電話お願い手帳 & ふれあい速達便
H22年1月20日の徳島新聞に、NTT西日本が製作をして、各市町村をはじめ関係各所に配布する難聴者支援グッズを入手してきました。
電話お願い手帳は、色々な場面に合わせた内容で、健聴者に見せるだけで電話の依頼が出来る便利な手帳です。
ふれあい速達便は、FAXの送信用紙で、A5版の使い易いサイズになっています。
どちらも、ナシの会の会員さんの分は確保をしていますので、2月の定例会に配布したいと思います。
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平成22年1月16日、今年初めてのナシの会定例会が、障害者交流プラザで行われました。
当日は、参加人数が多数になる予定で、交流プラザの研修室を予約しておきたかったのですが、別の団体が先に予約を入れていた為、仕方なくプレイルームの予定でした。前日の15日、最終確認で研修室がキャンセルがになっていない事を確認。研修室は終日利用予定のままでした。
プレイルームは、本来利用者数15名の部屋のようで、どこかから椅子やテーブルを持ち込めば、30名位は大丈夫では?と、少々無茶な計画ですが、仕方がありません。いつも利用している、2Fの会議室の椅子机をお借りして、開始1時間前から準備に取り掛かっていました。
「ちょっと準備待って!!研修室空いたみたい!!」
ええっ~、嘘だろ~!!、確認をしてみると、終日利用予定の団体が、午前中で利用終了したようで、急遽部屋が空く事に・・・!ラッキー!!(でもちょっと複雑な気分)
プレイルームの準備を撤収、直ちに研修室の準備に取掛かります。
「研修室の1と2と、どちらを使うん?」・・・・・「両方!!」
という事で、一気に大広間に変身です。
結局全参加者は40名近くになりましたが、部屋の広さは全く問題なし!!
今回の定例会は、海陽町から十数名の要約筆記を勉強している皆さんが、見学や実習で参加して頂け、また鳴門教育大学大学院生の方も、要約筆記の勉強を兼ねて参加、難聴者の方にも始めての参加の方がいたりして、にぎやかに定例会が始まりました。
新年の挨拶の後、恒例の「一ヶ月の出来事」をみなさんからお伺いをし、その後助成金申請の説明が行われました。
今回の助成金の内容は、ナシの会脚本による難聴者を主人公に取り上げた演劇の公演とDVD化、耳の日の街頭啓発活動、講演会などが中心となっています。
特に演劇の公演が行われれば、日本初の取り組みとなる予定です。
今後のナシの会の活動への希望も皆さんからお伺いをしました。その中で「ナシの会のHPを皆さんで見たら?」と言うご意見を頂きました。
インターネットが整備されていない会員さんもおいでになりますので、一度交流プラザのPCを使って、みんなでHPを見るのも良いと思いますね。
次に徳島県が発行しています、人権について一緒に考える冊子「あい あわ あす とくしま」を使って、イラストを見ながら、全員で人権の視点から不合理な所をチャックして行きました。
皆さん一生懸命取り組んで頂き、色々と細部に渡って不合理な所や、改善すれば更に住み良い町になる方法を見付け出してくれました。
住み良い町づくりは、どこが住み難いのか?住み易くする為にはどこをどのように改善すれば良いのかを明確にして、改善要望を行政等にアピールしていく事が大切です。
これからも、難聴者が住み良い町づくりを目指して、一つひとつ要望や活動をして行きたいと思います。
定刻の4時30分に閉会となり、一部の会員さんは「親の会」が主催するウインターキャンプ参加のため、上勝町坂本の「ふれあいの里 さかもと」へと出発していきました。
定例会での脚本読み合わせの興奮も冷めやらぬ中、忘年会へと状況は移ってゆき
ます。それにしても皆さんのエンタテイメント性はすごいものがあります。「さ
あ、お茶お茶」と、役がピッタシの方も‥誰とは言いません オスカー賞でも貰
