第6回 耳の日福祉大会が開催されました。

20110313平成23年3月13日(日) 徳島県立障害者交流プラザ3Fに研修室におきまして、第6回 耳の日福祉大会が開催されました。
第1部としまして、開会式に引き続き、基調講演、地デジの説明会がありました。

基調講演では、全通研理事の橋本博行氏による講演が行われ、聴覚障害者制度改革について、詳しいお話がありました。

現行の、聴覚障害者にとって決して有効とは言えない制度を、みんなの力を合わせて署名活動を繰り広げて、有効な制度を作るためのバックアップをして欲しいとのお話がありました。

午後からの第2部では、「当事者の声を聞こう」というコーナーでは、ナシの会のメンバーふたりが、難聴当事者として、人工内耳当事者としてのお話しをして頂け、参加した皆様に、それぞれの立場でのお話しをして頂け、理解を促す事が出来ました。

その後、分散会に別れ、ナシの会、人工内耳友の会・徳島、徳島県聴覚障害児・者を持つ親の会、NPO法人文字情報支援ひこばえの4団体が、難聴者関係の分散会開催し、DVD「幸子」を観賞後、話し合いを持ちました。

その後「全大会」が行われ、それぞれの分散会の報告があり、ナシの会が含まれた②分散会からは、パンフ頒布、署名活動に力を合わせて取り組む内容の報告がなされました。

今までの耳の日福祉大会は、聴覚障害者福祉協会が中心となって、聾者及び手話通訳者のみで開催をされていましたが、今回は難聴者関係4団体、盲聾者関係も加わり、9団体で開催をする事ができました。

ナシの会も紹介展示をはじめ、運営にも積極的に参加をし、充実した内容の耳の日福祉大会を成功さす事ができ、3月3日の「耳の日の啓発活動」に引き続き、聴覚障害者理解の為の啓発活動ができました。

この記事に「いいね!」をお願いします。

平成22年度「とくしまユニバーサルデザインによるまちづくり賞」
を受賞しました。

20110309徳島県が募集をしていました、「とくしまユニバーサルデザインによるまちづくり賞」の「意識づくり部門」に、

○ 耳マークの啓発と普及
○ 要約筆記者通訳者の養成へのお手伝い
○ 演劇による難聴者理解

の内容において、エントリーをしていましたが、選考の結果、県内で活動中の2団体の中に選ばれ、表彰される事になりました。

平成23年3月9日に表彰式が行われ、ナシの会の会員さんとひこばえの要約筆記者で、表彰式に行ってきました。

表彰状は、徳島県庁10階大会議室で行われ、徳島県知事飯泉嘉門氏から直接手渡され、ナシの会を代表して、長年に渡り耳マークの普及に努められています山下マサ子さんに受け取って頂きました。

表彰式の後に、とくしまユニバーサルデザイン県民会議が開催され、その会議の中でも会員による積極的な発言がなされ、難聴者理解へ向けたアピールが行われました。

その結果、当事者を含めた作業部会を出来るだけ早い時期に開催をする事となり、その会議の中でもナシの会の意見を積極的に発言をして行きたいと思います。

20110309_1

2 人の方がいいねを押してくれました。

耳の日のキャンペーン活動

H23年3月3日

20110303ナシの会では、毎年恒例になっています、3月3日耳の日のキャンペーン活動を徳島駅前で行いました。

今年は、ナシの会の他に、難聴児・者を持つ親の会、いつも要約筆記でお世話になっています「ひこばえ」、人工内耳友の会、聾協会、聴覚障害者福祉協会、手話通訳者関係と、数多くの団体が参加をして頂け、最終的には総数40名近くでキャンペーン活動を行う事ができました。

難聴者関係の団体は、「耳マーク」の普及を中心に、聾関係の方は13日に行われます「福祉大会」のご案内と、署名活動を中心に啓発活動を行いました。

一昨年、300枚のチラシから耳の日の啓発活動を始めましたが、その時はどうにか配布をし終え、昨年は「親の会」と合同でキャンペーンを行う事になり500枚に追加。当日結構配布し終えるのに大変だった事から、今年も500枚の予定にしていましたが、参加人数が当初考えていた2倍以上と多数になったため短時間で配布を終え、最後は署名活動だけになってしまいました。

聴覚障害に関しての活動を、難聴者、聾者、通訳者、支援者が一堂に会して取り組むのは県内では初めての事と思います。

今後は、それぞれの活動を行いながらも、聴覚障害と言う大きなカテゴリーで一緒に活動ができる計画も進めて行きたいと考えています。

次回は、3月13日に障害者交流プラザで行われます福祉大会を皆さんの協力で良い大会にしたいと思っています

20110303_1

この記事に「いいね!」をお願いします。

「幸子」優秀賞受賞

20101211

平成22年度、ふれあい人権劇発表会に応募をしてありました、ナシの会製作の「幸子」が、優秀作品賞に選ばれ、表彰式が12月11日に文化の森21世紀館イベントホールで行われました。

