内町地区防災訓練に参加

平成21年度 徳島市民総合防災訓練(内町地区)に参加しました。

20091108_1平成21年11月8日(日)徳島市内町小学校のグラウンド、体育館、校舎等を利用して、総合防災訓練が行われました。
ナシの会としては、2度目の防災訓練参加となりました。
訓練の内容は、8月に行われました応神町の訓練とほぼ同じ内容で、多くの市民の皆さんが真剣に取り組まれていました。

本会の参加者は、要約筆記者の皆さんに同行していただき、耳マークのゼッケンを付けて各訓練場での説明を聞きながら参加をさせて頂きました。

近くにいた参加者の皆さんから「あのマークは耳が不自由な人のマークなんやなぁ」「今回は耳が不自由な人も参加してくれとんやなぁ」など、色々な反応を聞く事ができました。

当初の目的のひとつでもあるように、耳マークの普及には成果が見られたと思います。
地道に普及活動を行う事により、市民の活動の中に、耳マークの掲示や難聴者の参加が普通に行われる事が定着して行けばと思います。

8月の応神町の参加では、色々な訓練会場を足早に見学して回った為、それぞれの概要しか理解できませんでしたが、今回は応急処置の訓練に時間をかけ、ゆっくりと見学した為内容が良く理解でき、大変有意義でした。

AEDの操作の仕方も丁寧に説明され、正常に動いている心臓や、止まってしまった心臓の場合、AED自体が状況を測定して、作動しない事を初めて知る事ができました。「正常な心臓に、もし間違ってAEDを使ってしまったら、余計に悪いのでは?」の心配には、本体が動作しないと言う答えです。

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医師によるトリアージ(負傷者の重傷度による順位付)も、負傷者役の市民の皆さんの迫真の演技で、臨場感溢れた訓練となり、皆さん真剣に取り組んでおられました。
骨折や止血の応急処置法も医師の指導のもと、参加者全員で三角巾を使った実習が行われ、状況に合わせた処置方法が勉強されました。

実際の災害時には、難聴者を含めた障害者、高齢者等は更に不利な状況に立たされる懸念があります。最低限の身を守る方法を身に付け、災害弱者の効果的な支援方法を難聴者側からもアピールする必要性を感じました。

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