えそうです(爆)
さて、忘年会ですが(爆)
会場は、Feさんの通いなれた、いつものA町「藍蔵」です。配車の手配から会場
調べ予約、催し物の準備と、Feさんの行き届いた気配りがありがたいです。
広い会場はスクリーン完備、ひこばえさんのパソ要約付きですので、難聴者も状
況がよく分かり、皆といっしょに楽しむことができました。ひこばえさん大変お
疲れでしたm(_ _)m
新型インフルの岸本議員さんが欠席されたものの、約22名の参加でした。市身
障連の林会長の音頭による乾杯で始まりました。司会もこなすFeさん恒例のビン
ゴ祭りが始まり、全員空クジ無し、豪華商品が山盛りにされています。Feさんち
破産しないか心配でした。
一押しは定価39800のブランド時計、DVDプレヤー、スカーフなど、どれもお値
打ち品ばかりでした。中でも腕時計にはFeさんの徹夜作業による手作り文字盤が
‥な、なんと耳マークが入っています。
2個当たって「質屋に持っていったら、すぐわかるなぁ」「ほんなん、とってく
れんでよ」と、なんやら盛り上がっておりましたが。
宴も中盤に差し掛かりますと、山下女史によるマジックショーの始まり始まり\(^o^)/
少し前まで事故で入院していたとは思えない‥背骨の圧迫骨折の疑いを、10日で自主退院するという、診断によるとなんと 40代の身体とか(@_@)何を食べたらそうなるんでしょうかm(_ _)m
Feさんのおもろい解説付きで、コインが消えたり移動したりと、8 0代とはとても思えない鮮やかさでした(~o~)
次には雪の山中からこの日のために出かけてくれたという、ntさんの出し物が始まります。ほんまにナシの会は役者ぞろいじゃのう(*^_^*)
昨年のスベリを意識してか(爆)ねじり鉢巻きをしたntさん、今回は順調に進んでいきます。ジェスチャーでは16キロのダイエットに成功した長尾県議さんが、軽やかな身振りで商品をゲットしました。
期待のかぶり物、今年は阿波踊りバージョンです。板東さんの男踊りを先頭に、すらりと伸びた清さんのきれいな女踊りが続きます。Feさんや皆の掛け声に、一往復では物足りず、二往復も‥誰かとめて(爆)
Feさんによる漫談(ちょっぴり下ネタ、家でもめないように)で大いに沸きあが
ります(Feさんは司会からコントもこなすエンタの神様かも)3時間では足りな
い楽しい宴会も、来年への期待を込め、長尾さんによる万歳三唱で、無事お開き
となりました。
その後、約6名は二次会に、さらに明け方まで飲んでいたらしい‥ntさんは翌日
の宴会に備え車中の人と‥出し物の仕込みとか(爆)来年のナシ会の活躍が期待さ
れます(どうなることやら(爆)
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12月の定例会が、19日(土)午後1時30分から障害者交流プラザ3F研修室1で行われました。
恒例になった会員の皆さんの最近一ヶ月間にあった出来事を中心に、おひとりお一人順番にお聞きをしながら進められました。
今回、新しく参加をして頂けた方が3名あり、徐々に参加者も増えてきました。
その内のお一人は、現会員さんとの古い友人であることが分かり、感動的な再開の場面も見られました。
他のお一人は、県外で要約筆記をされていた方で、仕事の関係で徳島にお越しになり、要約筆記グループを探され、今回の定例会への参加となりました。
この方は、その後行われました忘年会での要約筆記で、すばらしい実力を発揮することとなりました。難聴者にとって、また一人心強い要約筆記者の登場に嬉しい限りであります。
また新しく来られた最後のお一人は、最近聞こえが段々と下がっている感じがあり、必要に応じて集音器を使っているお話がありました。会員からは、集音器は聴力レベルに応じた増幅をするものでなく、そのためかえって聴力にダメージを与える恐れがある等のアドバイスもありました。