20点を超える応募作品があり、その中から、最優秀作品1点、優秀作品5点が選ばれ、優秀作品は5分のダイジェスト版DVDが放映され、最優秀作品は、劇が公演されました。(最優秀賞は、川内北小学校の作品)

川内北小学校の作品と「幸子」は、共に審査員投票が満票で、決選投票の結果、残念ながら最優秀賞は逃しましたが、審査委員長の浅香寿穂先生からは、このまま教材として使えると非常に高い評価を頂きました

1人の方がいいねを押してくれました。

幸子・字幕付け奮闘記!

「DVD」に字幕を付けてみる・・・・、皆さん、止めた方が良いですよ!ホント大変です!どれくらい大変かと言えば、昼食にラーメン大とチャーハン大盛、餃子2人前を食べた後、デザートに杏仁豆腐を食べるくらい大変です。
DVDに字幕を付けてみようと思っている人!、市販のソフトを買って付けてください。

 1~2万円で買えると思います、そちらの方が絶対お勧めです!間違っても私のように、「無料で字幕」など、恐ろしい事を考えないようにしてください。

 こんな前振りから入りましたが、本当に大変です。いつも情報保障をしてくれています「ひこばえ」さんは、字幕付けもして頂けていますが、皆さんには想像もつかない大変な作業で字幕を付けて頂いている事が、今回骨身にしみました。本当にありがとうございます。

 「幸子」のDVDが出来上がったのが11月1日、当初の予定通り人権劇の応募作品とするために残された時間は10日余り、ここから字幕付けとの死闘が始まりました。

 頭の中のイメージは完璧に出来上がっていました。DVD製作所に無理を言って、一枚だけプロテクトのかかっていないDVDをもらいましたので、これを読み込んで、パソコンに、もれなくついている、ムービーメーカーを使用して、字幕を付けて、ハイ完成!

イメージは完璧だったのです!!

 作業開始!、まずプロテクトのかかっていないDVDのデータを、ムービーメーカーに取り込んでと・・・・、あっ、あれ~、エラーになるやん、なんでやねん!
はっは~、DVDの入れ方が悪いな!、取り出してもう一度そ~と入れてみて・・・、やっぱりあかんやん!!

ここから二日、試行錯誤の連続!でも解消できず、取り込めません・・・!
(締め切り最後と言われる日まで、後8日・・・)「宇宙戦艦 ヤマト風」

困った!

 まず、どうにかして提出できる物を作らなければ・・・、おおっ!そういえば君は大阪の運送会社にいたと言ったね・・・、あっ、これ台詞や・・・、おおっ!そういえば昔「青春リアル」に字幕つけたことがあったわ!!

 確か、一度ビデオテープに録画して、それをキャプチャしてPCに取り込んで、ムービーメーカーで字幕を付けてと・・・、快調快調。

3日かかりましたが、無事字幕付けに成功! めでたしめでたし!

 ん・・・、でも何か違う!したかったんは、DVDから直接字幕を付ける事で、一度ビデオテープにダビングして付けるのは、どう考えても邪道!!

更なる死闘が続く事になりました。
(締め切り最後と言われる日まで、後5日・・・)「宇宙戦艦 ヤマト風」

どうしたらDVDをパソコンに取り込めるの!!
無料のフリーソフトをあれやこれやダウンロードして、試しているうちに、パワーディレクターと言うフリーソフトが使える事を発見。

早速ダウンロードして、幸子をAVI形式で取り込んでみたところ、快調快調。

しかし、動画は取り込むのに時間がかかりますなぁ・・・。
約2時間待って無事取り込み成功!試しに再生をしてみる・・・。

 あれ~。最初5秒ほど「これは体験版フリーソフトです」みたいな案内が入っています。
消せない・・・。さすがこれを消すのはあきらめて、最初の5秒を編集でカット。

後はひたすら、せりふに合わせて字幕を挿入していく作業、ひたすらひたすら。

 全部字幕が入った所で、一度字幕入りDVDとして記憶。本来はこの作業で終了ですが、幸子の場合、最後に2箇所「今度の休み映画見に行かない」と「ホラーは嫌よ(ハートマーク)」が入る為、もう一度字幕付け作業があります。
 字幕の付いたDVDに、字幕を付けるといった感じです。二つの字幕は一瞬で入りますが、それを記憶さす為に、また2時間待つことになります・・・。(動画は長い!)

