約筆記者のメンバーの方のギター演奏でした。ギターで神田川を弾いていてカッコイイなァ~と思って見ていました。ちょうどよくシメることが出来て良かったですよ。

仲間と一緒に楽しく飲んで騒いでってホントにいい夜でした。いろんな飲み会に参加したことがありますが、大抵は筆記をお互いがしたり、手話でコミュニケーションを取ったりなどです。それに、普通の飲み会とかって、2時間程度飲んでお喋りしてって感じやけど、今回は、芸達者な人が多くって、アッという間でしたもの。そんな中で、要約筆記者の皆さんには、あんな簡易スクリーンを作り出し、プロジェクターにパソコンまで用意して頂き、すごい充実したビア交流会でした。まだ、例会は続いていたんかなァ~と思ったぐらいです。今何をやっているのか、どんなことを話しているのかがよく分かりました。
感謝の懇親会・・・にもかかわらず、本当にありがとうです。

ちなみに僕が三番目に行った出し物は、今回は懇親会ということで、要約筆記の皆さんお世話になってます。もっと仲良くなろうゲームということで行いました。
「いつもお世話になってます、もっとお互いを良く知ろう!ナシの会+要約筆記の皆さんで王様ゲェェェ~ム(笑)」。

※ゲームの内容
それぞれが番号順に引いていき、当たった番号の人がそれぞれの紙に書かれてある要求に応えるというものです。
①○番が○番に・・・変な顔を要求する!
(これは、阿部の時の研修でも行ったのですが、結構好評で、みんなカメラが好きなので、とっておきの変顔をしちゃって、ハイポーズ!をしてくれます。)
②○番と○番が恒例の・・・かぶりものをする!
(これは外せないでしょう!ナシの会恒例です!いつの間にやら、ナシの会といえば、これ!というように、恒例になっているようです。)
③○番と○番が・・・フリーハグする!
(欧米では流行中のフリーハグです!恥ずかしがらずにハグしてね!だけど、家に帰ったら内緒ね!
いや~やっぱり王様ゲームと言えば、少しこんなこともあっていいかなと思って、こんな企画も考えてみました。)
④○番と○番が・・・阿波踊りをする!
(お盆は終わりましたが、エライやっちゃエライやっちゃヨイヨイヨイヨイ!ということで、やはり徳島県人、踊るでしょう!)
⑤○番or○番が・・・モノマネをする!
(歌手でも動物でもサルでもウマでもなんでもOKです!)
⑥○番or○番の・・・目の前にある飲み物を一杯飲んでもらう!
(とりあえず、ゴクゴクッと!イッキコールはナシよ!無事クリア出来たら拍手が待ってるよ!パチパチパチ☆)
⑦○番が○番に・・・クイズを答えてもらう!
(プライベートクイズでも年齢当てでも、三択でも何でも可!さあ、書いて書いて!)
⑧○番と○番が・・・五木ひろしになる!
(はい、目を細めて、コブしをグッと込めて、愛しき人よォ~♪健やかに~♪←契り)
⑨○番が○番に・・・ご馳走を「はい!あ~ん」する!
(日頃の感謝を込めてフーフーしたげて、「はい!あ~ん!」

このゲームの感想ですが・・・自分でやっておきながら実はほとんど覚えておらず・途中から記憶が飛んでいるのです。

滅多にあそこまでは酔わないのですが、熱燗が効いたのか、すごく酔っていたようで。「はい!あ~ん」された時にすごく辛かったことだけしか残っていないのです。どういうわけか・・・(笑)

みんな、阿波踊り踊ってくれたんですかね?
五木ひろしのモノマネしてくれたんですかね?

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二次会のあと、なんとか汽車に乗ったのも覚えておりますが・・・よく帰れたなァ~。ちょっと反省しています。

「お酒が入りすぎて、この飲み会の間のことをちょっとよく覚えてはいないのですが、面白エピソードなど覚えている方がいらっしゃったら、掲示板ででも、披露してもらいましょう・・・」なんか昨年のビア交流会レポートでも同じことを書いてたけど、今年も全く同じ心境です(笑)

要約筆記の皆さんにも迷惑掛けませんでしたかね?

自分が企画したレクやのに、本当に申し訳ないです。

というわけで改めて・・・
「要約筆記の皆さんいつもありがとう!」

完  (nt記)

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そして奴は帰って行った!!
忘年会に再び現れる事を期待して・・・。
(Fe)

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