この一ヶ月の間に、交通事故に遭われた会員さんもいましたが、すっかり元気になり参加をして頂けました。
一通りの報告が終わった後、今回初の試みとして、難聴者をテーマとした劇の台本の読み合わせが行われました。
それぞれの配役を決め、台本を見ながらではありましたが、臨場感あふれる読み合わせが行われ、無事皆さんに披露することができました。
要約筆記者の皆さんにもご協力を頂き、前ロールや劇中リアルタイムの演出もお手伝い頂きました。
これから舞台へ向けて稽古が始まる・・・・・かもしれません。一部に強い要望があり、来年の人権フェスタ等への出演を視野に入れての活動になりそうです。
「難聴者をテーマにした演劇は日本初かも?」などとそっとささやく人もいて、ついついその気になったりして・・・。
次に、先月の定例会のテーマ「旅館・ホテルへの要望」を会員の皆さんから提出を頂いた分をまとめ、アンケート形式にした印刷物が配布され、追加や編集の依頼を行いました。
更なる皆さんが方からのご意見を取り入れ、アンケート内容を精査し、できるだけ早いタイミングで県内主要な旅館やホテルでアンケート調査を実施したいと考えています。
台本読み合わせが予想以上に時間を要したため、予定していましたもうひとつの議題は来月に持ち越しとして、定例会を終了しました。
後の忘年会の配車計画や簡単な打ち合わせの後、ナシの会の一大イベント大忘年会へと移っていきました。
大忘年会の内容は、HP「大忘年会レポート」の方でお楽しみ下さい。
徳島市の養成講座が終了しました。
徳島市で、11月17日(火)から行われておりました、要約筆記者養成講座(応用課程)が12月8日に終了し、4名のみなさんに修了証書が渡されました。
昨年度基礎課程を受講され、今年度応用課程受講と2年間に渡り要約筆記の勉強をされ、今後ますます難聴者支援の活躍に期待が寄せられています。
受講生の中には、すでに基礎課程修了時から要約筆記や難聴者支援の活動をしている人もいて、和気藹々とした雰囲気の中で講座が進められてきました。
最後の講座では、「難聴者と共に社会参加することの大切さ」の講義があり、これからの難聴者との関わりについて配慮する事項や要約筆記者としての心構えのお話があり、全てのカリキュラムを終了しました。
閉講式では、残念ながら体調不良により出席出来なかった、何十年も前から難聴者の福祉向上の為にご活躍をされています山下マサ子氏から、受講生の皆様へお祝いのメッセージが披露されました。
山下氏からのメッセージ
皆さんこんにちは。思い出します。昨年の基礎講座を真剣な姿で終了されて、その後も努力を続けられ、更に今回の応用課程に挑戦してくださり種々の障魔を乗り越えられて、本日晴れの修了式をお迎えくださいました皆様誠におめでとうございます。
私達の夢にまで絵書いておりました念願を今、見事にかなえてくださいました皆様に、この喜びの感動は何ものにも例えようがございません。ただただ感謝しきりでございます。 お寒い中を本当にご苦労様でした。要約筆記者の皆様は、私達難聴者にとりましては、総て高価で入手できない宝石のような存在と尊敬いたしております。どうぞますます厳しい現実社会の中で平等参加を常時目指す難聴者の為に、実践活動にお励み頂き、ますます光り輝いてくださいませ。よろしくお願い致します。 尚、本日までの長期間に渡り、温かいご指導に当たって下さいました講師の皆様、本当にご苦労様で御座いました。末文となりましたが、昨年から惜しみないご協力を頂きました社会福祉協議会の方々、誠にありがとうございました。今後も尚よろしくお願い申し上げます。 誠に残念ながら、この晴れの式に不参加となりましたが、一言お祝いと共に感謝の言葉とさせて頂きます。ありがとうございました。 |
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11月21日、障害者交流プラザ3F、研修室1にてナシの会の11月定例会が行われました。