つっ、遂に完成~!!
(締め切り最後と言われる日まで、後3日・・・)「宇宙戦艦 ヤマト風」

ここで、DVDを応募(県庁へ持ち込み)
やれやれやっと終わったわ!

 どれどれ、ちょっと見てみよや・・・、うむうむいい感じ・・・・かぁ~。
何かちょっと字幕の感じが違うよなぁ~、普通はもうちょっと画面の下にあるような気がするし・・・、画面が明るい時は字幕が読みづらいし・・・。
でも、提出もしたし、まぁっ、ええか!!

 ん・・・、ちょっと調べてみよや。「ムービーメーカー 字幕」yahooで検索。
ええっ~!!見つけた!!

 ムービーメーカーのプログラムを書き換えて、字幕を付ける方法があるやん!!
どれどれ・・・、さっぱり分からんわ!なんなんこのプログラムは・・・。

 しゃぁない、とりあえずこの通り書き換えたろ・・・。よしよしできた。
ムービーメーカー立ち上げ、字幕づけ・・・。

おおっつ・・・、これよこれ!したかったんはこれよこれ!

止めときゃいいのに、ここから再び全部の字幕付けが再開!ひたすらひたすら、こつこつ、こつこつ。

でっきたぁ~!!かんせ~い!!
再生!!  よしよし・・・。

ん・・・、字幕一段の時はばっちりやのに、2段になったらはみ出しとうやん・・。

ガクッ・・・、ブルータスお前もか!(訳分からん)
あぁ~あ、これもあかんのか・・・。

 プログラムを見ていると、なんだか数字が並んでいる・・・、この数字変えたらどうなるん? ちょっとかえたろや・・。
おうおう、ここの数字変えたら、こなんなるんか~、ここの数字は・・、ほう~・・・!

分かったぞ!!この数字は、字幕が出る幅を決めてて、この数字は字幕自体が出る位置を決めてるんやな・・・これは?
おう~!背景を黒のベタにするか、ベタ無しにするかで、位置や幅も変えれるんや!
と、言う事は、字幕が2段になってもはみ出さんようにする為には、この数字とこの数字を変更させて、ここの値も変えて・・・。

これでどうじゃ!!
いけるやないか!!  つっ、遂に念願の字幕ができた~!!

どうする!? 幸子に付けるか?
またあの長~い、長~い作業をするんか・・・・、せなしゃぁ無い!!
こつこつ、こつこつ、こつこつ・・・。

遂に完成!!バンザ~イ、バンザ~イ!

締め切り当日県庁にて。
「すみません、「幸子」このDVDと差し替えお願いします」
(締め切り最後と言われる日まで、後0日・・・)「宇宙戦艦 ヤマト風」

こんな感じで字幕を付けました。

 その後、本屋さんで¥1000のソフト付きの本を見つけ、現在はそのソフトでDVDを取り込んでいます。もちろん最初の「これは体験版フリーソフトです」は出てきません。
(このソフトも無料でダウンロードできるソフトですが、本を買った方が解説付きなので購入)

もしも皆さんが、「絶対に無料でDVDに字幕を付けたい」とお考えなら、ご連絡下さい。

① DVDをパソコンに取り込む方法
② ムービーメーカーを字幕対応に変更する方法及び字幕をつける方法
③ 出来上がったDVDを、一般家庭のDVDプレーヤーでも見えるDVDにする方法

なら、お教えできると思います。(それぞれ違うソフトを利用します)

1~2万の市販ソフトを買えば、上記の作業が一度にできると思います。お金のある人は、そちらがお薦めです。

どちらにせよ、字幕付け及び動画は時間がかかります。本当にひこばえさんには感謝感謝です!  

この記事に「いいね!」をお願いします。

徳島・岡山・香川 難聴者交流会 その後の悲劇

ntさんの場合・・・

交流会終了後、香川の3人と僕は琴平駅に降り、居酒屋で二次会を行いました。難聴者を取り巻く環境の改善や諸問題を熱く語らうべく、交流会第2弾を行いました。(ただ、呑み助が飲み足りないから飲みたかっただけ・・・?笑)

 久しぶりでありましたが、歳の差に関係なく話すことができました。難聴に関する話題はもちろん、世界情勢など幅広い分野でグローバルな話し合いができました・・・(ちょうど、この日この時間帯に北朝鮮の韓国へのミサイル発射問題でテレビは大騒ぎになっていました。)

 熱燗も入り、ちょっと、飲み過ぎでヤバいかな・・・と思いつつ、フラフラになりながら、店を出て、ラーメンでシメましたが、この辺りから記憶も定かではありません。ここからは曖昧な記憶のために憶測でしかありませんが。

なんとか汽車に乗ったのでしょう・・・
なんとか切符を買っていたのでしょう・・・

 今日の長く楽しい一日を終えた思い出などに浸りながら、ユラリユラリと汽車に揺れていたところ・・・!!!(「「「0」」」)急に気分が悪くなり、もどしそうになったのです。
 偶然にもちょうど停車駅で、扉が開いたところだったので、「オエエエエッツ・・・」ともどしてしまいました。(食事中の方、ごめんなさい!)車掌さんの介抱も受けつつ、「あ~ヤレヤレ」と少し落ち着きを取り戻したところで、ポケットを探ると・・・!!!

