2009年11月定例会レポート

次第
○ 一ヶ月間の出来事報告
○ ちょと見せて、実習生の要約筆記
○ 香川県との交流会報告
○ ホテル・旅館への要望
○ 伝達講習「高齢者の難聴と補聴器」について

 

11月21日、障害者交流プラザ3F、研修室1にてナシの会の11月定例会が行われました。

 今回は、現在徳島市で行われています要約筆記者養成講座応用課程の受講生4名が実習の一環として参加していただけ、難聴者の隣で手書き等による要約筆記をして頂けました。

会の進行は、次第に沿って行われました。

 先ず、一ヶ月間の出来事報告では、東京までシルバー割引で1万円弱で行く事ができ嬉しい反面、複雑な心境でもあるお話や、嫁姑の問題も孫のお陰で事なきを得たお話、4名で宿泊付きの研修会に参加をして、周りはお腹を壊したが自分は何ともなかった、聴力検査で低音の聴力が低下しているので心配している、福祉大会が大成功して、要約筆記の大切さや素晴らしさが大勢の方々に認識された、ガラスが割られて大騒動になったお話、スポーツ大会で銀メダルを取った、差し歯が抜けた、同窓会に出席したら残念な事に23名の級友が他界をしており、その内の20名が男性だったとか色々な近況を報告いただけました。

 定例会ではこの近況報告は恒例となっており、皆さんにも一番人気の時間となっています。

 引き続き、実習生の実力検証(?)として、今皆さんからお話いただけた出来事の報告を、如何に正確に要約筆記できているのか?を、お一人お一人OHCでスクリーンに映し出しながら、全員で見ていきました。中には「私そんな事言ってない!」とか「この実力なら即実践で大丈夫!」と言った声を聞きながら、和やかに実力を拝見させていただきました。

 続いて、15日に行われました香川県難聴者協会との交流会の報告が行われました。今回の交流会は香川県でも大変好評で喜んで頂けている様で、今後も定期的な交流会が企画できればと思っています。報告の内容は、HPの「香川県難聴者協会との交流会」をご覧下さい。

 休憩を挟み、ホテル・旅館への要望の発表が行われました。事前に「宿題」として皆さんには要望事項を紙に記入して頂き、提出して頂きました。その用紙をOHCで投影し、皆さんで検討を加えました。
「宿題を忘れた人は、廊下に立たす!」との脅しが功を奏し全員提出(笑)、色々なご意見を頂く事ができました。その中から代表的な意見を紹介します。

○難聴者対応のマニュアルを作って欲しい。
○部屋にFAXを設置し、連絡等有効利用して欲しい。
○難聴の度合いによって、決め細やかなサービスに心がけて欲しい。
○赤色回転等、振動端子等により災害時に備えて欲しい。
○ナースコールのような、難聴者側からの呼び出し装置を設置して欲しい。
○テレビの字幕が見えるようにして欲しい。
○背もたれが上がるベッド導入して、災害時や呼び出しに使って欲しい。

等等、色々なご意見が提出されました。
この内容は、後日旅館・ホテル業関係者の皆様へ提出したいと考えています。

引き続き「高齢者の難聴と補聴器について」という事で、中村耳鼻咽喉科クリニック院長中村克彦先生の講演会に参加をした会員より、「集音器は耳を傷める事がある」「相談は補聴器相談医を選んだほうが良いのでは?」等の報告がなされました。

最後に全員から本日の感想等をお聞きをして、閉会となりました。

この記事に「いいね!」をお願いします。

コメントは受け付けていません。