今回は、現在徳島市で行われています要約筆記者養成講座応用課程の受講生4名が実習の一環として参加していただけ、難聴者の隣で手書き等による要約筆記をして頂けました。
会の進行は、次第に沿って行われました。
先ず、一ヶ月間の出来事報告では、東京までシルバー割引で1万円弱で行く事ができ嬉しい反面、複雑な心境でもあるお話や、嫁姑の問題も孫のお陰で事なきを得たお話、4名で宿泊付きの研修会に参加をして、周りはお腹を壊したが自分は何ともなかった、聴力検査で低音の聴力が低下しているので心配している、福祉大会が大成功して、要約筆記の大切さや素晴らしさが大勢の方々に認識された、ガラスが割られて大騒動になったお話、スポーツ大会で銀メダルを取った、差し歯が抜けた、同窓会に出席したら残念な事に23名の級友が他界をしており、その内の20名が男性だったとか色々な近況を報告いただけました。
定例会ではこの近況報告は恒例となっており、皆さんにも一番人気の時間となっています。
引き続き、実習生の実力検証(?)として、今皆さんからお話いただけた出来事の報告を、如何に正確に要約筆記できているのか?を、お一人お一人OHCでスクリーンに映し出しながら、全員で見ていきました。中には「私そんな事言ってない!」とか「この実力なら即実践で大丈夫!」と言った声を聞きながら、和やかに実力を拝見させていただきました。
続いて、15日に行われました香川県難聴者協会との交流会の報告が行われました。今回の交流会は香川県でも大変好評で喜んで頂けている様で、今後も定期的な交流会が企画できればと思っています。報告の内容は、HPの「香川県難聴者協会との交流会」をご覧下さい。
休憩を挟み、ホテル・旅館への要望の発表が行われました。事前に「宿題」として皆さんには要望事項を紙に記入して頂き、提出して頂きました。その用紙をOHCで投影し、皆さんで検討を加えました。
「宿題を忘れた人は、廊下に立たす!」との脅しが功を奏し全員提出(笑)、色々なご意見を頂く事ができました。その中から代表的な意見を紹介します。
○難聴者対応のマニュアルを作って欲しい。
○部屋にFAXを設置し、連絡等有効利用して欲しい。
○難聴の度合いによって、決め細やかなサービスに心がけて欲しい。
○赤色回転等、振動端子等により災害時に備えて欲しい。
○ナースコールのような、難聴者側からの呼び出し装置を設置して欲しい。
○テレビの字幕が見えるようにして欲しい。
○背もたれが上がるベッド導入して、災害時や呼び出しに使って欲しい。
等等、色々なご意見が提出されました。
この内容は、後日旅館・ホテル業関係者の皆様へ提出したいと考えています。
引き続き「高齢者の難聴と補聴器について」という事で、中村耳鼻咽喉科クリニック院長中村克彦先生の講演会に参加をした会員より、「集音器は耳を傷める事がある」「相談は補聴器相談医を選んだほうが良いのでは?」等の報告がなされました。
最後に全員から本日の感想等をお聞きをして、閉会となりました。
11月15日
早朝5:00
カタカタとパソコンのキーボードを叩くntさんが居た・・・。
9:00
予定通りの時刻に交流プラザへ集合。そこで、Fe 会長の車に乗り、ナシの会のメンバー8名でドッグセンターへ向かう。
9:20
最初の交流場所である藍住町のボランティアドッグセンターに到着。
要約筆記者の皆さんも既に到着しており、あとは香川県からの到着を待つのみ・・・のはずだった。
しかし、香川県の方からはバスがまだ到着しておらず、高速道路のバス停留所での待ち合わせのトラブルなどあったようで、少し慌てるも程なくしてバスも無事到着。
香川県の難聴協会のS会長やナシの会Fe会長の挨拶の後、交流会の始まり。
(それにしても、香川県の皆さんは要約筆記者、子供達も含めて32名もの参加で多いこと多いこと!)