ない!(「0」!)

携帯電話がない!

「あれ?」と思い、いつも入れてあるポケットやらカバン、今日の催しで使ったかぶり物やらの袋を車内にひっくり返さんばかりの勢いでスミからスミまで見ましたが・・・「ない!」・・・ブルーな気分で駅を降り、眠りにつこうとしましたが、個人情報満載で携帯電話がなければ生きていけない世代の自分としては、「寝れない!」

早朝の5時に目が覚め、どうしようかと考えていました。

 夕べの記憶を辿り、まず「オエエエエッツ・・・」とやった時に胸ポケットから出た可能性があると思い、地元の駅で探してみることにしました。仕事に行く前に駅で事情を説明し、線路内を探していたら・・・

あった!!!・・・

オウ○ブツが!!!

 オウ○ブツはあれどもその周辺に携帯電話はあるはずもなく、通学でちょうど駅に降り立った多くの高校生の白いまなざしにじっと耐え、その周辺を探しました。間違いなく、ここにはないことを確認後、今度は携帯電話会社へ行き、電話の使用をストップしてもらう手続きに入りました。

 携帯電話の電源が入っている状態なら、GPS機能で探し出すことも可能だが、電源がはいっていない場合は無理だとのこと。(事件などのときは、警察の要請により電源が途切れるまでの履歴を見ることも出来るが、あくまで例外らしいです・・・)

 自分の携帯電話は案の定、電源が入っていない為、まさにお手上げで・・・
あとは、仕事が終わったら、速攻で琴平まで行き、前の日に行った居酒屋やラーメン屋をしらみつぶしに探し巡り、携帯電話のことを聞き込みするぐらいです。まあ、それも望み薄ですが・・・

数時間後・・・

 自宅より職場に連絡が入り、善通寺の警察から携帯電話を預かっているとの連絡があったとのこと。聞けば、親切な方が携帯電話を拾ってくれて善通寺の警察に届けてくれたそうだ。
数日後に郵送で送ってもらい、事なきを得ました。

 名前も分らずですが、携帯電話を拾って善通寺の警察に届けてくれた親切な方にこの場を借りて厚くお礼申し上げます。
ありがとうございました。

 また、阿波池田駅をはじめ関係各所の皆さん、ご迷惑をお掛けしました。

 流行を最先端に走る自分です。「げげげの・・・」ならぬ「ゲーゲーの・・・」僕でした。

また、自分も一歩間違ったら、いや五歩ぐらい間違ったら歌舞伎役者の○ビゾウさんに近づくので、お酒はホドホドにしなくちゃです。トホホ・・・(死語)

                                               第2弾終わり  

この記事に「いいね!」をお願いします。

徳島・岡山・香川 難聴者交流会が行われました。

20101120

交流会に参加したナシの会メンバー

今回は、倉敷の難聴協会と香川の難聴協会の交流会に乗っかるような形で参加させて頂きました。
自分を除くナシの会の8名は会長の運転する車により児島に到着しました。

自分は、土讃線で児島駅に早めに到着し、30分程でいつも見慣れた香川の協会のメンバーや倉敷の難聴協会の方達とも合流しました。

その後、会場にバスで移動しましたが、交流会まではまだ時間があり、周辺の散策に行く者や温泉に入る者さまざまでした。
ほどなくしてナシの会の皆も到着し、記念撮影をしたり、由加神社本宮に参拝に行きました。
お天気も良く、その神社からは金比羅山が見え、両参りをすることができ非常に幸運でした。

20101120_113時より交流会が始まりましたが、岡山・倉敷20名、香川19名、徳島9名で要約筆記者も含めれば総勢54名の大宴会さながらでした。
多くの皆さんの参加で、まさに、老若男女さまざまな方々との交流を行うことが出来ました。

久しぶりの再会であったり、自分と同じ様な聴力の難聴者、人工内耳の装用者など新しい出会いもあり、刺激を受けることができました。
僕も汽車で来ていたので、なんの心配をすることもなく気持ちよくお酒を飲んでいました・・・(それが後でエライことになるとはこのときは知る由もありませんでしたが。)