スタッフからの説明の後、実際の訓練を見学しました。
盲導犬は良く知られていますが、ここでは聴導犬と介助犬の育成、訓練をおこなっています。
ドッグが、スタッフと一緒に付いて歩き、その声に反応したり、ブザー音に反応したりなどの訓練の成果を見せて頂きました。
来客があり、チャイムがなった時にその音に反応して、聴覚障害者である飼い主に知らせてくれたり、携帯電話の音に反応したりなど、我々にとっても、非常に興味深い部分がたくさんありました。手話(サイン)などもいくつか覚えていて、ふせたり、立ち止まったりなどの動作も指示通りに出来ているのを見て「ボクよりかしこいな~」と言う人も。利口な犬の行動に皆さん感心していました。自分の家の犬も訓練により聴導犬になるのか、などいくつかの質問も経て終了。
香川の方も、藍染め体験ははじめてという人も多くいて、いい経験になったと言われました。
時間があれば、徳島の藍の歴史の展示など、ゆっくり見て回ってもらおうと思っていましたが、残念ながら時間なく、記念撮影をして終了。
そんな懸念もあったので、メニューを2~3種類に絞ってその中から選んでもらったらというアドバイスも事前に頂いていたのですが、ふたを開けてみれば「海鮮丼」「寿司定食」「天丼」「さしみ定食」「天ぷら定食」「唐揚げ定食」「寿司1貫」など出るわ出るわ・・・(笑)
実は前日に直接お店に行き、現時点での注文を連絡し人数や料理について最終確認を行っていたのですが、それでも不安になりこれは間違いなく、「誰が注文したかについてうまくいかずやばいな~」と感じ、食券を慌てて作り出したのです。
これが早朝5:00よりパソコン作業していた真相です・・・(笑)
(香川県の担当のUさんの方でも考えていたみたいで、事前に連絡をしていた訳でもないのに、同じような食券をつくっていたのには思わず、ふき出してしまいましたが・・・)
他にも大勢、お客さんがいらっしゃった関係もあり、到着後すぐに料理が並ぶといった訳にはいきませんでしたが、この際、魚大将の仲居にでもなったつもりで、頑張りました。
その甲斐あってか料理もおいしく、予定の時間には出ることができたのでよかったです。
13:40
阿波踊り会館到着
14時からの団体予約を既に入れていたので、スムーズにホールでの阿波踊り公演を楽しむことができました。男踊りや女踊りの説明や阿波踊りの歴史の説明が踊りの合間に入りましたが、事前に説明の用紙を頂いていたので、それも見てもらいながら、楽しんでいただきました。
最後には総出で踊り、楽しい思い出も出来ました。
以上すべての場所でバタバタとして、余裕を持ったスケジュールとは行かず、交流するには時間がなかったのですが、初めての合同行事にしてはうまくいったのではないかと思います。
今回、各所で立ち寄らせて頂いたスタッフの皆さん、香川県中途失聴難聴者協会の皆さん、要約筆記の皆さんお世話になりました。
また、当日は何かと至らない面もあったかと思いますが、皆さんのご協力のおかげで楽しく終えることが出来ました。ありがとうございました。
P.S.香川担当Uさんお疲れ様でした。また一緒に組んで何かやりましょうね。
平成21年度 徳島市民総合防災訓練(内町地区)に参加しました。
平成21年11月8日(日)徳島市内町小学校のグラウンド、体育館、校舎等を利用して、総合防災訓練が行われました。
ナシの会としては、2度目の防災訓練参加となりました。
訓練の内容は、8月に行われました応神町の訓練とほぼ同じ内容で、多くの市民の皆さんが真剣に取り組まれていました。
本会の参加者は、要約筆記者の皆さんに同行していただき、耳マークのゼッケンを付けて各訓練場での説明を聞きながら参加をさせて頂きました。
近くにいた参加者の皆さんから「あのマークは耳が不自由な人のマークなんやなぁ」「今回は耳が不自由な人も参加してくれとんやなぁ」など、色々な反応を聞く事ができました。
当初の目的のひとつでもあるように、耳マークの普及には成果が見られたと思います。
地道に普及活動を行う事により、市民の活動の中に、耳マークの掲示や難聴者の参加が普通に行われる事が定着して行けばと思います。
8月の応神町の参加では、色々な訓練会場を足早に見学して回った為、それぞれの概要しか理解できませんでしたが、今回は応急処置の訓練に時間をかけ、ゆっくりと見学した為内容が良く理解でき、大変有意義でした。
AEDの操作の仕方も丁寧に説明され、正常に動いている心臓や、止まってしまった心臓の場合、AED自体が状況を測定して、作動しない事を初めて知る事ができました。「正常な心臓に、もし間違ってAEDを使ってしまったら、余計に悪いのでは?」の心配には、本体が動作しないと言う答えです。
医師によるトリアージ(負傷者の重傷度による順位付)も、負傷者役の市民の皆さんの迫真の演技で、臨場感溢れた訓練となり、皆さん真剣に取り組んでおられました。
骨折や止血の応急処置法も医師の指導のもと、参加者全員で三角巾を使った実習が行われ、状況に合わせた処置方法が勉強されました。
実際の災害時には、難聴者を含めた障害者、高齢者等は更に不利な状況に立たされる懸念があります。最低限の身を守る方法を身に付け、災害弱者の効果的な支援方法を難聴者側からもアピールする必要性を感じました。