また、倉敷の難聴者協会の方で、背中に言葉を書いて当てるゲームを行いました。2文字や3文字の果物の名前などを背中に書いて端から端まで伝達して、最後の人が答えを言って、正解を当てるゲームです。

思うように伝えるのがなかなか難しく、中には最初の言葉が全然違った言葉に変わっているケースもありました。はじめの交流会の緊張がほぐれ、交流がさらに深まりました。皆でするゲームは楽しいものです。ナシの会でも参考になるなあと思いました。

引き続き、香川の協会の森田さんより、香川の地名にちなんだクイズがあり、県の鳥など、香川をもっと知ってもらおうというクイズでした。ただどちらも景品などがなかったのが残念でしたが・・・(笑)

その後は各協会の紹介の時間で、ナシの会からは我がFe会長脚本の「幸子」のDVDの紹介をし、倉敷・香川各協会へ配布させてもらったり、ナシの会の活動なども説明しました。

 そして、最後は・・・お決まりというか、恒例というか・・・(笑)、ただ、ナシの会にとっては恒例でも他の協会の皆さんにとっては、新鮮に映ったようで「徳島の催し物が一番盛り上がったよ。」とか「みんな阿波踊りが上手でした。」とか好評だったのが嬉しかったです。

最後は記念撮影をして別れましたが、どのような協会の性質であっても、会の一番の目的である難聴者同士の交流は、「ひとりぼっちの難聴者」をなくすことができるという意味で本当に価値があるものだと改めて感じました。

最後に、この交流会の開催にあたり、倉敷市中途失聴・難聴者協会の谷口会長、香川県中途失聴・難聴者協会の湯浅会長を始め、関係者の皆さんに大変お世話になり、この場をお借りして御礼を申し上げます。
ありがとうございました。

この記事に「いいね!」をお願いします。

演劇公演 「幸子」レポート

中途失聴者をテーマにした演劇     平成22年10月16日(土)アミコ シビックセンター4F
「幸子」公演が行われました 。

「幸子」のあらすじは省略し、芝居を見ているという前提でレポートを書きます。芝居を生で見た率直な感想と何日か経って感じた客観的な意見を併せて書いてみました。

まず、一つは難聴者の気持ちや心理、挙動が非常に良く表わされていることです。例えば、幸子が普通に話しているように見えるのに、工事の音が入れば、聞き取れない、悪口やオチや肝心なところが聞き取れていなかったりの部分はまさにその通りで、よく描かれていると思いました。

僕たちも肝心なところを聞き逃していることはよくあります。伝達事項などは神経を集中して「何時から?」「何日の予定?」「人数は?」と特によく聞こうとします。

20101016

ひこばえによる字幕の情報保障がついています。

しかし、幸子さんは劇中では、「えっ?」って聞き返すことが少なかったように思います。多分演出上や時間的な都合もあり、省略したのかもしれません。普段はもっと「えっ?」と言って、聞き返すことがあると思います。劇中の会話でも聞き取れているような流れの中で、実は、聞き取れていないことも多かったのではないかと想像します。話のおおまかな部分は大体予測がついても、細かい部分はどうしても聞き逃しが発生してしまいます。

また、二つめとして、まさに私たちが取り組んできたさまざまな問題や、これからも最優先にしていくべき課題が盛り込まれていたことです。あれだけの短い芝居の時間に、それらが盛り込まれていてビックリしました。

幸子さんの職場の環境が変わり、みんなが「耳マーク」に興味を示し始め、それを認知してもらい、やがて事業所の受け入れ態勢が整い「耳マーク」の設置に至る。使用する私たち難聴者にとっても心強いマーク。それが耳マークです。劇中で、水戸黄門の印籠のごとく、「この耳マークが目に入らぬかぁ~」なんて台詞がありましたが、もっともっと社会に広く認知されて欲しいですよね。

次に要約筆記の問題です。「話言葉の2割しか書けないので、頭の中で要約してまとめて書く」という説明は要約筆記の基礎知識として、初めて聞く人にもわかってもらえたと思います。しかし「要約筆記したものは記録として残してはいけない!」極端な例で、もし裁判資料に使用されたりした場合はどうなるのか?」「そうなれば、要約筆記者のなり手がいなくなる」この部分は日頃から要約筆記者との連携を密にしているものにしか分からない部分です。

その他、難聴者をはじめ、現在の社会を取り巻く障害者の状況などが厳しい目で描かれており、現実問題として社会に投げかけていくべきだろうと思いました。

昨年末の例会で「幸子」の脚本を初めてみせてもらった時に「難聴者の心理をうまく書いて、これはよく出来ているなぁ~」と感心しましたが、さらに今回、実際の演劇を見て「これはすごいぞ!」と感動。会長の演技力も「どんなだけ千両役者やねん!」と思わずツッコミを入れたくなるぐらいでした。とにかく感動と感動を繰り返して鳥肌が立ちました。すかさず、息子さん達に「お父さんは天才やなぁ~」と言ってしまいました。

僕をはじめ観劇した難聴者の皆さんがそれぞれ自分達の経験したことや現在の自分にあてはまる部分が多々あったのではないかと思います。

会長の挨拶の中で、脚本をまとめるにあたって、ナシの会の中で思ったことや感じたこと、皆さんから聞いたことょまとめたものだとの話がありましたが、本当に一人一人の思いをよく描いているなぁ~と思いました。

20101016_1
この度は”幸子”の公演へたくさんの方々に足を運んでいただき、本当にありがとうございました。

幸子役をさせていただいて、私自身も多くのことがとても勉強になりました。
中途失調、要約筆記、耳マークなど初めて聞く言葉や、聞いたことがあっても内容についてはほとんど知らない事が、台本には沢山盛り込まれていましたので、私も含め役者、スタッフ全員、まずそれらについて、作者のナシの会会長から教えていただくことから始めまりました。

演じる私達も難聴者の方々への理解の一歩が、そこから始まったように思います。この一歩を公演を観に来て下さる人達にも、経験していただけるよう、『幸子』を創っていったように感じます。

幸子役を演じるにあたっては、辛いことや悲しいことも沢山、経験してきたからこそ表現できる、明るく前向きな”幸子”像を自分なりに想像しつつ、難聴者の方々の気持ちを少しでも代弁できる”幸子”役でありたいと思いながら演じていました。

難聴者の皆様が、どう感じて、観て頂けるか、少々不安もありましたが、公演の感想等々の中で、幸子と自分を重ね合わせて観て下さった方もいらしたようで、少しでも、通じるところがあったかと思うと、とっても嬉しく思いました。

今回この『幸子』で、幸子役に出会えて、本当に素晴らしい経験ができたと思っていますし、私自身の大きな心の財産になりました。

ホームページの感想も、読ませていただき、皆さんの沢山のさまざまな感想から、私の方こそ、大きな感動をいたたき、本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。ありがとうございました。

公演は一度でしたが、幸子はDVDにもなります。もっと多くの方々に知っていただきたいという想いは、公演を終えた後、私の中でも大きくなっています!

『幸子』のDVDが、これから、難聴者の方々への理解や支援のお手伝いの一助となっていくことを心から期待しています!

最後になりましたが、公演は、観て頂く観客の皆さまがあってこそ、そのメッセージが大きな力を持って伝わっていくものだと思っています。

『幸子』を観に来て下さった皆様、気にかけて下さった全ての方々に心から感謝の気持ちをお伝え出来ればと思います。

本当にありがとうございました。

村田幸子役・・・・・・・・・増岡香織

他の皆さんからも続々と感想が届いています。

◆「幸子の劇は、耳が聞こえないと言うだけで、差別されて、見ていて、身につまされました。私は働いて来て、そういう経験はないので、最後の幸子の活躍はすごいです。聞こえなくても、書いてくれたら、わかるとゆうことが、始めて劇を見て大勢の皆さんに理解して、貰うことも大事だと思いました。難聴者に寄り添って考えて会長もすごいと思いました。素晴らしい劇を有難うございました。」

◆「幸子の劇とても感動しました。幸子さんが以前勤めていた運送会社さんがとっても協力的だったところが特によかったです。脚本もよくかけていてわかりやすかったです。」

◆「演劇の持つ魔力にガーン(-□-)とやられましたぁ~要約筆記講座開くより、ずっと分かりやすくインパクト大ですね。受け入れ側の反応もリアルに胸に詰まされました。悪役の緊張感が舞台を引き締めていたですね。影の主役です。それにしても会長の何でもモノにするすごさには脱帽です。幸子の続編、恋愛から結婚までのステージを期待します。」

◆「前にストーリーは聞いていましたが、今晩の劇を見ていて自分の事が映し出されている思いに引き込まれて、長らく忘れていた涙が込み上げてきました。どれだけ年数を経ても命にしみ込んだ悲しいかった事が、真にせまった演技に、より思いが新たに蘇りました。如何に会長の私達への思いやりと理解の心遣いが、深く人権の尊敬を貫かれておられるかを涙を流しながら感謝の思いで一杯でした。この劇は今回だけで終わらずあらゆる場所で再演を御願いしたいです。」