ショッピング施設 | |
1.質問しても分からない2.品物を返品する際に通じなくて困った3.商品の説明が分からない4.金額を言われても分からない5.店員から話しかけられても分からない |
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文化・教養・娯楽施設 | |
1.場内放送が聞こえない2.仲間とはぐれると連絡がつかない3.係員の説明が分からないから面白くない4.係員に筆談してもらえない5.設備や建物の案内表示が分りにくい6.非常警報が分からない7.館内の案内図がどこにあるか分りにくい8前売り券や予約券を取りにくい9 混んだエレベーター内で利用階を伝えられない10.サービスを十分に受けられない11.電光掲示板が少ない12.公衆ファックスがない13.エレベーターが途中で止まって、1人だけの時は外との連絡が取れない14.エレベーターの定員オーバーの音が聞こえない |
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宿泊施設 | |
1.緊急時に放送が聞こえない2.部屋の電話が使えない3.ノックされても聞こえないので分からない4.緊急時の避難に不安を感じる5.モーニングコールが頼めない6.問い合わせ、予約、キャンセルの時に困 る7.目覚まし時計が聞こえない8.ルームサービスが頼みにくい |
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レストラン | |
1.店員の説明や質問が分からない2.食事を持ってきた時に言っていることが分か らない3.注文の時に通じない4.注文したものと出てきたものが違うときに不 満が言えない5.筆談を嫌がられることがある6.なかなか店員を呼ぶことができない7.店内での放送が分からない8.メニューが文字ばかりで分かりにくい9.メニューの内容を店員に質問できない10.ドライブスルーでマイクでの注文が出来ない |
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交通機関 | |
1.ホームや車内のアナウンス、緊急時の 放送等が聞こえない2.初めてのところ、不慣れなところでは停 車駅が分からない3.ダイヤが乱れた時に分からない4.駅員の説明が分からない5.いつも周囲に注意を払っているので疲 れる6.出発のベルが分からないので扉に挟ま れることがある7.乗り換えの時に、次に乗るのがどの電 車か分からないが、 聞けない8.補聴器に雑音が入り、うるさい9.電車内にファックスがない10. 電車が突然停車した、など緊急事態の時に理由がわからずに不安12.車内放送が聞こえずに不便 |
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銀行 郵便局 | |
1.名前を呼ばれても聞こえない2.窓口の人の説明や質問が分からない3.表示が少ないので、どの窓口に行けば良い か分からない4. 「聞こえない」というと大声で話されプライバ シーがなくなる5. 混み合っているときに、こちらが聴覚障害者 であることを無視して、一方的に話してくる6.電光掲示板が設置されていない場合は特 に困る |
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病 院 | |
1.名前を呼ばれても分からない2.受付の人の説明や質問が分からない3.耳マークを張っていても気づかない4.自分の名前を呼ばれるのを、職員の口の動きを見ながら待っているのは疲れる5.順番を後回しにされる診 察1.医師や看護師の説明や質問が分からない2.医師や看護師が後ろ向きやマスクをした状態で話されても、口の動きが分からないので困る。3.自分の症状をうまく伝えられない4.医者が筆記を嫌がる5. 医者の文章が分りにくい6.医者が病状を詳しく説明してくれない7.入院しているときも呼び出しベル(ナースコールなど)を押してもインターホンでの返事が聞こえない |
「こんな時に困った」という情報をお寄せ下さい。
難聴者の福祉向上やバリアフリーのために活用させて頂きます。
どんな時に困ったと感じましたか?コメントに書いてくださいね。
難聴者と支援者の会のメンバーでもあるSさんのご努力で、JA徳島支所の窓口受付に耳マークを設置することができました。
今までも聞こえの悪い方には、「指差しシート」や筆談等で丁寧に対応されていましたが、今回の耳マーク設置により、より積極的な難聴者に対する配慮や支援が明確になったと思います。
会員のSさんが、耳マーク設置の意義を上司にお話頂いたところ、直ぐにご理解を頂け、今回の設置となりました。
高齢化を向かえた現在、年齢による難聴の方も少なくないと思います。
今回、耳マークを設置して頂く事により、難聴を含む障害者や、高齢者に優しいJA徳島支所と感じる事ができました。
会員のSさんをはじめ、JA徳島支所の皆さん、ご理解とご協力をありがとうございました。