1人の方がいいねを押してくれました。

2010年8月定例会報告

8月21日(土)、障害者交流プラザで、ナシの会8月定例会が開催されました。

 定刻に始まった定例会は、恒例となりました「一か月の出来事」を皆さんからお一人ずつお話を伺う事になりました。

 今回は、7月31日~8月1日にかけて行われた「海女の家 一泊研修」の話題が数多くでて、楽しかったと好評でした。

一泊研修大変お世話になりました。日ごろゆっくり話す機会がないのでこの日を楽しみにしていました。
色んな情報が入るし皆さんあったかい人達で、一緒にいると楽しく過ごせました。
聞こえくても安心して参加できるナシの会本当にありがとう。 (参加者 H子さんより)
 

今回は、いつも要約筆記をして頂いています要約筆記者の息子さんお二人(いずれも大学生)も参加をしていただけ、いつもは聞く事のできない大学のお話なども聞けて、フレッシュ感満載でした。

 毎回、定例会のはじめにこの「一か月の出来事」をお聞きしています。当初は皆さんお話をするのが苦手なのでしょうか、20分もあれば全員からのお話を終了して、次の話題へと進んで行けたのですが、今回は皆さんのお話が終わったときには、すでに開始をして1時間20分が経過していました(どんだけみんな話し好きになったん!?って感じです)

やっと終わって(笑)・・・、休憩です。

 後半は、夕方から行われるビア・パーティーの事務連絡、配車計画が行われ、その後会員さんから「バス乗り場で困った事、その後の徳島市の対応」について、問題提起がされました。

バス乗り場で困った事の内容は次の通りです。

 徳島駅前の市バス乗り場で、混雑する時間帯、バス停のスペースの関係で、バスが2列に駐車をします。その時、乗客に分かりにくいとの配慮で、運転手さんはわざわざバスから降りてきて、乗客のいるところで「○○行きです」と案内に来てくれるそうです・・・、しかしこれが難聴者には非常に困るというものです。少しでも良く聞こえるようにと、運転手さんは手をメガホンのようにして、行き先を告げてくれます、しかしこれでは口元が見えない・・・、そこで、徳島市の福祉課に相談したところ「案内所に申し出て下さい、そうすれば、バスが来たら案内します」との回答だったそうです。

 なぜ難聴者は、わざわざ申し出なければならないのか?聾唖者はどうするのか?運転手さんが降りてきて案内してくれる時に、行き先を書いたプラカードを持ってくれたら、それで全部クリアできるのではないか!!

 引き続きこの問題は、福祉課との課題となっていますので、進展がありましたら皆様にもお伝えしたいと思います。

 その他、現在行われています要約筆記者養成講座から講師依頼を受けた内容の確認や打ち合わせが行われ、定刻通り定例会を終了する事ができました。

この記事に「いいね!」をお願いします。

ビア・パーティー報告!

今年もやってしまった!! あの男もやってきた!!

夏恒例!H22年度

20100818恒例となりました8月、要約筆記者への感謝を込めたビア・パーティー!
今年も8月の定例会後、紺屋町の「ひいきや」というところで行われました。
幹事さんの配慮で、忘年会とビア・パーティーは毎回新しい場所で行われています。

6時開宴ですが、情報保障の準備があり5時30分入店。
会場が少しいびつな間取りのため、どこにスクリーンを置くのか?どこでPC入力をするのか? あれやこれやと相談をしながらセッティング完了。

今回の出席者は全員で17名、これも恒例になりました会費は「ナシの会ルール」、¥4000の飲み放題のコースで、余り飲まない人は¥3500、普通に飲む人は¥4000、好きなだけ飲む人は¥4500と、すべて自己申告制!!

これがいつも¥4000円平均で収まるので不思議!!もちろん今回も支払いには困りませんでした。

定刻の6時、会長の発声で「乾杯~」

3カ所のテーブルに別れていたので、最初はスロースタート・・・、アルコールがまわってくると心配ご無用、テーブルを入り乱れ話が盛り上がっていました。

一人会長のテーブルだけ、火が消えたような静かさ・・・、会長一人ぶつぶつ・・・
「何でやねん、なんで前に○○が座っとんじゃ!!、家と変わらんでぇ、ゆっくり飲めんぞ!!・・・」

お気の毒、これも会長の日頃の行いか!!

遅れる事20分、明日の要約筆記の打ち合わせに行かれていたメンバーが駆けつけてくれて、もう一度「乾杯~」

その時、あの男が動いた!!なにやら見た事のあるようなシールを持って!!
ナシの会宴会部長、ミスター タナ○! 万を期しての登場です!!

おやぁ~!今回はアシスタントと二人での登場か?・・・、

「定例会の報告」でも紹介をしましたが、今回は要約筆記者の息子さん2名も出席頂け、その内のお一人との、掛合漫才スタイルでの宴会進行です。

先ほど会ったばかりとは思えない、息のあった進行になかなかやるな~ぁ「腕上げたんとちゃうん!」

会長を見ると「何でやねん、なんで前に○○が・・・」  お気の毒・・・。

クイズを中心に余興が進められ、笑いの渦に巻き込まれていく・・・・、段々このあたりから怪しくなってきます。

ここで、めでたく中国から無事生還を果たした会長の小ネタです。(中国と言っても・・・島根とか鳥取の地方じゃなく、王(ワン)さんとか李(リーさん)の中国の国ね!)

会長の話はおおまかに、中国と日本の文化の違いに始まり、最近の中国のすさまじい勢いのGNPの伸び、また日本の電化製品を買い求める富裕層の中国人の話で、皆さん感心しながら耳を傾けています。

ところが知らぬ間に、なぜかトイレの話になり・・・トイレの前に立った男性の持ち物は○センチとか○メートルみたいな下ネタの話になったような記憶が・・・当然、強制終了となり、会長すごすごと退散で、シールをいっぱい貼られていました。(←この文章はおおまかどころかかなりの改ざんです(笑))

(正確には、トイレをする時、便器の前に立たなくて、汚れてきたら段々後ろから用を足すと言う話しです(会長怒)
とっちにしても、シール一杯じゃ(泣))

こうなれば、もう内閣支持率と同じです。下がったものを上げるのは難しく、ヒソヒソと、相方と相談し、「これはすべってるんとちゃうかァ?低空飛行やない・・・」「いやァ~大丈夫大丈夫。今から一気に盛り上がるでしょ!加速して宇
宙まで飛んでいく勢いでしょ!」
そんな会話を交わしながら自信満々に続きを始めます。

最近テレビで流行っている「良く分かる政治ニュース」ではありませんが、真面目な政治や日本史の問題を学生時代に戻ったつもりで解いていってもらいました。

政治の問題「衆議院と参議院の数は?」

ヤジ「そんなん皆知っとるちゅうに!そんなん当たり前やン!」

日本史の問題「徳川吉宗の改革とは?」

ヤジ「なんでそもそも、その問題やねん!なんでそんなん出題すんの?ミスタータナ○はそれ知っとん?」

ミスター タナ○「いやいや、訳あって本を読んでて・・・コンドコソ・・・いやいやナイショナイショ」

その合間に、それぞれの会員さんからのクイズをいれつつ・・・と考えていましたが、なかなかスムーズに行かず、それどころか・・・必要以上に、「おでこ」やら「ほっぺた」やら、いろんなところに貼られたシールだけが増えていきます。

そんなこんなやり取りの中で、これはそろそろ、いつもの「アレ」の出番やな・・・と密かに考えていました。もちろん「アレ」とは、ナシの会のメンバーなら一度は目にしたことがある「アレ」なのです。

今日は、若い新人もいるし、とりあえずこれでなんとかなるかなァ~と思って、出したところで・・・長尾先生・岸本先生のご到着です。
ここは一つ、空気が和むまで、この伝家の宝刀は温存しておいた方がよろしいな・・・と判断し、もうしばらく間をいれようかということになりました。

いつでも抜ける準備をしていた伝家の宝刀でしたが、今回はサヤに入れたままにしてしまいました。
いつかの為にまた懐にしまい込みました。(またみんなが忘れた頃に・・・出るかも!!!(その時までお楽しみに)

そんな楽しい夜も8時30分までで、2次会へ行く人は会長と共に、おとなしく帰る人はそのまま帰宅し、恒例の夏の宴が終わりました。(もちろん、ミスタータナ○はおとなしく帰りました。

宴会の度に、女性に抱きついただの?床で寝ていただの?ありもしない噂をたてられているようなので、しばしの間は、おとなしくおとなしく・・・(笑)ということだそうです。

要約筆記の皆さんには、日頃の感謝をしつつ、楽しんで頂けたでしょうか?
(それにしても、要約筆記者の息子さん2名とも、身長も高くて都会的で、賢くて、気遣いの出来るナイスな男前ですね・・・感心感心)

あっ!そういや、一つ最後に思い出した!三段とか八段とか腹がなんとかかんとか、言ってたなァ~そういや。
あの後、帰宅してこっぴどく怒られたんちゃうかなァ。ねェ~相方の○○くん・・・   終

(今回は前半会長、後半ミスタータナ○が書きました・・・、会長が酔って覚えていな~いなんて泣きが入ったのかは定かではありません)

この記事に「いいね!」をお願いします。